2 魔族の姫
2 魔族の姫
扉の先は、今までとは打って変わって、床も壁も天井も石作りで這いやすくなっていた。
しかし用心を怠らず、小石に気を付けながら慎重にゆっくり這っていく。
這っていった先には……またも扉があった。
ただ悪魔はいない……。
良かった……。
その事にとりあえず胸をなでおろす。
……引き返すことはできないもんな……。
僕は恐る恐る、全身に力を込めて扉を開く。
中は広い四角い空間であった。
その奥、一段高くなっているところに、巨大クリスタルを背後にして豪奢な玉座が置かれている。
そして、その玉座には人が寝ころんでいた。
……寝てる?
恐る恐る近づいてみると、
……凄い美人だな……。
純白の一枚布の服を着ている女の人が寝ている。
とんでもない大きな胸が呼吸と共に上下していた。
音を立てないよう玉座を支えに立ち上がり、女性を間近で見る。
長い髪、きめ細やかな白い肌、鼻筋が通って、少し口を開けていた。
お尻も大きい、服を乱して、だらしなく無防備に寝ている姿を見ていると、ムラムラしてきた。
だいたい牢屋に入れられて、処理も何もしてない。
美人を前に、そしてその美人が僕には絶対に縁のない女性であることに腹が立ってきた。
この美しく、生まれ落ちた存在が、この世の理不尽を標榜していた。
この人は敵だ、と思った。
この女を犯すことは持って生まれた運だけで幸福を得ている全ての存在への、報復行動に他ならないではないのか?
僕はもう今までの僕とは違うはずだ!
胸の鼓動が高鳴る。
そう思うと、活力もわいてきた。
息を止めて、ゆっくりゆっくり……。
起こさないように、起こさないように……。
震える手で、ゆっくり、たくみに美女の服をはだけさせる。
美女の巨大なふくらみが露わになる。
息をのんで美女の、露出した胸を望んだ。
夢中になって見ていたら、突然女性の目が開かれた
「……」
女性は僕を驚いた眼でじっと見つめ、僕が何をしているのか、自分が何をされているのかを確認する。
「はだけてますね……おかしいなぁ……」
僕は、とりあえずそう言って服を戻した。
女性が真顔で見つめてくる。
「……ああ、来てくれたのですね、指導者よ」
女性は僕を見て微笑んで言った。
「へ?」
「我らが指導者よ、そなたの名は?」
そう尋ねながら女性は、玉座に座りなおした。
指導者ってなんだ?
「リベルラ・ロッサ……と申します……」
呆気に取られたまま、そう言う。
「妾は、魔族の女王イノマリ・ヌワ・サオンと申します。指導者様は、ここにどうやっていらしったのですか?ずいぶん体力がなくなっているようですが……」
「じつは……魔族と名乗る者の、スキルにより……一緒に……ここに飛ばされて……しまい、まして、何だかんだあって……HPが1、になって……おります……」
「魔族と名乗る……その者は今?」
「それが、ここに来た……直後に死に……ました」
「……。……そうですか……その者は最後の力を振り絞って、あなたをここまで送り届けてくれたのですね……」
「……」
何言ってるんだろう……?
「指導者、リベルラ・ロッサ」
「……はい、なんでしょう」
「この時を待っていました。妾のオッパイをお吸いになってください」
イノマリさんが右乳房を服からポロンと出してそう言った。
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