第1話 転移?
当方、初心者投稿者なので色々思う事はありますでしょうが、ノークレームでお願いします。
突然だけど、俺は最近アニメや漫画・小説で人気の異世界へと来てしまったらしい……。
というのも、コンビニに買い物に行った帰り道が突然森の中に変わってしまったので、神様との交渉でスキルはアレが欲しいだのという問答すらなかった。
せめて若返ったりとかないか!?と期待して見つけた小川で確認したけど、43歳の俺のままだった。
そもそもここが異世界だと何故わかったのかというと
その① 見た事ない木が生えている事。見た事ないというか地球にあったらたぶん大気圏とか突破してんじゃない?ってぐらいのデカい木が俺の目の前にあったからです。
その② 見た事ない動物。まあ、見た事ないというかパッと見た感じでは地球にもいるような鳥なんだけど、どうみても羽ばたいてないんだよねぇ
なんか不思議な力っぽいので宙に浮いてるようなイリュージョン的な感じに見えました。
そして決定的な証拠である3つ目は……
耳の長いアニメとかに出てきそうな美女複数名に剣を突き付けられています。←今ココ
「おい人間!ここで何をしている?」
どうやら翻訳的な機能は働いているみたいです、口の動きだけみたら全然日本語じゃないけどね。
「すいません、道に迷ってしまって気づいたらココに………。」
迷ってきたわけじゃないけど、だいたいは真実です。
「迷っただと?」
「はい…。よければ人間の街まで連れて行ってほしいんですがダメでしょうか?」
俺を値踏みするような視線を感じる。この世界のエルフって普通だよね!?スケベエルフはちょっとだけ有りだとしても人間と敵対してるとかは無しでお願いします!!
「ふん、まあいいだろう村には入れないが、あとで人間の街まで送らせる。あちらの詰め所で待っていろ。」
普通だったぁ!! 良かった普通で普通最高!!
ってなってくると欲がでちゃうよねぇ。美女揃いのエルフさんと仲良くなりたいとか考えて話しかけたんだけど……。
「口を開くなっ!!黙って待っていろ。」
すみませんでした。
― 1時間後 ―
ようやく来たエルフの美女達と一緒に2時間ほど歩いて森脱出!
森の出口の正面にはデカい城が建っていました。
「我々は森からは出ないゆえここまでだ。あとは勝手に行け。」
「ありがとうございました。」
口は悪いが人は悪くないといった感じで安心したのも束の間、城門っぽいところに辿りついたらお金を払わないと入れないとの事。
持ち物はスマホと財布とコンビニで買った弁当・お菓子・ジュースとヤン〇ガ
物々交換的な感じでイケるかと思ったけど無理でした……。
とりあえず日も暮れてきたので寝床確保の為に森に逆戻り、お城の横に流れていた川が森の中に繋がっていたのでとりあえず食料も確保したいのでそちらに移動した。
43歳バツイチ独身ですがキャンプとかサバイバル系は好きで月1ペースでソロキャンしてましたので、木の枝や大きい葉っぱを拾って楽しいテント作りのスタート!だったんだけどここで問題発生!!
木の陰に急いで隠れて様子を見る。 豚をデカくして角を生やした動物が川の水を飲んでいる、体長2メートルはありそうなアレは動物?それとも異世界名物のモンスターもしくは魔獣ですか?
これじゃあ野宿は無理そうだなと思った次の瞬間!背後に気配を感じて振り返ると川の水を飲んでいる動物とそっくりの動物がもう一匹!?
こちらに気づいて猛突進してきているっ!?
避けられないと悟った俺は衝撃を軽くしてワンチャン生きてたらいいな的な感じで幕の内〇歩スタイルの十字ブロック
次の瞬間、衝撃と共に吹っ飛んだのは動物の方でした。 えっ!?なんで??
これって十字ブロック鬼すげー的なやつじゃなくて、もしかしてチート的なアレですか?
確認するのも超怖いんだけど……今やらなければいつやるんだ!今でしょ!!
と思い飛んでいった動物を追いかけていくと、衝撃で気絶したのか息は荒いが倒れたままで動かない動物を発見。とりあえず慎重になりながら動物と初接触、なんか皮膚が硬くて美味しくなさそうな豚さん。
とりあえず動く気配がないので色々試してみる。
レッスン① 動物を持ち上げる!
まあ余裕でした…というか持ち上げたらなんか汁が垂れてきて途中で辞めました。
という事でレッスン終了(笑)
まあ、基本的にチートは使いませんし誰にも教えない。
ヒーローになりたい願望もないし、魔王が現れて世界が滅亡するならすればいいと思う。
いきなりこんな世界に送られて、チートあげるから戦えよ!と言われてるみたいでなんか腹が立つので、ガチでチートを隠して生きていく事を決意しました!!
俺を異世界に送った事を後悔して下さい。 上司がいるなら怒られて下さい。
山田アキラ 43歳 バツイチ独身 ブラック企業で目立たない係長やってたけど、異世界でも目立たない庶民目指して頑張ります!!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
私は文才がないので、誰もが気軽に楽しめる作品作りをこれからも心掛けていきたいと考えておりますので、応援よろしくお願いします。