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雑談三昧  作者: カトーSOS


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20/30

小説『うばっつ!』完結します。

「うばっつ!」という連載を、そろそろ終わらせようと思う。

始めたのは2021年11月8日だった。

最初はファーストシーズンとして12話。

離婚、退職、引退とも解放ともつかない話、そのまま文章にした。


その後、ウーバー配達員としての日常を書くようになり、題材は自然と「あるある」に寄っていった。

正直に言えば、この手の話は他にもたくさんある。

中年、ウーバー、生活、愚痴。


どれも珍しいものではない。自分で書いていても、そう思うことはあった。


それでも書き続けてきたのは、

これはネタではなく、「俺」の記録だと思っていたからである。


雑談三昧には、そういう話を書いておきたい。

いかんな、と思ったのだ。


「うばっつ!」を、自分で書いていて、普通に楽しかったのである。



主人公は、バツイチで、無職で、オタク。


世間的に見れば、いわゆる落伍者に分類されるのだろう。


だが本人は、まったく気にしていない。


それどころか、わりと楽しんでいる。


別に、そういう人物を書こうと狙ったわけではない。


書き始めたのは、病院の廊下で診察の順番を待っていたときだった。


なんとなくスマホを触って、なんとなく文章を書き始めただけだ。


途中で更新が止まった時期もあった。


だが、私の中では、物語は止まっていなかった。


セカンドシーズンでは、ウーバー配達員のあるあるネタが中心になった。

これはこれで、書いていて面白かった。


実体験をそのまま投げ込めばいいのだから、筆は進む。


ただ、同時に思ってもいた。


この手の話は、ほかの人もいくらでも書いている。


自分でなくても成立する話だ、と。


「うばっつ!」は、続けようと思えば、いくらでも続けられる。


ネタもある。時間も流れていく。


それでも今回、物語を閉じることにした。


この「うばっつ!」は、私にとって大切な作品だったからである。


楽しかったからこそ、終わらせることにした。


主人公である「俺」は、

たぶん今日も、どこかでアニメを見ているのだろう。


それが、この物語の終わり方だと思っている。


それでいい。





2026年1月7日から、「うばっつ!」のファイナルシーズンが始まる。

毎週火曜日更新。第10話から第27話まで。

完結は2025年3月11日の予定だ。

ウーバー配達員の話として読めば、特別なことは起きない。

劇的な成功も、大きな挫折もない。

淡々とした日常が続き、淡々と終わる。

だが、それでいいと思っている。

中年になってからの時間は、だいたいそんなふうに流れていく。

派手さはないが、確かに積み重なっていく。

「うばっつ!」は、ある中年ウーバー配達員の物語である。

同時に、何者でもない時間をどう過ごしたかの記録でもある。

雑談三昧に書くには、ちょうどいい終わり方だと思う。

最後まで、静かに付き合ってもらえたらありがたい。

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