表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/30

3 覇王の紋章の説明と、一方その頃マンヒパーティは➂


3 覇王の紋章の説明と、一方その頃マンヒパーティは➂




「ふう、ふう、ふう……」


 マンヒ達は何とか地下二階まで来た。


「はぁ、はぁ……もう駄目……」


「ノーノ、大丈夫か?」


 メンバー全員がの息が上がっている。


 座り込むノーノにセミアが駆け寄った。


「おかしいわ、私達、何でこんなに疲労しているの?」


「勘違いだっつってんだろ」


「勘違いなんかじゃないぞ、マンヒ」


 盗賊の極意スキルの自動回復効果があるはずなのに、怪我がいつまでたっても治らないし、ダンジョンをレアアイテムを探して探索していると疲労が溜まってくる。


 マンヒ達にとって探索をして疲労がたまる経験はなく、皆が動揺していた。


「ねぇ、もうやっぱり帰ろうよぉ、マンヒ様ぁ」


「何言ってやがる!こんな低レベルのダンジョンの、まだ二階だぞ!」


「でもー」


「うるせぃ!レアアイテムを見つけるまで帰らん!」


「レアアイテムどころか、何のアイテムもないじゃん」


「あああっ!うるせい!うるせい!」


 盗賊の極意スキルのレアアイテムドロップ率アップ効果があるのに、一向にアイテムが見つかっていなかった。


 ただ歩き回っているだけの時間に、マンヒは腹は煮えくり返ってている。


 盗賊の極意スキルの効果はどうなってやがる!


 なぜ毒状態にもなったんだ!?

 

 おかしい!おかしい!おかしい!


「ねぇ、マンヒ様っ」


「うるせぃっつってんだろっノーノ!」


「違うよっ、あれ見てっ、宝箱だよっ」


「なにっ?」


 マンヒがノーノが指さす方を見ると、道をそれて行った所の突き当りに、宝箱が確かに見える。


「おおおっ!さっすがノーノだぜ」


「えへへ、早速取りに行こう!」


 マンヒ達が宝箱へと向かう。


「ねぇマンヒ、怪しくはありませんか?」


 レイがマンヒを制止して言った。


「人食い箱の可能性がありますわ」


「ああっ、なんだてめぇっ!」


 マンヒの怒りが頂点に達する。


「嫌だ嫌だ。ずっと黙ってしゃべったと思ったらこれだぜ。はははっ。いい加減にしろよブス。今まで俺が人食い宝箱に当たったことあったか、えっ、あるわけないんだよっ、俺のスキル「盗賊の極意」の賜物でなぁ。次しゃべったら殺すぞ」


「ホントホント、レイって馬鹿ねー」


「こんな気馬鹿ほっといて、行こうぜノーノ」


 とマンヒとノーノが二人、スキップして宝箱に向かっていく。


「待ってよマンヒっ」


「ほっとけ、レイ。聞くわけないし、それに大丈夫だ。盗賊の極意スキルの恩恵でな」


 後を追いかけようとするレイをセミアが止めた。


「それも、そうね……ごめんなさい、怪しすぎたからつい……」


「マンヒ様がトラップにかかるわけないだろ……」


「ふふふっ、そうねっ。そんなわけないかっ」


 セミアとレイが、あほらしっと笑った。


 マンヒとノーノが宝箱の元へと到着する。


「察開けるぞっ」


「マンヒ様、どうぞっ」


 マンヒが宝箱を開けた。


 その宝箱は人食い箱だった。


 不意を突かれたマンヒは、鋭い牙で体をパックリ食いつかれてしまう。


「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!」


「いやぁぁぁぁぁぁっ!マンヒ様ああああああああああああああああああああっ!!」


   ◇


「覇王の紋章にはその他に「時間経過による体力・魔力回復付与」が発動し、ケガも自然に治るし、ダンジョン探索などで歩き回っても疲労しなくなりますわ」


「……うん……たしかに、毎回夜までぶっ続けで探索してましたけど、疲れませんでした……」


 でも、マンヒのスキル、盗賊の極意によるものだったけど……。


「そして、レアアイテムドロップ率アップ効果。レアアイテムの入手確率が格段に高くなる効果でございます」


「……うん……僕のいたパーティはレアアイテムばっかり手に入れてたけれど……」


 でもこれも、マンヒのスキルなんじゃ?


「それはそうでしょう。きっとリベルラ様の恩恵ですわ。前天帝のあほも、持っている武器は全て伝説級で揃えてましたわね」


「……うん……」


「それに「トラップ回避」効果が発動しますので、人食い宝箱などの偽装モンスターなどには一切エンカウントしなくなりますわ。そんなドジな目に覇王は引っ掛かりません」


「……うん……たしかに。一回も引っ掛かったことないけど……」


 なんかさっきからマンヒのスキルと被るなぁ。


「どういたしました?リベルラ様」


「えっいやっ……何でもないよ……」


「……そうですか……」


 イマノリさんが不審そうに僕を見てきた。


「……でもリベルラ様も疎いですね。そんなに効果が現れていたのにご自分の能力に気づかなかったなんて」


「うーん……どうも……」


 マンヒの盗賊の極意の効果だよな、それ?


 僕にそんなスキルがあるなんて、どうも信じられないんだよなぁ……。





「面白かった!」


「……つまんなかった」


と思ったら……


下にある☆☆☆☆☆から、作品への評価をお願いいたします。


つまらなかったら☆を少なく、面白かったら☆を多く、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ついでにブックマークもいただけると本当にうれしいです!


何卒よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ