表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/30

2 エルフの長は少女!?


「この度は申し訳ありませんでした」

「申し訳ありません」


 エルフ達が土下座してくる。


「いいよ、いいよ、困った時はお互い様だし」


「リベルラ様、ぜひ私達の里にご案内いたしましょう」


 リーダーエルフが立ち上がって言った。


「いやホントに良いですよ、急いでるんで」


「なら、なおさらです。里を通って行った方が早い」

「そうです、寄ってってください」


 周りのエルフ達が言ってきた。


「それ以外の道は里をぐるりと回る道しかございません」

「里を通れば、森を突っ切れますよ」


「ついでに一泊していってください、夜道は大変危険でございます」


 ……どうしよ、この森の事はエルフが1番知ってるか……聞いといた方が良いかも。


「……そうなんだ……じゃあ、お邪魔するかな」


「はい、リベルラ様、こちらでございます、先導いたします」


 エルフ達が歩き出した。


 その後を僕は付いて行こうとして


「はぅぁ!?」


 僕は衝撃で声を上げてしまう。


「大丈夫でございますか、リベルラ様!?貴様ら一体何をしたぁ!」


 イマノリさんが怒鳴って、モーニングスターを振り始めた。


「だっ、大丈夫!違うんだイマノリさん!ライガ&フウガにいらないって言われたそれはしまって!」


 エルフの女性は葉っぱ三枚で大事な所を隠しているだけの服は、後ろの方は何も隠されていなかった。


 丸出しのぷりぷりのお尻にビックリしてしまう。


「う、後ろから見たら全裸に見えるよ、その服」


「大丈夫です、着ています」


 とエルフ達が前を指差し見せる。


「……うん、そう……、良かった……」


「はい」


 しかし……よくそんな服着てるくせに、僕を露出魔として変態扱いしたよな、こいつら。


 でも待てよ……これ男もこんな服を着ているのかな……。

 

 やばいな、帰ろっかなぁ……。


 再びエルフ達が歩き始め、僕らはその後を付いて行く。


「それにそしても、ずいぶん好戦的でありますわね」


 イマノリさんが聞いた。


「ああ、それは最近人間共が、侵略してきていて、それで……」


「侵略……それは一体なぜ……」


「魔族の隠れ家が、この森の中にあって、それを人間達が壊滅さしたんだ」


「隠れ家が、壊滅……されたですって……」


 イマノリさんが言葉を失う。


「そう、それからだ、私達がかくまっていたとか言い張ってきてな……」


 ……エルフ達の言う隠れ家と言うのは、僕らの目指している所だったのだろうか……。


 イマノリさんは、うつむいたまましゃべらない。


 たしか森を来越えた所って言ってたけど……目指す場所じゃなくても同族が死んだんだ、ショックだろう……。


 何十分か歩いて、僕らはエルフの里にやってきた。


 森が開けて、木の家々が建っている。


 で多分、あのデカい家が村長の家だろう。


 エルフ達はそのデカい家に向かっていた。


 村に居るエルフ達が僕らを見て、驚いて集まってくる。


 ただ、全員女の人だ……。


 しかも全員葉っぱ三枚だ……。


「これは村長、ただいま参ろうと思っていたところでございます」


 現れた、見た目の歳は15、6くらいだろうか、美しい金色の髪を長く伸ばした、女の子にリーダーエルフがひざまずいた。


 村長……この子が?


「リベルラ様でございますね、同胞の無礼をお許しください、そして命を助けていただき、里のエルフを代表して感謝を申し上げます」


 と頭を下げてくる。


「……なぜ、知ってるんです?」


 僕はびっくりしてた尋ねた。


「スキル千里眼を持っていますので」


「千里眼……たしか、遠い所のできごとも全て感知できるスキルでございましたね」


「そうでございますイマノリ様」


 村長の女の子は頭を上げると、


「私はララ・ウーム。この村の長でございます。リベルラ様のラクマカの街での戦いも知っております」


 そう言って、僕の方をすがるような目で見て、


「そして、大変身勝手なお願いですが、どうか私たちエルフ族を滅亡よりお助けください」


 ララさんはそう言って、大きな瞳から一筋涙をこぼした。


「私達を襲う人間共から、私達をお助け下さい。頼れるのは、覇王の紋章を持つリベルラ様しかいないのです」


 何だ急に……。


 僕はイマノリさんと顔を見合わせた。


「なっ!?ララ殿!何という事を言っているんだ!」


「そうですぞ!こんな人間共に頭を下げるなど!」


「我ら誇り高きエルフ族!誰の力も必要としない!この誇りと精神が最大の攻撃、武器なのですぞ!」


「その誇りと精神で、立ち行かなくなって困っているのではなかったのですか、我々は!」


「そうだ、今日夜襲を掛けるはずだろう、協力などいらん!」


 周りにいるおばさんエルフ達が叫んぶ。


 ララさんがは軽く目をつむり、ため息を吐いた。


「言葉を慎みなさい。リベルラ様は次期天帝に最も近い選ばれた者、私は千里眼で見たのですその破格の力。あの一級モンスタービオリンゴンテと1000及ぶその使役モンスターを難なく倒した、あの力を」


「馬鹿な!?ビオリンゴンテを!?」


「この人が天帝だって!?」


「そんな事が重要ではない!人間を人間と戦わせるなんて、やってくれるわけないだろう!?」


 パンチパーマのおばさんエルフが前に出てきた。


「今晩の夜襲はもう中止できない、決められたものなのですぞ、それを分かっておいでか!もはや女だけならコロレとかいう女など、怖くはない!」


「ああ……」


 頭が痛いとばかりに、ララさんの顔が歪む。


 しかし、そりゃそうだ、人間の僕らを人間と戦ってくれるよう頼むなんて、何を考えているんだ?


「ともかく、この場は私に任せなさい。これはエルフ長の娘としての命令です」


「任せられませんな」


「いいから……お願いだからリベルラ様達と話をさせて」


「……ララ殿……あなたの千里眼は本物です、ここは引きましょう、しかし、そんな事を言うようでは長は務まりませんぞ!」


 そう言って周りに集まってきた人が解散していく。


 なんか色々訳ありのようだな……。


「リベルラ様、イマノリ様、失礼をいたしました。どうぞ食事をご用意いたします、私の家へいらして下さいませ」


 ララさんが笑顔になって言うと、あのデカい家に向かって行った。




「面白かった!」


「……つまんなかった」


と思ったら……


下にある☆☆☆☆☆から、作品への評価をお願いいたします。


つまらなかったら☆を少なく、面白かったら☆を多く、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ついでにブックマークもいただけると本当にうれしいです!


何卒よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ