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雑談三昧  作者: カトーSOS


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20/121

小説『うばっつ!』完結します。

「うばっつ!」という連載を、そろそろ終わらせようと思う。

始めたのは2021年11月8日だった。

最初はファーストシーズンとして12話。

離婚、退職、引退とも解放ともつかない話、そのまま文章にした。


その後、ウーバー配達員としての日常を書くようになり、題材は自然と「あるある」に寄っていった。

正直に言えば、この手の話は他にもたくさんある。

中年、ウーバー、生活、愚痴。


どれも珍しいものではない。自分で書いていても、そう思うことはあった。


それでも書き続けてきたのは、

これはネタではなく、「俺」の記録だと思っていたからである。


雑談三昧には、そういう話を書いておきたい。

いかんな、と思ったのだ。


「うばっつ!」を、自分で書いていて、普通に楽しかったのである。



主人公は、バツイチで、無職で、オタク。


世間的に見れば、いわゆる落伍者に分類されるのだろう。


だが本人は、まったく気にしていない。


それどころか、わりと楽しんでいる。


別に、そういう人物を書こうと狙ったわけではない。


書き始めたのは、病院の廊下で診察の順番を待っていたときだった。


なんとなくスマホを触って、なんとなく文章を書き始めただけだ。


途中で更新が止まった時期もあった。


だが、私の中では、物語は止まっていなかった。


セカンドシーズンでは、ウーバー配達員のあるあるネタが中心になった。

これはこれで、書いていて面白かった。


実体験をそのまま投げ込めばいいのだから、筆は進む。


ただ、同時に思ってもいた。


この手の話は、ほかの人もいくらでも書いている。


自分でなくても成立する話だ、と。


「うばっつ!」は、続けようと思えば、いくらでも続けられる。


ネタもある。時間も流れていく。


それでも今回、物語を閉じることにした。


この「うばっつ!」は、私にとって大切な作品だったからである。


楽しかったからこそ、終わらせることにした。


主人公である「俺」は、

たぶん今日も、どこかでアニメを見ているのだろう。


それが、この物語の終わり方だと思っている。


それでいい。





2026年1月7日から、「うばっつ!」のファイナルシーズンが始まる。

毎週火曜日更新。第10話から第27話まで。

完結は2025年3月11日の予定だ。

ウーバー配達員の話として読めば、特別なことは起きない。

劇的な成功も、大きな挫折もない。

淡々とした日常が続き、淡々と終わる。

だが、それでいいと思っている。

中年になってからの時間は、だいたいそんなふうに流れていく。

派手さはないが、確かに積み重なっていく。

「うばっつ!」は、ある中年ウーバー配達員の物語である。

同時に、何者でもない時間をどう過ごしたかの記録でもある。

雑談三昧に書くには、ちょうどいい終わり方だと思う。

最後まで、静かに付き合ってもらえたらありがたい。

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