ITってなんですか?
つい思いついての出始めました。
不定期更新になると思うので気が向いたときに気楽に読んでください。
また、小説を書くのは久々+初心者のため読みにくい点があれば教えてください。
「このレビュー今日までかよ」
そう苛立ち混じりで、ため息をついた時に後ろから声がかかった。
「こんばんはです。先輩!」
そう俺のことを呼ぶこの女は、後輩の葵だ。
今年の新人で俺の部署に配属されて俺が教育係を努めてる。
飲み会とかで部長のセクハラから庇ったり、わからないことを教えてたら妙に懐かれた。
今年の新人の中でもかなり容姿がよく先輩や同じ新人内での人気が高い奴だ。
俺なんかを相手している暇はなさそうな奴だが何かとかけて俺に話しかけてくることが多い。
「先輩! 今日はITについて教えて下さい!」
「IT? なんでまた……というかお前が務めてる企業はなんだよ」
「IT企業ですね!」
笑顔で答えるなとぼやきながら答える。
「InformationTechnology 直訳すると情報技術だな」
「情報を取り扱う技術ってことですか?」
「まぁ、そんなところだな。 今現在IT単品で定義を聞かれた場合はPC等の情報を取り扱う機械に関する技術全般って感じだな」
厳密には違う場合も多いがと補足をしながら葵を眺める。
それにしても毎日質問に来るとはずいぶん懐かれたよな。
「ふーん、そうなんですね」
「さっきも言った通り厳密には違うし、基本的にはPCというよりもサーバやネットワークを使用することが多いし、それを使用するためのソフトウェアを作成することもITの一部ではあるからかなり広いがな」
「情報技術ですもんね。 極端な話だと情報を使えば何でもITになるってことですもんね」
ふむふむと頷きながら、メモを取る葵。
「それにしても、なんで今更ITについて聞き始めたんだ? おまえも6か月もいるから何となくでもわかってるもんだと思ったが」
「私は文系ですし、なんとなくわかってても具体的な定義とかがよくわからないものが多いんですよ」
「まぁ、IT用語はあいまいというか正確に定義されてないもの多いからな」
最近だとアジャイルとかかと自分が担当しているプロジェクトの惨状を思い浮かべて遠い目をする。
「というわけで、これから毎日先輩にいろいろ聞こうと思っているので覚悟してください!」
「まぁ教育係だし、聞きたいことがあれば聞いてくれ」
満面の笑みを浮かべる葵に対して苦笑ぎみに答える。
「先輩仕事終わりました?」
「いや、あとこのレビューだけはやらんといけないな」
「ならそれが終わったら飲みに行きましょうよー」
「またたかる気かよ」
「いいじゃないですか。 かわいい女の子と飲む機会ですよ」
レビューに戻る俺に後ろから話かける葵を適当に相手しながら今日の仕事を進めていく。
そのあと飲みに強制的に連れていかれて、挙句おごらさせられたのは余談だろう。
IT用語の補足コーナー
ここでは、本編に出てきた用語に関しての補足がある場合に補足を泣ければ雑談を書きます。
主「それでは、作者に代わって補足していくぞー」
葵「でも今回の話に補足ってあるんですか?」
主「まぁあんまりないな。 正直この単語についても定義があいまいだからなぁ」
葵「でも単語について定義ってふつうあるもんじゃないんですか?」
主「まぁ基本的な解釈ってのは存在するけど、なかなか厳密に決まってないものも多い。 特にIT用語は言ったもん勝ちなところが多いから何となくの定義が決まっていても厳密にどこまでがその単語の適用範囲内なのかがあいまいなものが多い」
葵「そうなんですか。 今回のITは何があいまいなんですか?」
主「今回に関しては定義があいまいというか幅が広すぎるのが問題だな。 本編でも言った通りPCやスマホで使う技術もITの一種だが、基本的にはもっと大きい単位で使われることが多い。 例えばサーバだったり、ネットワークだったり、システム開発だったり、極端な話をするとPCを作るのも使うのもITだからそういう情報機器を使っていればITの活用といってももんだいはないんだ」
葵「なるほど。 かなり広いんですね。」
主「まぁここは個人の主観だったりする面もあるから微妙だけどな」