第13話 なろう樹海の暗闘 -教えてオリ子さん! 禁断の初晒し体験に挑まんとする軍曹⑤-
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無謀にも初めての晒し体験でなろう分析専門家のオリ子さんに挑まんとする軍曹。
軍曹の代表作である『夢のカオリ』を例にして『なろう作品分析』の説明を始めたオリ子さんだったが、なかなか始まらない作品分析に読者様たちの不満が募り始めていた……。
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<< 続き >>
オリ子「じゃあ、『夢のカオリ』の作品分析を始めるわね」
軍曹・ネコ峰「「はい!」」
オリ子「じゃあまず、『小説情報』から見ていくわ」
◆◇◇◇
ネコ峰「え?『小説情報』は自分の書いた小説じゃなくても見れるのですか?」
えっネコ峰知らなかったの!?というかそんな初歩の初歩な所から説明を始めるの!?と思った人も多いかも知れないが、新兵であるネコ峰が『他作者作品の小説情報』の見方について知らないのも無理は無い。
実はこの『他作者作品の小説情報の見方』については一般の訓練所では扱っておらず、なろう樹海で戦う戦士たちが戦場で闘ううちにいつの間にか学び身に付ける知識であるからだ。未だこの知識を持たずに戦闘に参加している戦士も数多く存在するぐらいだ。
オリ子「そうよ。なろうにある作品はどんな作品でも『小説情報』が公開され、誰でも見れるようになっているの」
オリ子「作品ページを開くと一番上に、」
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オリ子「という表示があるわ。ここの『小説情報』から、その作品の小説情報にアクセスできるわ」
ネコ峰「なるほど!」
◇◆◇◇
オリ子「小説情報はこんな感じになっているわね」
そう言って『夢のカオリ』の小説情報を開くオリ子さん。そして同じくそれを開くネコ峰。そこには……
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『夢のカオリ』
連載中 全156部分
あらすじ:未来と過去を行き来できる不思議な力を持つ少年カオル。古代都市『ポンペイ』と未来の『キョート』を舞台に夢と冒険の幕が開ける。
作者 軍曹
ジャンル ノンジャンル〔ノンジャンル〕
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掲載日 なろう暦530年 01月01日 00時00分
最新部分掲載日 なろう暦541年 03月07日 00時00分
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文字数 10,695,000文字
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弾丸や砲弾が飛び交うなろう樹海の戦場に陰に潜み、未だ一度も被弾することなく戦ってきた、修羅の道を極めんとする漢の戦歴が……そこには示されていたのだった。まさに圧巻。
ネコ峰「…………。」
◇◇◆◇
ネコ峰「ところでなぜ『小説情報』から作品分析を始めるのでしょうか?」
ネコ峰「自分のイメージでは、まずは作品の内容を読んでからその内容について分析するものかと思っていましたが……」
オリ子「いい質問ね。これが『なろう作品分析』の特徴よ」
ネコ峰「えっ?一体どういうことでしょうか?」
◇◇◇◆
オリ子「『小説情報』はその作品の持つ『データの要約』と言っていいわ。つまり小説情報を見ることでその作品の『なろう樹海の戦場での立ち位置』が大体把握できる様になっているの」
オリ子「なおこれらのデータは紙で出版されている『書籍』ではこれほど簡単に見ることはできないから、とても画期的なことと言えるわ」
ネコ峰「そうだったんですね!」
オリ子「『小説情報をあまり見ない』あるいは『あくまでも作品内容を分析する』という考え方の分析専門家もいるみたいだけど、そういう専門家は『作品内容』だけしか分析できないから正直、戦い方の参考にはあまりならないわ」
オリ子「なろう作品分析のおいてもっとも大事なことは『なろう樹海の戦場におけるその作品の立ち位置』だと私は考えているわ」
オリ子「だからなろう作品分析はあくまでもこれらの戦歴データに基づくものでなければ意味がないのよ」
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そうなのだ。弾丸や砲弾が飛び交うなろう樹海はあくまでも戦場。作品の芸術性や美しさを競う場所ではそもそもないのだ。辛いと思う人も多いかもしれないが、これが戦場の現実。
なろう樹海においては作品分析もあくまで戦い方の参考となるものでなければいけないのだ……。
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続くっ!
(なお最近、作者がツイッタルランドに上陸したらしいです)
*『夢のカオリ』の小説情報を微修正しました(2019.03.28)
訂正前:その他〔その他〕
訂正後:ノンジャンル〔ノンジャンル〕