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リケガク  作者: himazinnhacker
序章
2/3

理系の遊び

【起動】

「俺は気がついてしまった!」

「何ですか先輩、急に。」

「このままではこの小説はPCオタがごちゃごちゃいってるだけの小説になってしまうじゃないか!」

「それがどうかしたんですか?」

「金田、お前このまま登場しなくなるかもしれないんだぜ。」

「そんなの・・・それくらいなら、はじめから登場させないでくださいよ筆者さん。」

「星野、金田、筆者さんが必死に言い訳がましく今後物理も数学も登場させるからと言っているんだし許してあげなよ。」

【セットアップ】

バンッ!

急に星野が立ち上がった。

「俺ら理論科学部だろ。」

「うん。」

「ならもっとはっちゃっけようぜ!」

「例えばどんな感じですか?」

「爆弾作るとかどうだ。」

いやっ、それははっちゃっけすぎだろ。

「それバカっぽい。」

「はっ?」

「だってさぁ、よくテロリストとかがネットで作り方とか調べて知識も無いのに作ってるでしょ。だから、そんなのとは一緒にされたくない。」

すると、五十嵐が

「そんな簡単に出来る・・?」

「火薬さえあれば点火の仕方はいくらでもあるぜ。」

火薬は、どうやって手に入れるんだよ。金田も同じ疑問を抱いたようで、

「どうやって、火薬を手に入れるんですか。」

「そんなん決ってるだろ。どこを周っても火薬くれる親切な奴なんていねえよ。自分で花火からほじくるんだよ!俺が小学生の時なんて蚊取り線香に花火一本分の火薬をこんもりもって火をつけてやったこともあるぜ。」

「それどうなるんだ。」

「20?30センチの光の柱がボンッだよ。あの頃は、まさかそこまででかくなるとは思わなかったからびっくりしたよ。それと、これも作ったな」

そう言うと、星野が足元の星野BOXをあさってお菓子の箱を出した。星野がその箱を開けると中には、アース付きの三本足のコンセントプラグと、二本足のコンセントプラグの変換アダプターが入っていた。

「これがどおしたの。」

「小学校のとき作った爆弾だ。」

「どこがですか。」

「このアダプターの中を少し改造してスパークするようにした。そして、火薬を詰め込んだものだ。」

「お前小学生のときからアブナイひとだったんだな。」

「でも俺も小学生の時は馬鹿で、タコ足のやつで作ろうとしたんだけど、火薬がほかの穴からもれるからな。」

「それ、試した事あんの?」

「あぁ、市民会館に液晶パネルと、掃除機の延長コードがあるんだ、おおもとのプラグを抜いて延長コードの挿すところに掃除機と、パネルとこれを挿しとくんだ。だれかパネルが消えたり掃除機がつかないことに気付いて、コンセントに挿せば延長コードの挿すところで爆発、怪我人は出ないって算段だ。」

「上手くいったのか。」

「もちろん!音はすごかったけどな。」

「よく捕まってないね。」

「バレなければ犯罪じゃないんだよ!」

「たしかになぁ。」

「知識と腕で勝負したいならハッキングだろうね。」

「いいねそれ。中田君出来るの?」

「FTPサーバーに対してパスワードアタックツールを作るのは簡単だし、それが出来ればサイトを潰せる。僕も、中学生のとき、アカウント名を入力するだけでその人に関係すると思われる情報を正確さをパーセント付きで表示するプログラムを作ったよ。」

「どんな情報が手に入るんだ?」

「ブログ、F●cebookのアカウント、tw●tterのアカウント、顔写真、その他写真、住所かな。」

「どうやってわかるんですか?」

「同じアカウント名を使い回したり、F●cebookやtw●tterでブログのURLを教えてたり、その逆もあるよ後は、写真のジオタグの消し忘れ、プロパティに表示される個人情報の消し忘れかな。」

「役に立ちますかそれ。」

「人探しソフトとして公開したけど晒し行為に使うやからが多かったね。」

「確信犯だなそれは。」

「話しの腰を折って悪いけどこれ・・・」

五十嵐はいつのまにかPCを起動させ、学校のホームページを見ていた。しかし、それはいつものページではなかった。画像がすべて赤×になっておりレイアウトがぐちゃぐちゃになっていた。

「中田、お前やっちまったか・・・」

「先輩、今からでも遅くありません謝りにいきましょう。軽くて済むかもしれません。」

いやいや、僕は何もやってない。

「僕じゃないって、職員のミスだろ。」

小松が、急いで五十嵐のところへかけより、

「すぐ切ってじゃないと、いろはちゃんが疑われるよ。」

「だから、職員のミスだろ!」

「あぁ、うちの部員がこんなことしたなんてばれるとただでさえ若い部活なのに。」

「サイバー攻撃は全部僕かよ!」

「じゃぁ、これはどうしたんだ?」

「パスをミスったんじゃないのか...」

「でも、どうせツールで作ってるんでしょ?パスは間違えないでしょ。」

「ファイルを移動させたりとかあるだろ?」

「いつ復旧するんだろうな。」

「スクショ撮ろ!ソース保存しとこ!」

「爆弾の話しで思い出したけど、工学って理系の中でもカラフルなイメージあるよね」

「なんでですか。」

「だって、ラボって普通単色でしょ。」

「だから、なんでですか。」

「いやぁ、よくテレビでやってるでしょ赤のコードの後黄色のコードを切って、青は切るな。的な」

「爆発処理かよ、でもあれっていつも思うけどコード太すぎねぇか」

「切られにくいから?」

「儚い抵抗だな。」

「液体窒素ってなんで必要なの。」

「低温状態にして起電力を失わせるためだよ。」

「半導体をうんぬんっていうのも聞いたことあるよ。」

「それこそセンサーついてたらね。」


「ドラマなんかの固形火薬がむき出しになってるやつなら解除は火薬抜けばいいけどね」

「切ったらどっかーんってやつは、コンデンサーだろうかマイコンだろうか?」

「動かしたらどっかーんはジャイロセンサーだろうね」

「いや、水銀スイッチの可能性もありますよ。」

いや、水銀スイッチは転倒スイッチだからそう簡単に反応しないだろ。っていうか、そのまえに

「ちょっと、待った!今この部活とても危ない部活になってるよ。」

「確かに、中田君そうだね爆弾はダサいよね。銃はつくれるのかな?星野君」

いや、そういうことが言いたかったんじゃないんだけどな...

「空気銃なら簡単だぜ。エア釘打機を使えば簡単そうだろ。後は、銃身を付けてやってライフリングしてやれば速度も上がるし照準も定めやすくなるからぐっと銃に近づくぜ。」

「でもここでは、作れないですね。」

作ろうとしてたのかよ。

「あ、そうそうGALAXYランドのチケット4人分あるんだけどいかない?」

話しの展開速すぎだろ。

「行きます!」

GALAXYランドとは地元に出来た相当でかいテーマパーク(遊園地)

「ごめん4枚だからだれかいけない。」

「えっ4枚ってお前含めてだったの。」

「うん!」

「ジャンケンだぜ!」

まてよ、期待値は1人500円でどうせ当らなかった1人も自腹で買わして一緒に行かせるから・・・

500×(3/4)+(-500)(1/4)=250円

僕が-500\になる確率は同様に確からしいとすると、1/4。高いな。

「みんな、ここは期待値以上の利益がそれぞれ確実に出るようにしよう!」

「どうやって・・?」

「1人分を4人で払うんだよ。期待値は、500×(3/4)+(-500)(1/4)だから、250円。4人でチケット1枚分払ってみんな1枚手に入れれば500-125だから375円」

「なんか騙されてそうだけどそれに乗ろう。」

「じゃあ決りでいい?なら、来週土曜でいい?」

「OKです。」

「了解。」

「わかった・・!」

「予定はないぜ」

「星野君って友達いないんだね・・・」

「うっ、うるせぇ」

「じゃぁ、けって~い!」


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