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5話 人形と幼稚園ごっこ


 「――ったく、あのガキ共は朝からうるせぇな」


 胡蝶と大我の今朝の騒ぎは隣の須賀に聞こえていた。しかし須賀は何故かそれを注意することは無かった――いや、注意するどころでは無かった。


 (色々とまずい事になっちまった。まさかこんな事になるとは思ってもみなかったぜ)


 須賀は頭を悩ませていた。しかし解決方法を見出す事は出来ない。なので仕方なく気分転換に一服タバコを吸う事にする。


 ライターでタバコに火をつけて煙を肺に行き渡らせる。そしてその煙を一気に吐き出してひと呼吸置く。


 その後なんとなくタバコを見つめる。こうしてみるとタバコから出る煙はおもしろいもので部屋の空気の流れに乗って様々な形を見せる。須賀はそうした形の中に煙が蛇の形となって大口を開き消えていくのを見つけた。


『――今日は俺は先生となって幼稚園児の胡蝶ちゃんに色々教えて上げる日だ!』


 タバコの煙を眺めていると、壁の向こうからとんでも無い発言が聞こえ、思わず須賀はタバコを指から落としそうになった。ここは安いアパートで壁が薄い為、静かにしていればこんなふうに隣の住人の会話が聞こえてくる。プライベートも何もない。


「なんだあの隣のクソガキ、朝からとんでもねぇこと言いやがって……けどまぁ、あいつに色々教育してやる行為は今後の為になるかもしれねぇな」


 須賀はタバコを口に加えると煙を履きながらは隣の住人の成行き耳を傾けるのだった――。


 ……。


「――よし、準備オーケー、これで大我幼稚園の開園完了!」


 大我は画用紙とクレヨン、あとは幼児が座る椅子や使用する机などを用意すると今度は黄色いエプロンを前につけてまるで幼稚園にいる男性保育士のような格好になった。


「さーて、胡蝶ちゃんはもうお着替えはできたかな?」


 大我が胡蝶に声をかけると、部屋の奥から水色の園児服に着替えた胡蝶がムスッとした表情で出てきた。しかもちゃんとひらがなで『こちょう』と書かれたチューリップの形をした名札までつけている。そして今回は長い黒髪を二つにまとめてツインテールにしてより一層幼さが溢れ出している。


「おおっ、胡蝶ちゃんは偉いでちゅね、ちゃんとお着替えを一人でできるなんて」

「――フンッ!」

「あだっ! こ、こら胡蝶ちゃんメッでしょ、人を叩いたらメッ――ふごっ!?」

「大我ぁ……てめぇに忠告する、今すぐオレに幼児言葉で話しかけるのをやめろ、ブチ○すぞ」

「ぶ、ぶぁい、(は、はい)」


 胡蝶は大我の顎を掴むのをやめると、大我が幼稚園をする為に準備した小さい椅子に腰掛けた。するとパプーという気の抜けた音が椅子からなった。


「おいおい、なんだこの椅子、小せえし変な音はなるし――ていうかお前が用意したもの全部小せえじゃねえか」

「そうだよ、なんてったってこれは全部胡蝶を作った会社――幻想工業が販売している人形用の幼稚園セットだからな」

「はぁ!? なんでお前がそんなもんを購入してんだ――ハッ、まさかお前ロリコンか?」

「ば、バカ違う、俺はロリに興味はない!」

「嘘付け、興味がないヤツが幼稚園セットなんて購入するわけねぇだろ」

「ああもうっ! お前そういう的確なツッコミは辞めろ。もうこの話は終わり、早速幼稚園ごっこをやるぞ」

「おいおい、教育じゃなかったのかよ」

「う、うるさい……いいか、今から俺は保育士の大我先生で胡蝶は園児だ。だから俺の言うことは素直に聞くように、わかったかな胡蝶ちゃん?」

「ちっ、なんかムカつくけど付き合ってやるよ、大我先生」

「よーしそれじゃ今日は早速お絵描きをしようねー、この画用紙にクレヨンで胡蝶ちゃんの好きなものを自由に描いてね」


 大我が画用紙とクレヨンを渡すと胡蝶はそれを興味深そうに眺めた。そして時折クレヨンの匂いなどを嗅いでみたりした。


 (胡蝶の行動はやっぱり変わってるな、他にこういうことが無いか今日はじっくり観察しよう。)


 大我は一見ふざけているように見えるが、ちゃんと考えがあって胡蝶と幼稚園ごっこをすることにした。それは朝食の時のやり取りで、胡蝶がある一定の知識をもっていない事に気がついた。また行動や態度も一般常識からかけ離れたものもあり、それらを補って修正する為にこのごっこ遊びをする事を思いついたのだ。


 その後、胡蝶しばらくクレヨンを観察し終わると次に画用紙に目を移して何本か線を描き始めた。それを数色のクレヨンで繰り返し、画用紙いっぱいにカラフルな線を描いた。まるで試し書きだ。そしてニコリと笑って楽しいと声を出した。


「大我……いや、大我先生これ楽しいぞ、もっと紙を寄越せ!」

「はいはい、いくらでもあるからいっぱい描いてね」

「うん!」


 胡蝶が純粋にお絵描きを楽しみ無邪気な笑うのを見て大我は胸がキュンとした。そして今すぐに胡蝶を抱きしめて良い子良い子と頭を撫でて可愛がってやりたい衝動に駆られた。しかし今それをするのは無粋だ。せっかく楽しんでいるのだから邪魔しないようにしてやろう。そう考えると大我は胡蝶にそのまま好きにやっているように言い、家の家事をすることにした。


 ……。


「大我先生、オレの自信作を見てくれ!」


 家事を一通り終えると胡蝶が画用紙を持って大我に駆け寄った。それを大我はどれどれと受け取って絵を見た。すると絵は胡蝶らしき女の子に向かって謎のイヤらしい顔をした男が両腕を伸ばしている絵だった。


「ハハッ……えーとこれは誰かが胡蝶を誘拐しようとしてる絵かな?」

「違げえよ、これは大我先生がオレを抱っこして可愛がってる絵だ」

「そうなの!?」


 大我は胡蝶から絵の説明会を聞くと改めてよく絵を眺めた。なるほど確かによく見ると絵は当然下手だが謎の男はには所々よく大我の特徴が描かれている。それにしてもこのイヤらしそうな顔の表情はどうにかならなかったのか、いやむしろ胡蝶には自分はこんな風に見えているのだと反省すべきではないのか?


「おい大我先生、ボーッとしてないで感想を言えよ」

「――あっ、悪い……えーとだな」


 大我は感想を言う前にチラッと胡蝶を見た。胡蝶は早く感想聞きたくて目をキラキラさせて大我を見つめている。その他に視線を移してみると胡蝶の指はクレヨンで汚れて服にもクレヨンの跡がいっぱついている。そうしたことから大我はきっと胡蝶が一生懸命この絵を描いたのだろうと予測した。


「うまいよ胡蝶ちゃん、よく描けてる」

「本当か!?」

「あぁ、本当だよ……だからご褒美をあげよう」

「ご褒美だと、やったぜ――わわっ!? 大我先生いきなりこれって」

「あぁ、ご褒美にこの絵みたいに胡蝶ちゃんを抱っこしてあげよう」


 大我は胡蝶をいきなり抱っこした。これくらい鍛えている大我には造作もない事だ。しかしそのことに若干胡蝶は驚いて思わず大我にしがみついたが、すぐに状況を理解してそのまま大我に思いっきり抱きついた。


「大我先生……オレ、この格好で抱っこされるのなんだか恥ずかしいよ」

「そうか、だったら辞めようか」

「辞めるな――あっ、これは違うくて……ううん、このままでいい、このままで良いけど……やっぱダメ! おかしい、はじめはあんなに嫌だったのにオレはどうしちゃったんだ!? やっぱ下ろせ!」


 胡蝶が混乱し始めたので大我は胡蝶を抱っこするのをやめてあげた。すると胡蝶は一人で頭を抱えてブツブツと独り言を言い始めた。


「おかしい、絶対におかしいぜこれは、オレは変態か。こんな園児服なんか着て抱っこしてもらって嬉しいと感じてしまった……こんなの絶対にオレじゃない、この格好はダメだオレを幼くして変にする」

「おーい胡蝶、大丈夫か?」

「……おかしい、おかしい――」


 大我が呼びかけても胡蝶はブツブツ言ったままなので、仕方なく大我は胡蝶をそのままにして、他に胡蝶がどんな絵をクレヨンで描いたのか見てみることにした。


「さてさて、胡蝶ちゃんはどんな絵を描いたのかなって……ほうほう、自分の姿の絵を描いたのか、へぇ、よく意外と特徴をよくつかんで描けてるな」


 胡蝶が描いたのか数枚の内、一枚目は胡蝶自身の絵だった。ちゃんと自分の球体関節まで描いてあるし、表情も普段の胡蝶の表情のジト目でツンと済ました表情を解りやすく描いていて、ひと目で誰を描いたのかわかる絵だった。


「胡蝶はもしかして絵の才能があるんじゃないか……よし、次を見てみよう」


 次の絵は大我を描いた絵だった。相変わらず少し表情に若干悪意があるが、大我は胡蝶が自分を描いてくれた事に嬉しさを感じた。


「次の絵は……あっ、もしかしてこれってお隣の須賀さんか! ぷっ、あははは、胡蝶には須賀さんがこんな風に見えるのか、確かにそう見えるよな」


 胡蝶が次に描いたのは鬼の姿をした男の絵だ。鬼の服は隣の須賀がよくしている格好のズボンと白いタンクトップの姿だ。しかも体型まで似せて太く肥えさせている。こうして見て他人が描いた絵にはその人の深層心理がよく現れていることが大我には分かった。


「おっ、まだまだ絵があるな、胡蝶はよっぽどお絵描きが気に入ったんだな、よし全部見てみよう……、……、……えっ?」


 残された絵を見た大我は戸惑った。なぜならだんだんと絵に暴力的表現が出始めたからだ。はじめは鬼の姿をした須賀を胡蝶が懲らしめている絵だった。ここまではまだ理解ができるし可愛らしい一面だと思う。しかし次からだんだんと須賀を懲らしめる絵の暴力性が上がっているのだ。


 具体的にいうと、はじめの内容は素手で胡蝶が鬼の姿の須賀を襲っているのから段々と武器を持つようになり、ナイフでめった刺しにするようになった。それにさらにエスカレートして手足を引きちぎっている様子まで描かれ始めた。


「これは流石にまずいような……」


 大我は胡蝶を不安に感じた。なぜなら胡蝶は女の子人形にしては異様に力も強いし、もしかしたら心の奥底に高い暴力性を備えているのかもしれない。いや、既に暴力的な面があるからそこを抑えるようにしなければならない。そう感じた。そして最後の絵に差し掛かると、大我はその絵に注目した。なぜならテーマは同じぼうだが急に武器などではなく動物が絵に登場したからだ。


「なんで蛇の絵なんだ?」


 最後の絵の内容は巨大な緑色の蛇が須賀に巻き付いて捕食しようとしている場面で、そしてそれを胡蝶らしき女の子が指を指して喜んでいるシーンを描いていた。


 ……。


「ふぅ……胡蝶ちゃんお絵描きお疲れ様、どれもうまい絵だったよ」

「……嘘だ」

「えっ?」

「嘘だって言ったんだ、さっき見たぞ、オレの他の絵を見たとき険しい表情をしてた、だから絵がうまいなんて嘘だ」

「……胡蝶」


 胡蝶は意外と大我の事をよく見ているので大我の表情をから情報を汲み取って嘘かどうか判断する。非常に頭の良い人形だ。なので下手な誤魔化しは通用しない。


「ごめん、ちょっと胡蝶の描いた絵の内容が過激でびっくりした」

「それでオレを嫌いになったのか、可愛がりたくなくなったのか?」

「そんなこと無い!」


 大我は胡蝶の頭をポンポンと優しく撫でた。そしてぎゅっと抱きしめると胡蝶にお前はいつまでも自分の大切な愛玩人形であること告げた。


「さて気を取り直して幼稚園ごっこの続きだ」

「……まだやるのかよ」

「もちろん、次は絵本を読んでやるから少し待ってて」


 大我は幼稚園セットが入っていたダンボールの中から絵本をチョイスした。


 (お、これはいい絵本だ……それにしても幻想工業はすごいな、オーナーが望むプレイを人形とできるようにこの幼稚園セットを含めて色んな小道具を販売してる、マニアックな企業だな)


 大我は絵本を取り出して読み聞かせの態勢になった。すると胡蝶は何も言わずに大我の膝の真ん中にちょこんと座り絵本をじっと眺めた。


「大我先生、これはなんだ? 絵がいっぱい描かれてるし、小さくてびっしりとした変な形の線が紙に描かれてる」

「胡蝶ちゃん、これは絵本っていうんだ。それと胡蝶ちゃんが言った変な線は文字っていって、意味があるものなんだ」


 胡蝶は字が読めない。なので確か昨日も胡蝶の為に手紙を読む行為をしてあげた。なので今後は少しづつ胡蝶に文字を教えてあげるのも良いかもしれない。大我はそんなふうに考えていると、胡蝶が早く絵本を読むように急かした。


「あぁごめん、じゃあ早速――昔々あるところに……」

「……へぇ……ほぉ」


 胡蝶は大我の読み聞かせを興味津々で聞いた。やはり絵本の読み聞かせは良い。情操教育にぴったりだ。先程の胡蝶が描いた絵の暴力的表現が気になる為、大我は絵本を通じて暴力は行けないと言うことを教え、胡蝶の心の中にある暴力性を和らげようと考えた。なので絵本の内容もそれにあった物をチョイスしたのだ。


 絵本の内容は昔々強力な力を持った化物がいたが、ある村でとある人間の少女と出会い一目惚れをして、力を少女の為に奮った。しかしある時、化物は力が強すぎる為、誤って少女を傷つけてしまい、少女を失いそうになった。そこで初めて化物は自分がどれほど強力で恐ろしい力を持っているのかを自覚し、今度は自ら力を封印し、少女を含めて他の人々を二度と傷つけないと誓うのだった。しかしそうは言っても化物は強力でその力を恐れた村人達に遂に化物は退治されしまうこととなった。当然少女は村人達に退治をしないように頼むが村人は聞き入れず、遂に化物を退治する一歩前まで来た。この時化物は誓いを守る為に無抵抗を続けて最後に村人立場に退治されてしまう。その後少女は誓いを守った化物を愛し、ずっと死ぬまで化物が退治されたあとの墓に寄り添うのだったとさ――。


 少しやるせない気持ちになる絵本の内容だ。大我がこうして読み聞かせを終えると胡蝶は顔をしかめていた。どうやら気に入らないらしい。そこで何が気に入らないのかを大我は胡蝶に尋ねた。


「村人をぶっ○せる力をあるのに無抵抗を続ける化物をオレは気に入らねえ」

「ど、どうして?」

「どうしてかだと? そんなの死んだら化物は惚れてた少女と結ばれないからにきまってるだろ! 化物は最初から村人を排除して少女と暮せば良かったんだ……あぁもう、なんかオレこの話は嫌いだ」

「ええっ!? そうか、ゴメンな」


 大我は胡蝶の情操教育に失敗した事を察した。しかしここで諦めるわけには行かない、なんとしてでもここは胡蝶の暴力に頼る気持ちを下げなければならない。


「けどね胡蝶ちゃん、もし胡蝶ちゃんの言うとおり化物が村人に抵抗したらきっと、少女は化物の事を嫌いになっちゃうと先生は思うな」

「なんでだよ」

「えーと、そうだなぁ、やっぱ人間はみんな本当は弱くて臆病なんだ、だから力があって暴力を振るう存在を恐れて排除しようとする、それはきっと絵本の中の少女も同じだ」

「そんなの弱い人間が悪い、強い化物は悪くない!」

「確かに弱いことは時に悪いことだったりする、けど時に化物のような行動をする事は目的を達成する為に必要だったりするんだ」


 ここで言う目的とは絵本の中に登場する化物が少女の愛を得ることだ。絵本の内容を完結に述べると化物は少女の愛を得るために無抵抗を貫き、結果少女の愛を手に入れることができた。しかし代償として命を失ってしまいこの世で結ばれる事は無い。しかし、仮に胡蝶の言うとおりの化物が誓いを破り抵抗をして村人を排除し少女と暮らしても、それは幸せなのだろうか。確かにそうすれば長く少女と共に生きる事ができる。けれど代償として少女の愛はきっと永遠に手に入らない。


「なんだよこの話、わけわかんねぇ、理不尽だクソッ……ぐすっ」

「あわわっ、ごめんね胡蝶ちゃん、先生が悪かったから悲しまないで、ちょっとこの絵本は胡蝶ちゃんに読み聞かせるには早かっただけで胡蝶ちゃんは決して悪くないから」


 大我は胡蝶が泣き出したので慌ててポケットからハンカチを取り出して胡蝶の涙を吹いてあげようとした。しかし胡蝶の瞳からは涙は出ていない。当然だ。彼女は人形なのだから。しかしそれでも大我はハンカチで胡蝶の涙を拭うふりをしてあげた。


「大我先生、オレは何だか眠くなってきた」

「うん、もう昼だしお昼寝の時間だからベットに行こうか」

「うん」

「それじゃ先ずはお着替えして元の着物姿になろうか」

「……もう、幼稚園ごっこは終わりか?」

「あぁ終わりだ」

「そうか……楽しかったから、また付き合ってやるよ」


 こうして胡蝶は園児服を脱ぎ元の姿へ戻った。そしてスヤスヤとベットで昼寝を始めた。大我は微笑んでそれを見届けると幼稚園ごっこの片付けをするのだった――。

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