表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

Prologue




私の名前は紅月 椛。


ただの高校生活を送る、女子高生だ。




私には、勉強の才能が全くと言っていいほど何も無い。


勉強自体が嫌いだし、どうしようもないのである。


だけど、そんな私にも誇れることはある。




それは、私がとても善行を積んでいることだ。

それだけは、胸を張って誇れる。






けど、この世界はそんなに甘くはない。




人を助けたところで、何にもならない。

確かに感謝はされるが、就職や学校で有利にならない。


別に見返りを求めている訳では無いが、

人間は、いや、この世界はお金が無いと生きられない。



人助けをしていても、勉強が出来なければなんにも、

利益なんて見込めるはずもないし、

人助けをしなくても頭がいい人の方が

稼ぎがいいなんてことはざらにある。





私は、才能も、努力も出来ない自分が大嫌いだ。



こんな自分、さっさと消えればいいのに。






そう思っても、私はまだ死なない。死ねない。

自殺しようとしても、怖くて辞めてしまう。




「、、この先、どうしようかな」




今、私は人生の岐路に立たされている。




今、私は高校二年生。


もう、進路を決めないといけない時期だ。


、、、


「、、、死にたい、」


そう呟いた瞬間



ドンッ



と音がして、自分の体が宙に浮かぶのを感じた。



あ、死ぬ、









グシャッ





ナニカが地面にたたきつけられた音が聞こえたのと同時に、私は意識を手放した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ