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日本優先党党首佐倉真との密談(2017年6月29日金曜)

作者: 不座真仁

(差別表現はありますが、著者には差別の執筆意図はありません)

今日の午前中、都内にある日本優先党事務所にて、党首佐倉真と密談をしてきた。


「おー、おはよう、不座君」

「おはようございます。佐倉さん」

「今日も元気そうではないか」

「あ、はい、元気だけがとりえですね」

「そうか。それはなによりだね。ところでね。今日の朝ね、日課の散歩をしていると、アホのネトウヨがおれに絡んできやがってね」

「佐倉さんはネトウヨから支持されているというか、愛されているというか、尊敬されているのではないでしょうか」

「いやいや。まず相手がおれのことを知らないということがあってね。そいつがさ、早朝からね、くだらんことを道端でマイクもって主張していたんだよね」

「許可とってたんですかね?」

「いや、たぶん、無許可だろうけど、まぁいいや、そのときはそのことは咎めなかったんだけどね。ヒトラーについての話をしてたんだ」

「はい。優先党や自由民主党公明党やイスラム国のお仲間ですね」

「そういうことだけど、もちろん、誰かがなにを言っても今は許されるとは思う、日本国憲法だから。しかし、いくら日本国憲法の時代とはいえ、あまりにも嘘ばかりいわれるとね、おれだって頭にきちゃうよ」

「どんなこといってたんですか?」

「そいつはね、『ナチスのパレードを見てると北朝鮮や中共の軍事パレードと似てる』といってたんだ。おれがあったまにきて、大声で怒鳴ってやった。『1930年代には、まだ北朝鮮は存在しないし、中国共産党は内戦状態にあって、ドイツにどうやって影響与えるというんだ、あれはね、ナチスは当時の政治的ライバルのドイツ共産党のマネをしてだけなんだよ』と」

「するとそいつはなんていったんですか?」

「その野郎は『こんなくだらないことで鬼の首を取ったように騒いでる貴様は? クソのチョンか?』などとほざきやがる。

おれは顔を真っ赤にしてまた怒鳴った。『くだらないというのなら、なんで最初からナチスのパレードが北朝鮮や中共と似てるなんてほざくんだ!くだらんことを最初に言い出したのはキサマだろうがよ!』といってやった」

「はい。緊迫してきましたね」

「するとその野郎はゲラゲラ笑って、『やっぱクソチョンだ』といいやがった。早速その場で捕縛し、知り合いの警察官を呼んで、そいつに強制的に指紋を押捺させてやったよ。『日本国憲法を改正した暁には、キサマを即刻死刑に処すから首洗っとけ』とそいつにいってやっておいたよ。なかなか安倍の野郎が改憲を実現しやがらないんだけどさ」

「なるほど。自民党案憲法か、優先党案憲法が採択されれば、死刑ですね?」

「あぁ、そのどちらの憲法案であっても、おれを『クソチョン』呼ばわりしたネトウヨは死刑だな。まぁ、ネトウヨなんぞ、ほとんどはニートか、フリーターかだろうから、納税額としても微々たるもの。死刑にしても日本政府に大きな影響はない」

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