番外編 踊り子に対する周囲の気持ち♪
「」が建前『』が本音です。
勇者一行を取材しましたところ、こうなりました。
戦士
「最初は可愛かった」
『がっかり』
武道家(女
「最初は嫌いでした。でも今は親友」
『私が引き立つから好き』
魔導師
「ちやほやし過ぎた」
『あれは踊りじゃない』
僧侶
「それでも……人間……だから」
『なんだよあれもう見てられないよ。見難い見難い、醜いよ!』
盗賊
「隠密には向かない」
『て言うか自分で歩け』
遊び人
「割りと気が合う」
『心の優しさアピールにうってつけ』
商人
「あの踊りではお金にならない」
『あの踊りではお金にならない』
魔法剣士
「頼むから自分で歩行してくれ」
『自分で歩けボケ!』
魔物使い
「本気で鞭を打ちたくなる」
『実は何回か打ったことがある。その時はもう豚だと思っていた』
勇者
「……足手纏い」
『ふざけんなふざけんな本当足手纏い、なんなんガチでイラつく三秒後なんだけど絶命しろとか思っても絶命したらしたで棺桶が激重なんだよありえねぇよふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな!』
大半が「痩せてくれ」と言うのに対し断固太ってないを貫き通す踊り子、ちょっと愛らしいと直ぐにワガママになるから困るみたいです。
どんな人でも二面性があるかと思いますが、協調性豊かな人は特に裏表が激しいように思われてなりません。自分の意見を殺し他人に同調する訳ですのでどうしても「偽る」を行使せねばなりませんので、仕方ない気が……。
一方で協調性零の方は素直である分反感を買いやすくボッチになりかねませんが「偽る」を極力避ける傾向にある気が……。
どちらがより良い人間なんでしょうね。
どちらにせよ「愛嬌」のある方が一番無敵な気がします。
「こっ、こいつ! 全然憎めへん!」そんな感じです。