第一話:ブリーフィング
ニコニコ動画にて第一話が投稿されました。(制作・投稿者はGM)
タイトルにネタバレが含まれているので、URLは本話の後書きに貼っておきます。
GM:君たちが自己紹介をしていると、『ピーッ』という音とともに正面の重そうな両開きの自動ドアが開きます。そこからは君たちが待っていた案内役の男が現れました。ですがその男は君たちが想像するようないわゆる案内役の男とはかけ離れた風体をしています。頭にはバイザーをつけたヘルメットを被り、防弾チョッキを着用し、肩には紐の付いたサブマシンガンを提げています。まるで自衛隊かあるいはSWATのような格好をしています。
PC2:どっちかっていうと警備員ぽいな。
GM:そしてその男が口を開いて君たちにこう告げます。
「あなた方が本日いらっしゃる予定のオブザーバーの方々ですね?お待ちしておりました。ご案内致します、こちらへどうぞ。」
GM:と、職員が今しがた出てきた自動ドアの奥へ進むよう君たちを促します。どうぞどうぞ。
波瀬「どうもどうも。」
PC5:えっと、どういう風な順番で行く?
全員:www
PC2:ガチダンジョンアタックかよw
PC3:パラノイアかw
GM:いいけどねwパラノイアw最初にくぐった人のドアが爆発するとかそんなことは無いwまぁいいよ、順番決めて。
PC5:若くて筋肉のたくさんあるやつから先に行ってもらおう。
GM:ちなみに自動ドアはかなり大きくて、横三人くらい一気に通れるくらいの幅がある。
長山「まぁとりあえず平井くん先に行ってくれ」
平井「構いませんが前が見えなくなっても結構ですかな?」
PC5:そんなでかいの?w
PC2:サイズ18だからねw
PC5:3メートルくらい
PC2:3メートルはでかすぎるだろw
PC5:www
GM:SANチェック入れるぞw
長山「構わない。先に行ってくれ。ちょうどいい壁になるかもしれん」
平井「よろしいのですか?承知した。」
GM:常識人じゃなかったのかよw
PC3:常識人とは一体
GM:じゃあ平井と、でかいとなると
PC4:自分かな
GM:樽田さんが先頭を歩くと。
PC3:で、前が見えないw
長山「女性陣を挟んで私が一番最後に。」
岡部「俺も最後になるな。」
長山「なら、それより一歩前に出て、岡部くんに最後尾に居てもらおう。これで後ろからゾンビが襲ってきても大丈夫だ。」
PC2:ただのクズじゃねぇかw
全員:www
GM:はい、では長山さんがただのクズだということがわかったということで。
全員:www
GM:君たちが両開きの自動ドアをくぐると、目の前にまた同じような自動ドアがあります。その扉の中ほどには一本の青の大きな帯が入っていて、扉には大きく「1」と書かれています。
案内役の男が持っていたらしいカードキーを端末に通すと、君たちが通ってきた後ろのドアが閉まり、ゴーっと空調の動く音が聞こえます。そしてしばらくすると目の前の「1」と書かれた自動ドアが開きます。
職員「お待たせしました。こちらです。」
GM:と言って、職員が君たちをその先へ案内します。自動ドアが開いた先は、長い廊下になっていました。
先ほどの待合室と同様清潔感の漂う白を基調とした廊下だが、壁には自動ドアと同じような青の帯が描かれています。
案内役の男は道なりに進み、廊下中ほど左手にある扉を開けて、その扉を抜けたすぐ左手の部屋に君たちを案内します。
職員「この部屋です。博士を呼んで参りますので好きな席におかけになってお待ち下さい。」
GM:と君たちに声をかけます。
PC2:職員に質問とかはしても構わないかな?
GM:どうぞ。
平井「ちょっと伺ってもよろしいですかな?」
職員「なんでしょうか?」
平井「先ほどのドアは機密ブロックか何かのドアだったようですが、危険体制についてはどうなっているのですかな?」
職員「ここの研究所の危険体制については、WHOの規定に則ってゾーニングをした上で空調の管理であるとか、生物汚染の対策を行っています。皆さんを案内したこのエリアは一番危険度の低いエリアになっておりますので、外界との空調の隔離以外には特に何も行っておりません。」
平井「なるほど。わかりました。」
長山「この研究所で行われている研究とは具体的にはどのようなものですか?」
職員「私が知っている範疇で申し上げますと、例えばエボラウィルス、天然痘ウィルスといった、最も脅威度が高いウィルスで申し上げるとそのあたりのワクチンであったりなどの精製研究と聞いていますが、そのあたりの話については呼んで参ります博士に伺っていただければと思います。」
長山「わかりました。今から呼んでくる博士とはどなたですかな?」
職員「この研究所の上席研究員の新濃博士という方です。」
全員:にいのう…?
GM:新しい古いの新しいに、濃い薄いの濃いで、にいのうさん。」
PC6:変わった名前。
PC4:クマじゃなくてよかった
職員「では、少々お待ち下さい。」
GM:そういうと職員は携帯電話を取り出して扉の外に出ます。」
長山「コーヒーは無いのかい。」
PC3:常識人よ!w
虎谷「ここは禁煙かい?」
岡部「なら俺はドクペを飲むぜ」
PC2:あ、ドクペ所持品にあるw
GM:隔離された生物研究所で禁煙とか聞くー?w
虎谷「ちょっとータバコ補給しないとー。ヤニー。」
波瀬「まともな人1人も居ないぞ…。」
GM:ちなみにヤニが吸えるところは後で案内するので…。
PC6:あーそうあるのね!
GM:施設の中にはあるので後で吸ってください。
部屋の中の描写をします…。
部屋の中は一般的な会議室のようで、部屋の中央に長机が8台ほどあってロの字を作っています。
この部屋には一般的な会議室にあるようなものは大体なんでも揃っています。
机、椅子、ホワイトボード、プロジェクター、ワイヤレスマイクなどがあります。
何か探したいものがあれば目星ロールをどうぞ。
PC5:じゃあ振ろうか。目星ある人に振ってもらおう。
PC2:目星無いもんなw
GM:ちなみに技能を振ってなくても判定できないわけではなくて、デフォルトの値で振ることはできるよ
PC5:まぁでもできる人がいるならその人に振ってもらおう。
PC3:これ、目星、目につくものとかで調べられないの?
GM:構わないよ。これを調べたいとか、部屋全体をまんべんなくとか、特にこれをって言ってもらえたらそれについて目星を振ってもらうのもOK。
岡部 目星:59 → 51 成功!!
平井 目星:75 → 87 失敗…
波瀬 目星:60 → 71 失敗…
GM:一番奥の机の椅子の上に、青色のカードが置かれているのを見つけることができます。
岡部「これは…セキュリティカード?」
GM:そこには、青色の帯と一緒に「1」という文字が書かれています。
PC3:あー、これかぁエントランスに使うカード。
岡部「これは…セキュリティ事故では無いのか?」
GM:www
波瀬「落とし物かなぁ?」
虎谷「拾っとけ拾っとけ」
岡部「持っておくか。」
長山「では私が持っておこう。」
PC1:なんでやねん!
GM:いいけどさぁ。誰が持つ?
PC1:とりあえず…白衣のポケットにそっとしまっておく。
GM:じゃあ岡部が持っているということで。
PC5:そのカードキーの存在については他の人に言う?
PC1:まぁ言っておくよ。
長山「おいおい、その辺にあるものを勝手に取っていいのか?手癖が悪いな。」
PC3:コーヒー飲みながら言うな!
PC1:どこからともなくコーヒー持ってきたくせに!
全員:www
GM:そんなこんなでカードを見つけてやいのやいのしていると、先ほどの案内役の男が戻ってきます。
職員「お待たせしました。博士がお見えです。」
GM:と言って、入れ違いに博士が入ってきます。
新濃「やぁみなさん。遠路はるばるご苦労様でした。お会いできて光栄だ。」
GM:扉の向こうから現れたのは青白い髪に眼鏡が印象的な白衣を来た長身の男性です。」
PC1:白衣仲間だ。
新濃「ようこそ国立生物感染研究所へ。私はこの研究所の上席研究員の新濃だ。これからよろしくお願いする。では、早速で申し訳ないが君たちをこんなところまでお呼び立てした理由について話したいと思うがよろしいかな?」
平井「お願いしよう。」
虎谷「はい、どうぞー。」
PC5:長山は新濃と昔会ったことが有る設定でもいい?
GM:いいよ
新濃「あぁ、長山じゃないか。久しいな。今何をしているんだ?」
PC1:ゼルダだろw
長山「久しぶりだな。今私は母校に戻って教授をやっているよ。」
PC2:ハイラル地方?
新濃「母校というと…京都だったか?」
長山「そうだ。まさかこんなところで君と会うとは思っていなかった。」
新濃「いやぁ懐かしいな。私もほっぽりだして京都に戻りたいよ。」
長山「こんな何にも無いところでずっと研究するのも大変だろう。」
GM:本当に何にも無いからなw
新濃「休みの日と言ってもWiiUでゼルダをするくらいしか無い。」
全員:www
長山「今やSwitchだろう。」
新濃「おいおい、そんな最新のハードが手に入るわけが無いだろう。」
長山「私はSwitchを持ってきたぞ。」
PC1:持ってきたのかよwww
新濃「あとで貸してくれないか」
PC2:どんだけやりたいんだよwww
新濃「まぁ積もる話もあるかもしれないが、今は仕事の話をしようか。」
長山「京都に戻ったら君のポストを作っておいてやろう。」
新濃「すまんな。」
PC4:ここでコネ!?
虎谷「ねぇ話進めてよ。」
PC3:ブチギレwww
新濃「大変申し訳ない。君たちを呼んだ理由。それは我々の研究、ある生物群の封じ込めについて、君たちの知識技術を貸して欲しいからだ。」
岡部「封じ込め…?」
新濃「生物災害の恐れのある有害物の封じ込め及び収容に関するプロジェクト。現在政府が主導し、この研究所が取り込んでいる最も大きなプロジェクトだ。このプロジェクトでは現在我々の技術では完全な隔離が困難な生物についての研究を行っている。」
PC1:SCPかな…?
…!
PC2:アカンやつや…w
GM:ではここで知識の50%もしくは生物学でロールしてください。高い方でいいよ。
PC5:知識の半分は切り上げ?切り下げ?
GM:切り上げでいい。
岡部 知識/2:50 → 33 成功!!
平井 生物学:82 → 84 失敗…
波瀬 生物学:84 → 24 成功!!
樽田 生物学:81 → 36 成功!!
長山 知識/2:43 → 76 失敗…
虎谷 生物学:91 → 96 失敗…
平井「吾輩、筋肉のことしかわからんのでなぁ…。」
PC6:これはファンブルか…
GM:じゃあ虎谷は今の話を聞いてイメージをふくらませるが、昨日の晩御飯のことしか思い浮かばない。
全員:www
PC6:いや、そこはタバコのことで。
虎谷「あーなんか面倒くせえ早く喫煙室連れて行けよ…」イライラ
GM:それでは成功した人は、微生物や病原体の危険性を分類して生物災害を防止する目的で、WHOによりバイオセーフティーレベルというものが制定されているんだけれど、最も脅威度の高いクラスに分類されるウィルスであったとしてもこれらは完全に現在の技術で隔離が可能な生物である、ということを知っています。
岡部「そんなものが…存在するというのか…!!」
PC5:つまり現在のところ、バイオセーフティーレベルにおいて分類されているものは完全隔離が可能なはずで、新濃博士が話していたような完全隔離ができない生物あるいは生物兵器は存在しないはず?
GM:そういうことですね。というのはロールに失敗した長山はわかりませんけど、成功した人はそういうことに気が付きます。
PC3:共有しなくていいの?
PC5:共有してくれ!
波瀬「バイオセーフティーレベルが一番高いヤツでも隔離できないものなんて無いはずだけどなぁ。」
PC5:いい説明調のセリフだw
平井「ほう、そうなのですか!」
虎谷「へぇー」
新濃「彼女は…なんというのかな?」
波瀬「波瀬です。よろしくお願いします。」
新濃「波瀬さんがおっしゃったように、バイオセーフティーレベルの中で最も高いクラスに分類されているものはいずれも現在の技術で完全に隔離が可能なものだ。」
長山「さっき聞いた話では、この研究所で主に研究されているのはエボラなどだ、と聞いたが。」
新濃「それは誰に聞いたのかな?」
長山「さっきの研究員だ。」
新濃「彼は研究員では無いよ。単なる…まぁ、いち職員だ。」
長山「ああ、研究員ではないのか。なるほど。何を研究しているかははっきりとは知らないのだな。」
新濃「そもそも、彼は研究そのものを行っていない。一般的な事務仕事であるとか、そういった仕事に従事している。」
波瀬「要するに、彼はエボラや天然痘を研究していると聞いているってことね。」
樽田「しかし実際にはあなた方が研究しているのは更に凶悪な生物である可能性がありますね。」
新濃「単刀直入に言うが、君たちにはこのクラス4(フォー)を上回る脅威を持つ生物の収容のため、知識技術を貸して欲しい。」
PC5:クラス5(ファイブ)…
新濃「改めて言うが、これらの生物は我々の技術では完全な隔離が困難な生物が含まれている。隔離手段については、化学的、機械的、生物学的などの手段は問わない。」
長山「なるほど…私はあまり役に立たないということがわかった!」←歴史・心理などに特化
全員:www
新濃「いや、長山。そう卑下することはない。君が実際研究している分野も、今私が申し上げたことに関して直接的な知識の提供はできないかもしれないが、実際これらが例えばバイオハザードが発生した時のパニックの予防などには君の知識が生きることになるだろう。」
波瀬「あのー、皆さん生物学の中でも微生物なんかを研究しているみたいなんですけど…なんで私が呼ばれたんでしょう?」
全員:www
新濃「君は中々…聡明な女性だな。」
PC4:クマ乗ってんのにw
新濃「百聞は一見にしかずとも言うし、まず君たちにはこの、いわばクラス5(ファイブ)の生き物を直接見て欲しい。」
虎谷「この研究所に隔離してあるってこと?」
岡部「つまり微生物ではなく、普通に目で見える…?」
PC3:大型の生物?w
GM:いやいや、微生物であったとしても目には見えるぞ?
PC5:顕微鏡使えばなぁ。
新濃「まぁいずれにせよ君たちにはこの生物を一旦見て欲しい。」
長山「見るとSAN値が減ったりしないのか?」
全員:メタいwww
PC3:なんで知ってんのそんなことw
GM:それはTRPG的な視点から申し上げれば、そこでSAN値が減らなければCoCじゃないだろうね
PC1:うわぁ、俺はSAN値が40しかないんだぁ~!
PC2:やべぇよwやべぇよw
樽田「じゃあ私は心の目で見ることにしようか」
岡部「ずるいぞMr.ブッダ!!」
GM:君たちは直接その生物見に、新濃博士に案内されるわけだが、新濃博士は会議室の扉の前に立って、君たちを部屋の外に出るように促します。
新濃「私が先導しよう。」
PC3:誰から出る?
長山「じゃあさっきと同じ順で…。」
岡部「何故知り合いの長山さんは隣に並んで歩かないんだ?」
平井「歩きながら話すこともあるだろうに。」
全員:www
GM:部屋の外に出るように促すと、その生物を見て欲しいという場に博士が案内する。扉の前で警備していた警備員も君たちの後ろからついてくる。
君たちが博士の案内に従って部屋を出て右に進んで先ほどの長い廊下に出ると、君たちがさっき入ってきた方とは違う左に曲がって研究所のさらに奥に進んでいく。
廊下の突き当りには今度は黄色い帯と大きく「2」と書かれた自動ドアがあります。
新濃博士は持っていたカードキーを端末に通すと自動ドアが開きます。
その先にはまた先ほどと同じような廊下が続いているが、壁の帯の色が黄色になっている。
PC5:セキュリティクリアランスが上がった!
GM:新濃博士は左手にある二つ目の扉を開けて君たちを中へ誘導する。
新濃「皆さんこちらです。どうぞ。」
GM:部屋の中は横に長く広く、目の前は大きなガラス張りになっています。
わかるかな、病院の手術室を上から見るような。よくドラマとかであるやつ。閲覧室って言うらしいんだけど。
PC6:あぁー。
PC1:斜め上から見てるところね。
GM:閲覧室のような構造になっている。ただガラスの向こうは照明が落ちているためか真っ暗になっている。
新濃「ガラスの前でお待ち下さい。今から始めますので。おい、始めてくれ。」
PC5:始める?
PC3:始めるて。
平井「そこに、何かがいるのですかな?」
GM:と、部屋の壁に取り付けてある内線電話に話しかけます。
すると部屋の中にあるスピーカーから声が聞こえてきました。
「了解いたしました。通常の定期清掃プログラムを実行致します。武装チームはただちに配置につき、指定されたDクラス職員3名を収容チャンバー内部に向かわせ清掃プログラムを実行させてください。」
その声と共に、部屋の照明が投入されます。照明に照らし出された部屋は君たちの居る部屋よりも1フロア分床が低くなっていて、ちょうど見下ろす形になっています。
内装は研究所と同様に真っ白であった。
ただし床はそうではない。床は全体が赤褐色に染まって、ところどころまだらになっている。
そしてそれは奥の壁際に居ます。
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