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死神の賢者  作者: プイプイ
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プロローグ

こんにちはプイプイです。

今回は初の投稿となるのですが、まったく文章構成やルールというものをよく理解していないまま、

執筆したものですので、読みずらいとか、ストーリーがよく分からんとか、設定がめちゃくちゃすぎるとか

いろいろなミスをしでかしていると思いますが、何事もとりあえず投稿してみて、批判の声しか返ってこなかったとしても、それが次のより良いストーリーの創作に役立つのでしたら、どんどんお願いします。

〈死神〉、、、それは、時が来た人間をあの世へと誘う。

文字どうりの死を司る神である。

それゆえに、人は死を恐れる。

出会ったら最期、魂を刈られ確実な[死]をむかえる。

人間はその迫りくる[死]にあらがうことはできない。


だが──その[死]を自ら受け入れ、死神と契約を交わすことで、

人知を超えた力を持つ者たちがいた。




死暦:871年。

人類は、空前の大戦争を繰り広げていた。

ただの戦争ではない。

《契約者》を中心として編成された部隊を保有している国同士が、

戦争を始めたのである。

しかも、戦争をふっかけてきた側の国は禁忌の魔術を発動させ、

大量の悪魔を使役し、圧倒的な力で攻めてきた。

それに対し、平和主義で温厚だったもう一方の国は、

一瞬にして部隊を半数潰され、完全な劣勢に追い込まれた。


その劣勢の中でもなお、戦い続ける者たちがいた!?


はああああああ───


悪魔と人間たちが激しく入り乱れる戦場。

そのなかで雄叫びをあげて悪魔の軍勢に黒い雷を纏った拳を振るう黒髪の男の姿が、、、

「チッ、、きりがねーな]

「レイ!」


男に背を向け、肩を合わせてくる少女。

「レイ!このままじゃ・・・」

大人びた少女が焦りの表情を見せる。

「分かってる・・・・・」


その男は、未だ自分に向かってくる悪魔と敵軍の契約者の軍をじっと見据え、

「俺がひきつける、アインは他の部隊を率いて全員退避させろ」

「ダメよそんな!いくらあなたでも無謀すぎるわ!」

あまりに無謀すぎる事を提案してくる男に対し少女がさらに表情を強ばらせる。

「ねぇ、逃げるなら一緒にいきましょう!今ならまだ・・・・」

半ば戦意を喪失しかけていた少女を男は優しく抱き締めた。

「ありがとう・・アイン」

耳元でそう囁いた男の言葉に涙を浮かべる少女。

「アイン。絶対に生き残れよ」

「レイ・・・」

「よし!行け!」

男ににそう促された少女は、必死で涙を拭いながら仲間が逃げていく方向に走っていった。

その別れ際、少女は最後に一度だけその男に振り返り、


「死なないで・・」


その言葉を発した時、目の下にわずかに残った涙が、

風に吹かれて空に舞った・・・・・

そうして不安そうな顔を見せるも、その男は希望を捨てていない、

まっすぐな眼差しで少女を見送った。


「はぁ~、やれやれあんな顔されたら簡単に死ぬわけにいかね~・・な!」

と同時に、その男 陰宮かげみやレイは再び敵陣にたった一人で向かっていった。

「クソ!雑魚が多すぎる。まとめて消し飛ばすか・・・いや」

レイはまだ退避途中の兵たちを見ながら、

いまいち、本気で攻めるのをためらっている。

そんな中、悪魔と敵の契約者は躊躇なく、進軍してくる。

レイはその状況を見て、死神の力を発動して自分の体から漆黒のオーラを周囲へ撒き散らした。

「シャドウを打ちとれー!」

その気配を感知した敵の契約者が叫ぶ。

それによって悪魔たちが一斉に襲ってきた。

そしてようやく、味方の兵が全員退いたのを確認したら。


「ふん!くたばりやがれー」


漆黒の雷を纏って、縦横無尽に駆けまわり。

敵軍の約7割をものの数十分で制圧した。

「よっしゃ!このまま・・・」、

「いける」と思ったそのとき、

突如、光の速さで飛んできた巨大な槍がレイの眼前に迫った。

だがレイはそれを容易く弾いて、槍が飛んできた方を睨み付けた。


そこには異様な雰囲気をした、ローブをまとった男が一人たたずんでいた。

「お前は・・私が殺す」

口元をニヤリとしながらそう言い放つ男。

レイは瞬時に気づいた。この男が自分と同等に強いことを。

「雰囲気で分かるぜ、強いな・・お前」

レイは自身の右手に黒い鎌を作りだし、構える。

双方あいさつ程度に一言喋ると、

二人同時にその場から姿を消したかと思うと、、

その瞬間、激しい衝撃波があちこちで起こった。

目にもとまらぬ速さで高速戦闘を繰り広げている二人。


そのときレイはわずかにできた隙につけいり、男のローブを漆黒の鎌で切り裂いた。

ローブの中から現れたのは半眼の沈んだ目つきの、後ろ髪を軽く縛っている若い男。雰囲気が何となく普通の人間とも死神のものとも違う。だがなぜかレイはこのとき直感していた。この男はここで消しておかなければならない気がした。


謎の男は鉄の槍を生成しながら攻撃してくるので、レイはいまいち攻めあぐねていた。

攻めずらい攻撃しかしてこないため、わずかにイラだちが生じてきたようで「チッ」と舌打ちをもらす。

「バラム」

男がそう唱えると無数の槍が空中から生成され、槍の雨となって一点集中で零に降り注いだ。

「くっ───」

なんとか柔軟な身のこなしで回避できたのだが、最後の槍を半身を反らしてかわしたときに後ろに一人の少女がいることに気がついた。どうやら逃げ遅れた戦闘員の一人のようだ。

足を撃ち抜かれて身動きができないらしい。

嫌な予感がすると思ったら、案の定 先程避けた槍がその少女目がけて一直線に飛んでいく。

「なっ!あのヤロー・・・」

そのときようやく気づいた。 今の槍は自分に向けて放たれたものではないことに。

自分に迫ってきた槍に気づいた少女は、「ひっ」と怯える声をあげながらも必死にそこから逃げようとするが足が動いてくれない。

もうだめだと、目をつむって数秒後、自分の体に何の痛みもないことにきづいた少女は自分の顔になにか温かいものが滴り落ちていることにきづいた。


それは目の前の槍に貫かれた男の体から流れているものだった。

「あ、あああ」

「かはぁ!」

レイは少女を無理矢理手でどかしてなんとか槍の軌道から外したのだが自分もそこから離脱するだけの余裕はさすがになかったようで、正面から槍を受け止めることになった。

その結果、心臓を貫かれた。

完全に致死ダメージをもらった。 レイはその場に仰向けに倒れ、傷口から流れでる自分の血をながめてもはや、意識が飛ぶ寸前だった。

だが最後の力を振り絞るように、慌てふためいていた少女に向かって片手を伸ばし、小さなガラス玉のようなモノを転がした。

その瞬間、少女はその玉に吸い込まれるように消えた。

その光景を見てホッとしたレイ。


「ふふふ、ははははは!」

するとさっきの男がいきなり笑いだした。

「なに・・笑ってやがる」

もう睨む気力さえないほどにぐったりしているレイに対してゆっくり近づいてくる男。

「まったく、なんの戦力にもならない少女を命がけで助けて自分はそのザマ。ただの間抜けにしか見えんな」

「へっ!お、まえ、みてーな・・ヤツには、理解できねーことだろうよ」

強がるように口元はニヤリとしているが、言葉は途切れ途切れ。そして、最後の止めの一撃の巨大な槍が生成された。それと同時に男は宙に浮いて槍を飛ばす体制にはいった。


「さらばだ。・・・バムパラデス───」


その声と同時に巨大な槍が光の速さで放たれ、レイの胴体に突き刺さった・・・。

完全に即死ダメージだった。激しい爆風が吹き荒れ、土煙があがった。

しばらくその方向を見つめていた男はそこからふりかえってその場から去ろうとする。

「ははははは!なにが帝国一の死神使いだ。呆気なく死にやがった。あっはははは」

「なにがそんなにおかしい」

「!?」

男は驚愕の表情で再びふりかえって未だ土煙が舞っている方をじっと見据える。

急に内側から発せられた漆黒の波動で土煙が吹き飛ばされた。

ようやく視界がひらけたところにレイは立っていた。男がまず驚いたのは死んでいなかったことよりも、その男の姿や雰囲気がまるで違うことだった。


「───なんだその姿は・・・」

男が驚きの目で見つめてくるなか、レイ。・・・いや、もはや人間かどうかも分からないような異様すぎる雰囲気を纏っているその男は、全身が漆黒のオーラに包まれて、眼は黒と白が逆転している。

髪も背中半分を覆うくらいにのびている。

「楽しい楽しい殺し合いはこれからだろーが!」

ニンマリ笑うとその瞬間、レイの姿が消えたかと思うと男の眼前に一瞬にして間合いをつめて漆黒の鎌を振り下ろす。


「罪人には・・・・等しく死を!・・」


「なに!がぁっ」

まったく反応できなかった男は両腕を前に出してなんとか受け止めようとするが体を真っ二つに切り裂かれた。一瞬にして決着はつき、男の体は二つに別れ地面に落ちる。しかし男の体からは血や内蔵などは一切出てこずに体の断面はなにもない空洞だった。

その光景を見て零はやはりなという顔をうかべた。それと同時に先ほどの異様な雰囲気から徐々に元の姿へと戻っていく。

「おまえ、ただの人形か」

《その通りだ》

男は頭から股下まで完全に裂かれているためその声がどこから聞こえてくるのかは分からない。

倒れている男からというよりは直接頭に響いてくる感じだ。

「テレパスか」

《この俺の分身をこうも容易く潰せるとはな》

「いったい誰なんだてめーは」

《俺の名はデスペル。またいつか合間見えるだろう、、シャドウ・・・・》

そうしてその得たいの知れない者の声は空に溶けこむように消えていった。

「デスペル・・」


レイはさきほどの男の名を呟くと、日が沈みかけていた薄暗い空を見上げて地平線の彼方へ消えていった。


それから数時間後に味方の部隊が派遣されたが。

戦場には誰の姿もなかった。

あるのは無数の戦いの痕跡だけである。


この戦いはのちに〈平和大戦〉と呼ばれ、人々の記憶に深く刻まれた。

確かに結果的には平和主義側の勝利と言えるかもしれない。

しかし実際の戦場での出来事は、けっして平和的とは言えない。

むしろ、残酷極まりない戦いだと言うべきだが、

平和主義国の兵は全員序盤で退いたため、のちに戦場で起こった壮絶な戦いの記録を持つ者は陰宮レイただ一人。

戦争後、その男の姿を見たものは、、、


誰一人として───いなかった



前書きでいろいろ話したいことをぺらぺらと喋ってしまったので、正直なにもありません。

ですが、もう一度だけ言わせていただきますと、とりあえず批判でもなんでもいいので、

感想をお願いします。

今回はぜんぜん文字数が乏しい状態での投稿となり恥ずかしいです。


ですが、これからバンバン連載していく予定ですので、長い目でお願いたします。


以上、プイプイでした。

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