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魔法の姫と世紀末世界のストレンジャー  作者: ウィル・テネブリス
剣と魔法の世界のストレンジャー
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66 クラングルの地下に世紀末は走る(1)


 広場で上がった馬鹿でかい声は、願わずともすぐに収まった。

 一日の大部分を費やして調べ上げているうちに、あいつらの活動はぴたりと途絶えてしまった。

 怪文書スパムもそこで打ち止めだ、あいつらの動きが完全に街から失せた。


 そこに世界が終わるだの、神がクラングルにいるだの、そんな知らせをギルドに伝えたらどうなると思う?

 持ち帰った偽りの預言にギルマスは悩んだし、周りに広まるのもすぐだ。

 そして街を騒ぎ立てるには「明日の昼に悪いことが起きる」で十分なのだ。


 当然、本当に消えてしまった白き教え子たちに冒険者や衛兵やらは大騒ぎだ。

 何気なく首を突っ込んだら世の終わりと神の復活を謳われて、都市を脅かす何かがあると分かれば気も休まらない。


 ところがクラングル市ご在住の皆さまは逞しかった。

 悪い噂がこの無駄に広い都市を巡ったところで、人々の反応はこうである。


 ――やれるもんならやってみろ。


 そう言わんばかりに挑戦的だった。むしろめっちゃうきうきしてる。

 ここの市民を偽りの預言をいい刺激として受け取ったらしい。

 まるで祭りの準備でも楽しむ勢いで『世の終わり』に街ぐるみに備えだした。


 というか、しまいに本当に祭りになった。

 どうせ世界が終わるならとご馳走を食べて「神来たらぶちのめすか」ぐらいに冗談が飛び交うほどに。

 都市を滅ぼそうとする迷惑さもこの混沌の前では無意味だったみたいだ。

 そしてリーゼル様までその噂が届けば「くだらんわ馬鹿者」で一蹴である。


『……そういえばこの世界の人達、こういう性格だったよね』


 世の終末に商機を見出した市場が賑わうあたりで、相棒はこうも呆れてた。

 が、ミセリコルディアの誰かがそう言ったところで不審な事実は揺らがない。

 ギルマスは市や他ギルドに取りつけて、明るく騒ぐ街中であいつらの行方探しを一任してきた

 こうして終末に明るく抗う市民たちの傍ら、冒険者たちが不審者を追いかけるという中々おかしい職務風景になってしまった。



 もうめんどいから結論から言おう、ダイナミックな肩透かしに終わった。


 俺たちはしらみつぶしに怪しい場所を調べた。

 それもいつにもなく賑わうこの無駄に広い土地を、である。

 地下室がある民家を一軒ずつ尋ねたし、楽し気な様子に水を差す覚悟で不審者がいないかもこまごま伺った。

 中には下水道にまでわざわざ足を運んだ奴もいたそうだ――感想は「思ったよりきれいだった」とさ、そりゃ何よりだ馬鹿野郎。


 あの手この手で調べ続けて、あっという間に翌日だ。

 都市の広大さが皮肉に相まって終わりの刻は目と鼻の先である。

 けれども街は「昨日は楽しかった」と平然と日常を過ごし始めていた。


 きっとその雰囲気は冒険者にもよく伝わったんだろう。

 付き合いきれなくなった商業ギルドが朝早く市場を開けば、とうとうみんなにあきらめも巡り。


「何も起きないな」

「ん、特に変わりないみたい」

「いやあんだけ騒いどいてこれかよ、なんだこのひでえオチ」

「なんにも起きないわねえ。パンの売り切れの方が早かったじゃない」


 ――今日もヴァルム亭の三人でパン屋務めです。


 ギルマスが「もういい」と取り下げたところで、けっきょく元通りが待ってた。

 いまだ見つからない行方不明者の件はまだあれど、ひとまず狂わされた調子を戻すように命じられた。

 なので本業の片手間で調査は続けるものの、時刻はすっかり真昼間を過ぎ。


「なんやったんやろなあ、あの人たち。なんかすっごい悪いこと企んでたらしいんやけど、クラングルの人達元気になっとるやないかあ」


 赤いスライムの先輩が満足げにするぐらいの売れ行きだけが残ったのである。

 完売した商品棚は世の平和の象徴だ――たとえそれが約束の昼を過ぎたとしても。


「…………これってさ、俺たち冒険者があの白いのに振り回されただけだよな」

「あと衛兵の皆さんもな。そろそろ今回のとんだ肩透かしの件であれこれ言い合うイベントが来そうだな」

「だから俺はああいうのが嫌いなんだよ、いつどんな世界だってこうだ」

「大げさで意味深なことだけ表明して終わり、で良かったじゃねえか。まあそれに市民の皆さまのいい気分転換になったみたいだし?」

「とりあえずこんな話をギルドに持ち掛けた俺はごめんなさいか?」

「しょうがねえさ、でもどの道不審な点は山ほど残ってんだ。行方不明者も引き続き探さねえとな」


 空っぽの商品を眺めつつ、幼馴染と仲良く時計を数えた。

 世の終わりも過ぎて午後の一時をゆうに超えた頃だ。


「クラングルの人達にはただのいい刺激になったみたいねえ。何を考えてるか知らないけれども、私たちを脅かそうっていう甘い考えは通用しないわよ?」

「奥さんが逞しくて嬉しいよ」

「"フランメリア人たるもの逆境には強い顔であれ"よ。昨日なんてご近所のエルフの奥さんと優雅にお食事してきたわ、お高いお酒もいっぱいね」

「その言葉はちょうど友達のオーガにも適用されそうだ」

「あら、また顔が広いこと。どんな子なの?」

「デカくて気のいい奴だ――確かにあいつだったらこういう時、「ならば最後の時と思って楽しく過ごそうではないか!」とかいいそうだな」

「立派なこの国の人間ね。あなたもすっかりここに馴染んでるんだから、どんな時もそういう気持ちを大切にしなさい」

「了解、奥さん。とりあえず店片づけるか」

「お願いするわ。まったく皮肉よねえ、あの騒ぎのおかげで今日は完売よ」

「こうやって店の売り上げを助けてくれたことだけは感謝してやるさ」


 こうしてうちの奥さんが明日の仕込みに入るってことは、世は滅びないしみんなが健やかな証拠だ。

 気持ちを切り替えて今日も今日とてパン屋暮らしといこう。


「……ご主人。あの人たち、何がしたかったんだろうね」


 すっかり慣れたニクも、いつもどおりに掃除道具を持ってきてくれた。


「あいつらが何したがってようが知るか。こっちは次見かけたらどつきたい気分だぞあの人騒がせな連中め」

「ん、やっつけちゃう?」

「よし、夜道でやる方向性が一つだ。タカアキもやるか?」

「なあお二人さん? それ冗談で言ってんだよな? いやまあ「うるせえんだよボケ」いいながらドロップキックお見舞いしてえけど」

「衛兵たちも次見かけたら即逮捕って言ってたんだしいいだろ? なんかいいのない?」

「俺の部屋に拾い物のバットぐらいはあったぜ――おいマジで襲撃するんか」


 白い馬鹿たちへ逆にお気持ちを表明したいが、今はこらえて店の掃除だ。

 今やあいつらはとっ捕まえるに値する罪人だ、弁明の余地すらない迷惑者として広く認識されてる。

 ところが広場で見たあれを最後に、白い姿も怪文書も消えてしまった。

 そう、まるでこの世から別れたように――でもどこかが引っかかる。


「ま、そのお尋ね者はどこいったんだって話だ。あいつらの身の周りについてもようやく調査が追いついたみてえだが」


 タカアキが空になった木皿を脇に、すっと宙をスワイプした。

 スクショが送られた。PDAを覗けば件の馬車やら北西通りの風景が撮影されてる。


「逃した後にか、確かに今さらだな」

「おいおい、昨日突発的に調べてここまで来れたんだぜ? 大したもんだと思うけどな」

「で、何か分かったのか?」

「馬車貸してるやつは白だ、聞き込みじゃ人柄的にもありえねえだとさ。んで情報を分析するに、何かを運んだ日にはここで二十人ほど分散して一斉に教えを説いてたらしいぜ」

「そこから分かるのは最低二十人は保証ってところか」

「あとどういう組織かもわかった。十年ほど前にできた新興宗教で、派手にデビューしたら失敗、頑張ったのは宣伝だけで以後細々と活動してたみたいだ」

「そこまで分かったならメンバーも割り出せてないのか?」

「全員素姓は分かってるぜ。もちろんご自宅もお邪魔したらしいんだが」

「次はこうか、中に誰もいませんでした、何の成果も得られませんでしたと」

「ご名答、総もぬけの殻ってやつだ。だが白き民に対する忠誠心とやらは確かだ」

「忠誠心ね。そいつら崇めたところでお構いなしに殺しにくると思うぞ」

「たとえ分からなかろうがああも一方的なんだ、ぶっ殺されたって喜ぶだろうさ」


 画像の数々には何の成果もなかったらしい。

 行方不明者の手がかりもゼロだ、思うにこの街は失踪者が多すぎる。


「こっちからすれば自由に使える四文字で表現できる気にくわないやつだ」

「そうか、まずどんな組み合わせだ?」

「く・た・ば・れだ。あいつが言うにはアバタールが魔物を連れた魔王で、ノルテレイヤが世を惑わす悪い神だとさ」

「お前も出世したもんだな」

「今四文字を向ける対象が変わってきたぞ」

「一つ目美少女と隣り合わせなのはお前のおかげだぜ、喜んで配下になってやろうか?」

「じゃあ今日の買い出しに付き合ってくれ、スカーレット先輩が旬の果物使ったお菓子作るってさ」

「魔王様もパン屋のヒエラルキーには勝てないってか、世知辛いねえ」

「なーにが悔いのない時を過ごせだアホが、こちとらパン完売だぞ」


 おまけにあの野郎め、アバタールがどうこうノルテレイヤがどうこう、ひどいことを言ってくれたな。

 その魔王がこうしてパン屋で働いてると知ったら押し掛けるつもりだろうか。

 もしも来やがったら七割殺しにしてやる。


『ニクちゃん、悪いんだけどイケダさんのところに配達に行ってくれないかしら? 宿で使う分が切れちゃったらしいの』

『ん、すぐにいくね』

『ありがとう。いっぱいあるから気を付けてね? じゃあ今日のまかないはお肉しようかしら?』

『任せて奥さん、がんばる……!』


 一通りを綺麗にすると、そんな声の流れで頭巾被りの犬耳がひょこっと出てきた。

 肉という単語に目は煌めいてる。オーケー、いっといで。


「ご主人、配達いってくる」

「肉のために頑張ってくれ」


 断りを入れにきたらしい、手を振ると厨房経由でびゅんと行ってしまった。

 奥さんも「かわいい子ねえ」と笑顔を見せにきた、よく分かってくれてる。

 俺たちも仕込みを手伝うか、と掃除道具を下ろしたところで。


「あんなあ、聞いてほしいんやけど二人ともー……」


 そんな愛犬の代わりに赤い透明感がにょろにょろ這ってきた。

 スカーレット先輩の「?」が浮かぶ顔だ。


「どうしたスカーレット先輩」

「お使いの件なら聞いたぜ。何をご所望? この前買い物行ったらメロンとサクランボがうまそうだったからそれにしようか?」

「ちゃうんよお、あんなあ、昨日なあ、お菓子つくろおって思ってりんご手にするやんかあ、そしたらなあ……?」


 ふにゃっとした顔にのろのろ説明が混じって俺たちまで疑問形だ。

 しかし彼女は急に姿を変えて、ぺたっと掃除したての床に顔をつけると。


「ごろって落としちゃってなあ、そんでうちがぺたーって床に広がったら……なんかごうごうきこえるんやけど……」


 スライムの質感を生かして、中々ダイナミックな形で地に耳を当てた。

 「ごうごう?」と思わず俺たちの視線が絡んだ――真似して地面に耳を立てる。

 すると。


「なんか聞こえるな、確かに」

「なんだこの音。機械の音みてえな……」


 確かに()()()()だ、遠くから妙な響きをかすかに感じる。

 あんまり馴染みのない唸りが、見えない深みからずっと聞こえてるような。

 三人で「ごうごう」を床越しに感じてると、すぐに奥さんの靴も近づいてきて。


「ああ、この音? 私も驚いちゃったわ、なんか聞こえるっていうから耳を澄ませたらこんな音が聞こえるもの……なんなのかしらねえ」

「もしかしてお化けとかおったりするんかなあ」

「おい、幽霊の話はやめてくれ」

「やあねえ、うちにお化けなんているわけないじゃない」

「言い忘れてたけどこいつお化けとか苦手なんだ、加減してやってくんね?」

「イチ君幽霊怖いんかあ? つよつよなのに意外やなあ」


 とうとう耳を傾ける四人目ができてしまった。

 つまり店の人間全員が共有できる何かがあるのだ。

 【感覚】を使って考えるに、発生源はけっこう深くから来てるみたいだ。

 どどどどど、とまるで細かくリズムを刻む機械音みたいな……機械音?


「……なあ奥さん、ここらに地下室とかあったか?」


 すぐの俺の意識が切り替わった、何かおかしいぞ。

 疑問を出せば奥さんはもちろん首の具合を横に向けて。


「そんなものないわよ、だって地下室なんてけっこう懐に余裕がないと作れないものよ? それにご近所にあったなら私が知らないはずないもの」


 ここらを良く知ってるような人物像がそう物語ってるのだ。

 なのにどうして足元、それも深くからこんな異音が?

 聞こえる音に対して少し考えた――よし、決めた。


「そうか。ちょっと心当たりがある、調べてきていいか?」


 立ち上がった、それから店の外に「いいか?」と目をやった。

 たぶん奥さんは人を見て大体判断したんだろう、少し心配そうなまま。


「あら……何か思い当たるふしでもあるのかしら? 構わないけれども、危ないことはしちゃだめよ?」


 ゆっくり頷いて許可をくれた、ならこの疑問を晴らしに行くだけだ。


「ちょっと見てすぐ戻るだけだ。オーケー、ちょっと行くぞタカアキ」

「あーおい、いきなりなんだなんだ」

「おお? どしたん~? なんかよおわからへんけど、きをつけてなあ」


 二人に見送られて、俺はタカアキの手を引いて出ていった。

 お目当てはエプロン姿そのままに店を出てすぐ隣、あの頼りない建物だ。

 今の「まさか」っていう気持ちはそこにあって。


「……イチ、まさかお前ここが怪しいとか思ってねえよな」


 タカアキも重なった頃合いか、サングラス顔が例の縦長ハウスを訝しんでる。

 まさにその通りなのだ、今までの情報を織り交ぜるにここはおそらく――


「お前はどう思う?」

「空き家だぜ? 中には誰もいねえだろ?」

「まあそうだな、手つかずのまま放置されてるらしい」

「じゃあ誰かが転んでうっかりドアをぶち破ってもしょうがないかもな、文句を言われるのはだいぶ後だ」


 そう考えたところだ、幼馴染の「ニヤッ」とした笑みが横目に見えたのは。

 流石、分かってくれたか。あいつはさっそく扉の高さに合わせて後ずさりして。


「だったら派手に転んだらぶっ壊れるんじゃないか?」

「おう、気を付けないとぶっ壊れちまうな――いくぜ?」

「よしやれ」


 二人分の同意が重なった直後、タカアキが短く駆けだす。

 やる気満々のダッシュで古びた構えにこぎつけば地面をぎゅっと蹴って。


「あーいっけねえ足滑ったああああああああああああああッ!」


 がしゃーん。

 破壊的な音を奏でるぐらいのダイナミックな転び方をした。

 キックではない、転んだだけだ――いいね?

 周りの目も引くに値する勢いだが、見事にその機能が大きく損なわれており。


「やっちまった! すいません扉壊しちゃいました! どなたかいませんかー!」

「やっべーぶっ壊しちゃった! 誰かいねえのか! おらっ弁償しにきたぞ!」


 そこに二人がかりで強引な形で押しかけた、残ったドアの名残も蹴っ飛ばして。

 踏み込む先はくすんだ床材に埃の層の灰色を足したような、退屈な殺風景さだ。

 地べたを辿って部屋の一つに勢いで踏み込んだ――その時だ。


「いやいやいやいやいや」

「おいおいおいおいおい」


 家具一つない小部屋の狭さに、そう口にせざるを得ないものが作られていた。

 階段だ。それも部屋の面積をこそげ落とすほど不釣り合いな下り道がある。

 それがただの階段なら「まあわかる」だが、今の俺たちにあるのは――


「……なあタカアキ、これどう思う?」

「……どうってなあ、まあ白と黒どっちかっつったら黒だ」

「だったら今のあいつらにぴったりじゃないか?」

「胡散臭いもの同士相性がよさそうなことで――おいふざけんなよどうなってやがる」


 ヒビ割れたコンクリートの質感と、階段にあわせて組み込まれた手すりだ。

 深みには機械的な光が立って、道中貼られた紙や落書きが間違いなく剣と魔法の世を否定しており。


【アーロン・アンダーグラウンド・スーパーマーケット!】


 と、利用者に向けて電子的な広告が浮かんでいた。

 間違いなく転移の影響で持ってこられた世紀末世界の構造物だ。


「ひょっとして、俺なんかしちゃった案件?」

「なんかやらかした案件だ。ついでに言えば――」


 そんな様子にあっけに取られてる時だ。

 階段の奥からこつこつと音が反響する。

 まさかと見合わせた顔を向けると、あり得ない近代さから白色が浮かんだ。


『……! なっ、なんだ!? 貴様らなぜそこに――』


 なんてタイミングだ、深くかぶった白い衣の形がこっちを見上げてる。

 そいつは男らしい顔に言葉通りの形相を浮かべて、躊躇いつつ振り返るなり。


『くそっ! 皆のもの、侵入者だ! 早く門を閉じるのだああぁぁッ!』


 状況的にできれば聞きたくなかったセリフをぶちまけて、奥へ走り出す――!


「ついでに"なんかいらっしゃる"ってわけか……追うぞ!」

「ああそういうことかよ! なんて日だ今日は!」


 逃がすか! 大急ぎで逃げる相手にあわせて駆け下りた。

 階段の質感といい内装といい、間違いなく転移したウェイストランドのものだ。

 足音を追って数段すっ飛ばしていると。 


【アーロン地下交通システムへようこそ!】


 と電子画面が馴れ馴れしく案内してくれた。

 こんな調子でよろしくない客をずっと歓迎してたみたいだな、なんてもん連れてきたんだ俺は。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 旧作からの再登場なレフレクちゃん救出なるか頑張れイチ君
[一言] やっぱいちクン案件じゃねーか! 地下室が転送されてやがった!そうだと思ったわ!
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