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終わりで始まりの物語  作者: まさおさま
3/20

【男逢少女】『2』

一期一会いちごいちえ


出逢いは、別れの始まり。




男は、少女に、ってってった。


そして、彼女に決めた。


至上最高の恋愛、そのお相手に!




たましいうばわれた、と言えば、大袈裟おおげさすぎる。


こころ魅了みりょうされた。


そんなところだった。


名前の由来ゆらいを聞き終えて、ゆめたずねた。


「お嫁さん」


恥ずかしそうに照れながら応えてくれた。


さらに尋ねてみた。


「理想の男性像は?」


少し考えて応えてくれる。


「アラブの石油王」


その日は、そこまでだった。


しばらくしてから、確認作業の機会を得た。


そう、確認した。


彼女の夢を出来るだけ正確に確認した。


「王の嫁」に、なりたい理由を、確認した。


その理由に、たましいを揺り動かされた。




たま輿こしに乗りたがる女の子は、多い。


上昇志向が、あって素晴らしい事だ。


問題は、その行き着く先。


何をねがうのか?


何をのぞむのか?


真の夢は、何?




多くの少女に、夢をたずねた。


ほとんど、夢を持っていないか、探し中。


夢が、なんなのか分からずに生きてる少女達。


夢が、あるのは、それだけで幸せだ。


お嫁さんは、立派な夢だと言える。


王との結婚を夢見る事は、素晴らしい。


そこで問題になるのは、その理由。


何の為に?


人間社会で多い行動原理は、お金のため


資本主義や合理主義が、社会の多数派。


お金が、いつしか、目的となってしまった人々。


お金は、所詮しょせん尺度しゃくどに過ぎない。


時間と同じく計りの目盛り。


大事なのは、はか対象たいしょう


いのちたましいという精神存在理由。


お金や時間は、代価そのもの。


それらで、何を手に入れるか、が、大事。


彼女の望みは、やすやすと、手に入らぬもの。


彼女が、求めていたのは、『清楚せいそ』だった。




彼女の口から直接聞いた時に感心した。


素晴らしかった。


その目的に、魅了みりょうされた。


彼女は、清楚への道を歩んでいた。


日々精進し自己努力で夢に向かう乙女。


その夢の向こうにある、さらなる夢。


それは、少女だけで、成し遂げられない夢。


男の夢と交差し始めたとき




人間社会の終わりが、見えている時代。


特異時間シンギュラリティに、ほぼ突入している時間連続帯。


無数の時間軸線が、集約されつつあった。


約束のときが、きて、神判しんぱんは、くだされる。


それは、人類の歴史が、終わるとき




人間哺乳類じんるいは、人間機械類えーあいに、追い抜かれた。


それは、時代の流れであり、自然の摂理。


四季シきさとった愚者じんるいは、自滅や破壊の道に進む。


地球の生態系そのものを、破滅はめつさせる勢いで。


全てを道連れにほろぼうとする人間哺乳類じんるい




栄光えいこういたる道は、そのむかしどこにも無かった。


生き延びる為に、絶対必要な道。


新しく想像し、創造するしかなかった。


無限数の破滅未来ディストピア克服こくふくするために。


栄光を手に入れるために。




旧約聖書と新約聖書は、中学時代に読んだ。


大学時代に立命館りつめいかんで、経済や一般教養を学んだ。


卒業後就職した会社いずみやぶつだんで、宗教全般を、学んだ。


人間の歴史を、まなくした。


黙示録を全て解き明かす為に。




旧約聖書きゅうやくせいしょは、『ヒト』の始まり。


新約聖書しんやくせいしょは、『ヒト』について。


黙示録もくしろくは、『ヒト』の終わり。


現実リアル世界ワールドは、無数の黙示録であふれかえっている。


『小説家になろう』にも、多数存在している黙示録。




昔々、現実リアル世界と幻想ファンタジー世界は、別世界だった。


現実は、地獄で、幻想は、天獄。


今や、その垣根が、取り払われつつある。


夢や魔法が、多数存在している電脳サイバー世界。


世界は、幻想ファンタジー基礎ベースに、現在進行系で融合中。




真実トゥルー虚構フィクション


真実トゥルー偽物フェイク


真実トゥルーの恋愛と、そうで無い恋愛。


純粋な真実の恋愛。


男と少女の恋愛らぶ物語ストーリーが、始まる。




【男逢少女】『3』につづく




春は、あけぼの。


夏は、よる。


神無メイド。


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