表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Game of Life  作者: ほむほむ
GOLと異能
10/10

拾弐-訪問者

  ピンポン~

 Guili:「あれ、Sihonaなんかなってない?」


 Sihona:「ひゃはははあっははあははっは~~!!」


 Guili:「Sihona、なってるよ」


 Sihona:「ひゃぁ……え?あ、本当だ。ごめん、ちょっと落ちるね」


 Guili:「了解、じゃあね」


 ----------------------------------


 ヘッドホンを頭から外し、テーブルの上に置く。

 「誰だろう?」

 私の家に来るのなんて、ネットショッピングで頼んだ荷物を届けてくれる宅急便の人ぐらいしかいないし。

 まぁ、出てみればわかるか。


 「はぁ~い、どなたさまですか?」


 「よ!シナ。来ちゃった」

 玄関を開けた先にいたのはさっきまで一緒にゲームをやっていたはずのGuiliだった。

 ゲームの中のキャラクタと同じように、肩まで伸ばした蒼髪のショートカットが魅力的な活発的な女の子だ。


 うん、というかなんでいる。


 「あれ、さっきまで、一緒にゲームしてたよね」


 「ふふふ、驚いた。私もあなたと同じGOLのプレイヤーなんだよね!!驚いたよ、新プレイヤーが戦うっていうから、気になって観戦してたらまさか、司奈だったんだもん」

 そういって、GOLと書かれたアプリを見せてくるGuili。

 「まさか」

 「そうそう、今想像してることは大体あってると思うよ。安心して、私は司奈と戦おうなんて考えていないから」

 「そう、よかった」

 親友であるGuiliと戦うのは嫌だったから。

 「それはそうと、相談なんだけどシナ。私と一緒にクランをつくらない?」


 「クランって、ゲームでよくあるあの?」


 「そう、そのクラン」


 「わかった、わたし一人で戦うの怖かったから」


 「よかった。あ、ついでにご飯食べて行っていい?」


 「うん、いいよ」

 私はGuiliをロナがシチューを作っているキッチンに案内し、仲良く夕食を共にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ