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1 覇王の紋章の説明と、一方その頃マンヒパーティは①


4 覇王の紋章の説明と、一方その頃マンヒパーティは①




「くそ!まったく攻撃がが当たらねぇじゃねぇか!どうなってんだよ!ノーノ!」


 マンヒの叫び声が竜の洞窟に響き渡る。


 マンヒ達が探索を始めてすぐに、異変は起こった。


 モンスターに遭遇し、いつものように戦っているのだが……。


「ちょっと怒んないでよマンヒ様、一生懸命やってんじゃんか!」

 

「今まで簡単に倒せてたモンスターなのに、どうなってんだよ!おいセニアちゃんと守れ!」


 マンヒは探索を開始してから叫びっ放しである。


「はいマンヒ様!」


 セニアが前線に行き盾を構えた。


 手の平大のスライムの体当たりを防御する。


「くそ、役立たずどもが……チッ」


 マンヒが舌打ちしていると、ノーノが盾の後ろから飛び蹴りを放った。


「ああっ!?」


 しかし、またも攻撃は当たらない。


 逆に、スライムの体当たり攻撃がノーノに当たる。


「きゃああああ!」


「ノーノ!」


 セミアが倒れるノーノの元へ駆け寄る。


「マンヒ様、助けて!」


「チッ、しょうがねぇなぁ!」


 マンヒが飛び出し、スライムの注意を引く。


「おかしいわ、手の平大の大きさのスライムなのにっ!?」


「ごちゃごちゃ言ってないで、お前も魔法を当てろよ、レイ!」


「ご、ごめんなさいっマンヒ様!今やるからっ!」


 レイがホラノー(火球魔法)の魔法を唱え始める。


 のんきにポヨポヨして、上目遣いでマンヒを見ているスライムに狙いをすまし、


「当たれ、ホラノー!」


 構えた杖の先から、人の頭ほどの火の玉がスライムの横っ面に飛んでいく。


 スライムがびっくりして、その火の玉を避けた。


「たくっ何やってんだよ馬鹿っ!」


「ごめんなさいっ!」


「んっ?」


 マンヒはその時、避けたスライムがこけているの気が付く。


「もらった!隙だらけだ!」


 飛び出し、斬りかかった。


 スライムを両断する。


「よし!やった!」


 しかしスライムは何事もないように動き、二つの体がすぐにくっつき元通りになる。


「くそっ!またかよっ!いい加減にしろよ!」


 マンヒが力任せに斬りつけた。


 しかし剣が洞窟の岩肌に引っ掛かってしまう。


「あっしまったっ」


 スライムはこけた痛みに泣いてしまい、どこかへと行ってしまった。


「くそ、逃がしたか……みんな。もう大丈夫だ。モンスターは俺にビビって逃げていった」


「さっすがビビア様」


「私たちのリーダーはさすがだな」


「えっ、今のは、違うんじゃ……」


「なんだレイ、何か言ったか」


「……いえ、何も……」


「ふんっ」


 ちっくそ、落ち着け、俺は選ばれた男なんだ。


 と、マンヒはイライラしながら剣を鞘にしまう。


 それにしてもおかしい、どういうことだ?


 あんな超初心者向モンスターのスライムごときに、こんなにも苦戦するなんてありえねぇぞ。


   ◇


「覇王の紋章、それは前天帝が持っていたスキルでございます。様々な補助スキル効果を有した、覇王の名にふさわしい、とてつもないスキルですわ」


 悪魔の扉の二人が顔を見合わせる。


「前天帝ってどんな奴なのか、お前知ってるか?」


「武力と策略で統一した奴だろ、常識だろうが」


 僕はイマノリさんに尋ねた。


「前天帝と同じ……一体どんな効果があるスキルなんですか?」


「あの前天帝同様、覇王の紋章の効果はまず、その歪なほどの戦闘面の強化があります」


 イマノリさんが指をパチッと鳴らした。


 悪魔の扉の一人が、僕の座る椅子を用意してくる。


 座ると、もう一人がお茶を用意してきた。


 そしてイマノリさんが続ける。


「その「戦闘時、全ステータスの上昇効果」は、リーダー補正でパーティ全体に及び、パーティのステータスを格段に上昇させます。それがあの天帝にまでなった一番の理由ですわ」


「うん……」


 僕は暗い返事を返す。


 いまいち、言ってることが信じられなかったからだ。


「そのうえ、「絶対必中効果」が発動いたします」


「絶対必中効果?」


「はい。どんなに強い攻撃も当たらなければどうってことはございません。とても重要な効果の一つでございます。モンスターも命が掛かっていますので、避ける能力は長けています。特にスライムなどの最弱モンスターにはのらりんらりと避けられてしまいます」


「へぇ、スライムなんて、いつも簡単に倒してたけどなぁ」


「リベルラ様の覇王の紋章の効果ですわ」


「……つまりラッキーパンチ的な事ですか?」


「はい、そうでございます。リベルラ様のこのステータスではスライムには到底敵いませんので」


「……なんか……褒められてるのかな……」


「褒めていますとも。スライムなどは急所に当たらない限り倒せないモンスターでございます。簡単に倒せますがですが狙いを付けて攻撃するという基本中の基本がなってないと倒せないという意味で、初心者向けなのですよ」


「へぇ、初めて聞きました。僕は冒険者学校行ってないですから」


「まぁ素晴らしいっ。習わずとも簡単に倒せたたなんて、さすがでございますわっ」


「はぁ、そうですか?それほどでもないですけどねぇ」


 そういえばマンヒとか、僕のパーティのやつらは皆行ってないな……。


 スライムに苦戦してたら面白いのにっ。


 まぁ、そんなことあるわけないけど……。





「面白かった!」


「……つまんなかった」


と思ったら……


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つまらなかったら☆を少なく、面白かったら☆を多く、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ついでにブックマークもいただけると本当にうれしいです!


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