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琥珀園④

「そうだよ。今日は海賊のお話だ」

そう言って、軽く男の子の頭をなでる。

少年は、頭を撫でられたことが嬉しかったのか、照れくさそうな笑みを浮かべる。

そんな様子をを見て口元がゆるむ。

「名前はなんて言うんだの?」

柊世斗ひいらぎせとっていうんだよ」

誇らしげそうに言う。

「いい名前だね。お兄ちゃんは、五十嵐凌って言うんだ」

名前を告げるとなにやら悩ましげな顔をして何かを考え込む世斗。

「どうした?」

凌は、何かを考えだした世斗をただ見つめる。

「んー、じゃこれから凌兄ってよぶよー」

満面の笑顔を浮かべていう世斗に少しくすぐったさを覚える。

くしゃりと髪をかきあげる。

「おうよ」

少し顔が赤くなったのを自覚した。


何の取り柄もないボクだけど、得意なものがある。

それは、マリオネットと腹話術。

それをいかし、劇を作って子供たちに見せている。

話は、自分で作る時もあれば昔話で劇を作ってる時もある。

もっとも、昔話は時間がないときにしか使わない。


マリオネットは、ボクの姉・詩織が作っている。

家事は壊滅的なくせに裁縫は完ぺきという我が姉ながら意味がわからない。

一体何なんだろう。

本当に・・・・・・・・・。




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『キャプテン・ジョーカー。ついに《海の至宝》のありかがわかりました』

副船長が知らせに来る。

『おお!ついにか!よくやったぞ、ジャック!』

皆の者、おもかじいっぱい!

威勢のいい声が船いっぱいに響く。

『はいっ!』



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