そのダサさで世界を変えろ
諦めたふりをした方がカッコつくから
綺麗事を信じ続けるのはしんどくて
足掻き続けるのはダサいから
「しょうがないよ」が口癖になった
まあ難しい問題だよねって
単純なことをわざと複雑にして
信じることの為に戦うことを避けた
へらへらと作り笑いをした
それでもあの日
夜明けを待つ人たちの歌を聴いた
信じ続ける人たちは
もがき続ける人たちは
理不尽を「しょうがない」で片付けたりしなかった
歌う彼が
歌う彼女が
世界を諦めないと宣戦布告する
批判されようと馬鹿にされようが
決して彼らは逃げたりしなかった
泣きたくなった
大声で叫びたくなった
本当は僕も諦めたくないよ、何もかもを
世界も、誰かのことも、僕自身のことを
信じていたいよ、期待していたい
諦観をぶっ壊して足掻いてもがいて
最高にダサく生きていきたい
信じ続ける強さを手に入れたいから
音痴でも構わないから歌え
ちっぽけなこのステージはずっと
僕を待っていた気がした