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タイトル未定

落ちてきそうなほど明るい満月だった。

満月の日、誰の目にも止まらずくぐる事が出来れば、必ず1つ願いが叶うという

大木の前に立ち、大きく息を吸った。

そこだけぽっかりと、まるで木が大きな口を開けているかのような。


「サァー・・・」

こんな遠い所まで、深夜に1人で来て真剣にくぐろうとしている自分に

あきれながらも、私は懐中電灯のスイッチをオフにした。


「スー・・」

深く息を吸い込んだ。

「私が本当にいるべき場所があるなら、連れてって」

「・・・・・・」


「フ・・・」

思考が現実になると途端に馬鹿らしくなる。

呆れながら、それでも四つん這いになって私は穴の中へ入っていった。

「真っ暗・・・」

「グッ・・・・もうっ・・」

足早に抜けようとすると、服が何かに引っかかった。

「キャッ・・・・」





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