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陰キャぼっち物語1  作者: ひつじごころ
3/5

KOIしちゃったんだ、たぶん、気付いてなーいでしょー

あ、あれ?  俺、何考えてるの?  あの子に近づきたいって。 


な、なんだ・・。 俺 KOIしちゃったのか?

い、いやいや、まてまて。とりあえずさっきの出来事を整理してみよう。


1、酷いことを言われて傷ついた。

2、あの子が入ってきて、涙があふれてきた。

3、我に返った

4、あの子がやさしく受け止めてくれて全部吐き出した。(気持ちを)

5、謝罪(土下座)

6、先輩、素敵ですね。

こんな感じだ。 うーん、これといって俺の行動で突飛出たものはないが。


まず1。まぁ、そりゃ酷いこと言われたら傷つくよな。うん。次に2なんだよ。ここ。どうしてあの子が準備室に入ってきたっていうことだけで涙があふれてきて抱きつきたくなったのか。


というか、なぜあの子は俺が抱きついた時点で嫌がらなかったのか。

あの状況だったら俺は、ビンタの一発や、二発くらっててもおかしくはない。


あの時点であの子は、俺の気持ちに気づいてたってことか?

ないないない。エスパーかよ。

まぁ、どっち道、あの子がすごぶるいい子ってのはめっちゃわかった。 明日お礼言おう。


と、その時、俺の携帯が鳴った。  ん?誰だ?


っておいおいおいおい。 あの子じゃねえか。 てかLINE交換してたっけ。

そーいえば、委員会の時に交換したような・・・。 ってなになに。


「さっきは、逃げるように帰ってごめんなさい。先輩の事」


んん?! 先輩の事??


「キモいって思って逃げたわけじゃありませんから」

そっちかーーーーーい。 まぁ、気を使ってくれてんのね。 

「ありがとう。」

「先輩、一緒に帰りませんか? 聞きたいことがあるんです。」

聞きたいこと? まぁとりあえず帰るか・・ 

「うん。いいよ。」

「じゃあ、昇降口で待ってますね、2年生の。」

「わかった。すぐ行くね」

「女の子らしいスタンプ」

そこで会話は終わった。  うれしい。


俺はきっと、あの子が準備室に入ってきた時、うれしかったんだ。そして安心したんだ。

まるで、お母さんを必死に探して見つけたときの迷子のように、一気に安心感が降りてきた。

そして涙があふれた。

あの子がドアを開けた音が、

俺の心を開いたから。

あのクラスメイトの言葉を否定するように、俺は一人じゃないよ。って言ってくれるように、

あの子が優しく微笑んだから。


俺は、あの子が好きなんだ。 若宮紬ちゃんが。


俺は、LINEの「若宮さん」とのトークを閉じ、ダッシュで昇降口へ向かった。


はいー。後輩ちゃんの名前が出てきましたー。

これから人が増えていくので名前しっかり覚えておいてください!

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読んでくださりありがとうございました!

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