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はじまり
あれは6年前の夏の夜…
鈴虫の鳴き声が聞こえる夏の夜、小学校の前に3人の子ども達が居た。
髪の毛をツインテールにしているその中で唯一の女の子の里奈が口を開いた。
「いよいよこの日が来たわね。」
「ねぇ、やっぱりやめない?何だか嫌な気配するし…」
と僕が言うと。
僕と里奈の幼なじみの真斗が
「全く雁夜は怖がりだなー」
「そんなんじゃないんだってばー」
「ここまで来たなら行くしかないじゃない。」
「もーだから」横を向くと
「うわぁぁぁ」里奈が懐中電灯で自分の顔を照らしながら僕を脅かして来たため、僕は大嫌いな虫を見てしまった時のような悲鳴をあげてしまった。
「ぷっ、あははははは」
「もーそんなに笑うことない無いじゃんか」
僕は少し頬を膨らませながら里奈に言うと。
「だって、懐中電灯で照らしただけでそんな悲鳴あげるんだもん。」
里奈が少し笑い気味に言うと
「さっ、中に早く入らないと警備の人の巡回が始まるぜ」
と真斗が言うと
「そんな事分かってるって、それじゃあ行くわよ。」
と里奈が言って、僕と真斗は里奈について行きながら校舎の中へと入っていった。




