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勇者の気持ち♪

 十八歳を迎えた僕は、突然お城へ呼び出された。


「お前は勇者の資質があるから、旅に出て魔王をやっつけて来てくれ」


 王様直々の勅命。


 いくら「いいえ」と答えても「そう言わずに頼む」の一点張りの王様である。


 五億四千三十二回ほど断ったてみたが、えっ? バカなの? と思うほど「そう言わずに頼む」と繰り返した。


 不思議な事に、この時は時間が進まないのである。

 おそらく王様は時間さえ操るほどの権威の持ち主なのだろう。


 渋々僕は「はい」と答えた。そもそも「はい」と「いいえ」しか選択肢がないのは如何なものかと思う。

 断れないなら選択肢を作るなよ……僕は神に少しだけ反発心が芽生えた。


「これで旅支度を」


 王様からお金を少しだけ頂きました。

 これから世界を救おうと言う者に対して、余りに少額の資金ではないか。

 余り期待されていないのか知らないけれど、資金がこれではヤル気もなくなろうものである。


 盛大に見送って頂けるのかと思っていたが、なんだか、さらっと旅にでる羽目になった。


 母にこの事を告げると「そうね。あなたもいい歳だから、体に気を付けて、行ってらっしゃい」と、これまたあっさり容認された。


 死なないとでも思っているのだろか?

 これから魔獣どもと死闘を繰り広げる展開が容易に想像出来ようものなのだが、母は僕をそれほど引き止める事なく送り出した。


 山を越え谷を越え、ある時僕は気が付いた。


 勇者の資質ってなんだよ!!!

勇者の資質ってなんでしょうね?

作者は、無口である事、だと思います。


各所の国々で、勇者は生まれては――消えています。


世間の風潮に負けるなよ! 勇者!

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