表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/65

最近身の回りが煩い

「では、話が大分遅れましたがオラクル領の商店街を案内いたしますわ!」

「そうなんです!バナナ補充するんです!」


 そう言えば、1度山を降りたのはそれが理由だったな。迂回しまくって危うく忘れるところだったよ。と言うことで商店街まで行きました。


「凄いんです!人が沢山いるんです!バナナ買いだめなんです!アゲちゃんも魔力ため放題です!」


 大量虐殺事件になるから止めて!なお、アゲちゃんは満腹なのか毎度恒例アマミちゃんの魔女帽子の上に止まっている。


「魔力がある私達の方がレアケースですわ。冒険者になる人には魔法が使えるからと言う理由の方がかなりいらっしゃいますので一見多そうに見えますが、全体から見たら魔術師になれる人たちは一握り程度ですわ。」


 とのことらしいので、アゲちゃんがここの人をターゲットにしたとしても殆どが魔力を吸うことができないらしい。流石に吸う意味がないやつを襲ったりしないだろ。


「何処から見て回るか今から楽しみですわ!折角ですのでお二人をデコれるお洋服を探したいですわ!」


 まてまておいおい!僕たちはシャロルさんの着せ替え人形じゃないぞ!なんかシャロルさんといると違う意味で振り回されて疲れるんだけど。


「バナナ100万本です!売っていなければミズハさんに噛み付くんです!」


 絶対噛み付かれるね!そんな売ってるわけないだろ!有っても買えるかそんな量!


「軽く見て回るだけにしよう?明日からまた任務だからゆっくりしたいし、第一僕たちお金あんまりないから。」

「大抵のものでしたら奢って差し上げますわ。その代わり魔女のことについて教えてくださいまし。」


 いやいや、魔女なんて僕だって良く分からないよ。第一、アマミちゃんが理解していないじゃん!


「とにかく先ずはアマミちゃんのバナナを買いに行こう。下山した目的を果たさないと。」

「そのように言われると明らかにイヤらしく聞こえますわ。」


 そう言うからどんどんR指定が上がっていくんだよ!流せるものは流してよ!


「買うんです!お金準備です!1000万本買うお金はありますか!」


 あるか!!バナナに1億G以上使う馬鹿はいないよ!ってか、また数増えてるし!


「果物でしたらフルーツ屋に行きますわ。こちらですわ。」


 とまあ、そんな感じでバナナを補充しに行きました。アマミちゃんが


「バナナ100万本欲しいんです!」


 って、店員に言うものだからびっくり仰天してたけど、色々誤魔化しまくって10房…まあ、50本ぐらい買い占めることになりました。それでも店員びっくりしてたけどね!


 更に買ったバナナを一瞬に異空間に突っ込むものだから見ていた店員やお客さんがあんぐりしていたけど気にしない。一部鼻血を出したり失神した人もいたけど結局アマミちゃんが回復魔法を放って終了なので一切素通りしました。魅力効果1.1倍は厄介だよね。


「ミズハさん?やはり気になりますわ。」

「どうかしたの?」

「アマミさんを見た方が急に鼻血を出したり倒れたりすることですわ。アマミさんが何かしているのですの?」

「アマミちゃんが着ている服には魅了効果がついているんだよ。そんな強くはないけど、耐性が薄いとこう言う現象が見られるんだ。もう慣れたものだし、重症化するとアマミちゃんが回復魔法を放ってくれるから放っといているけど。」

「そうですの。私個人的ですが、アマミさんに精神ダメージを食らって回復もアマミさんではかえって逆効果な気がしますわ。」


 あー、言われてみれば。でもまあアマミちゃんが回復するのって肉体的ダメージ化した場合だし、一瞬過ぎて誰が治療したのかも分からないと思うけどね。


「そうですわ!私がここまでアマミさんに依存しているのもその魅了効果の仕業ですわ!これはアマミさんにお仕置きしなくてはいけませんわ!ミズハさんはアマミさんにお仕置きするときはどの様にしていらっしゃるのですの?」

「え…う、うーん。あまり文句言わないことにしているからね。強いてあるなら擽ったりかな。アマミちゃん物理攻撃にも魔法攻撃にも滅茶苦茶強いけど擽りには弱いからね。」

「そ、そうなのですの…?!想像しただけでミズハさん羨ましすぎますわ!今度私にもやらしてくださいまし!」


 なんか趣旨変わってるぞ!なんかシャロルさんの欲望丸出しだな!と言うか、シャロルさんのアマミちゃんに対する執着心も前より強くなっていないか?!これも魅了効果がいけないのか?


「駄目なんです!喧嘩は止めるんです!」


 向こうの方でアマミちゃんの声が聞こえた件。シャロルさんと二人で話ながら歩いていたためアマミちゃんは一人で色々走り回っている。もはや何時もの事なので揉め事起こさない限り放って置いています。


「アマミさんの声ですわ!何かありましたの?」


 シャロルさんが走って声がした方に向かったので僕も追いかけます。あまり気にしていないけど嫌な気配がする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ