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人道と言う白線の上で  作者: 天ノ×
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人生と言う道にて

世界の背景を全て白にして、壁もなくして物理的な距離感も無くして。人と白い世界だけにしてみた。とてもシンプルで奥の深い作品にできたらいいなと思ってます。

この道にて君は何を求め、僕は何を決めるのだろう。


真っ白なこの世界で人しかいないこの道で僕は決断した。

とりあえず僕はこの集団から抜け出す事を決めたんだ、少し前から疑問に思っていた。

道と言うには広過ぎるこの場所でなぜ僕等はこの集団の中で縦に並んで歩いてるのか。

僕の斜め前にいた一人の青年がこの集団から抜け出して行ったのを見て気付いたんだ、皆同じ方向に進んでるんだから結局はこの集団から抜け出しても行き着く先は同じではないか。

こんな窮屈な前も人で埋もれて見えないところで何も歩く必要もないじゃないか。

どうせ行き着く先が同じなら前が開けていた方がいいじゃん。

自分が向かって行ってる目標を見定めながら歩いた方が気持ちいいに違いない。

僕は人混みをかき分けて右に右にと集団からぬけだそうとした時。

40代くらいのおじさんが腕を掴んで優しい顔でこう言った。

君それ以上行くとまともに生きられないよ。

いやいや決して死ぬ訳ではないよ、ごめんねごめんね、分かりづらかったよね。次は真剣な顔になり言った。

この集団から抜けるとまともな人間になれないよと。

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