表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/26

琥珀園⑧

「ふーーーっ」

深く溜息を吐く。

無事に終わってよかった。

毎日のことだけど、緊張感にはなれないな。

「凌兄」

片づけてると後ろから声がかかった。

「ん?どうしたの、世斗」

そこには、眼を輝かせてる世斗がいた。

「おはなしおもしろかったよ」

「それはよかった」

柔らかい髪の毛をかき混ぜる。

「あのおはなし続きするの?」

「う~ん、どうだろうな?気が向いたらしようかな」

「え~ぇ。ぼく続きがきになるよぉ」

ボクのTシャツを引っ張り駄々をこえる。

「考えとくよ」

ここには、この子達が甘えられる相手が少ないので、できる限りの事を叶えたいと思ってしまう。

いくらこの場所が我が家のように思えても、血の繋がってない人たちに甘えることは難しい。

皆極力迷惑をかけないように過ごしている。

そのため、ボク達みたいな外部の人が必要になる。

理由はとても簡単だ。四六時中過ごさないからだ。

「ほら、次はマホ―ツカイのお姉ちゃんの番だ。見てきな」

「うん。また後でね」

「うん」

バイバイと手を振り、槇の方へと行く世斗を見送る。

「さてと、見回りでもしてこようかな」

槇のマホーは、見なくてもわかる。

練習に付き合わされてるからね・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ