久しぶりの手合わせ!訓練も本気で攻略するのがゲーマーであり馬鹿であり全能である
注意:かなり下品な内容があります。食事中の方は読むのを御遠慮下さい。また笑いのツボが底辺な方など周囲に比べて笑っちまうな~wって方は飲み物を口にたっぷり含みつつ寝ながら読んでみましょう。うっかり自分に浴びてしまう地獄絵図となります。絶対にやらないでよwマジで冗談だから!wいやホントに鼻から牛乳レベルだわーwおっと、すみません。めっちゃどうでもいいですね!とりあえず汚いので一応ね♪
身体の感覚が一切感じられない、成功したのだろうか?
辺りを見渡そうとするが何も見えない。
ククラの構築したクラウドサーバーに接続中なのだろう。
「………………。」
にしても遅い気がする。ククラの奴、何を手こずっているのだろうか?テストプレイを読み込みからバグ見つけたのか?
など、色々と考えている間に画面が見えてきた。
画面…と呼ぶべきか困る禍々しい門であった。
身体の感覚が無く、視界に映るのは門のみで今後の操作に困る悟は心の中で叫んでみる。
(開け!)
ホラーゲームで聴こえそうな音で、ゆっくりとギィギィ音をたてながら門は開く。
門の先では黒髪の赤い目をした女性が待っていた。
(このゲームのナレーターだろうか?チュートリアルでもやるのかな~♪)
「異界の門へ、ようこそ!まずはキャラクターを選んでください」
(ん?プレイアブルキャラクターでも選べるのか…)
門の先に三つのクリスタルが見えた。
左から順に女王・勇者・魔術師と表示がある。
「キャラクターとは言うが、これでは職業選択ではないか?」
肝心なキャラクターが見えていないことに疑問を抱き質問をしてみる。
「クリスタルに触れてみたら見れますよ」
「触れる……」
身体は無いはずだが触れることができるようだ。
これは意識を向けるだけでいいのだろうか?
心で叫んでみる。
(とりあえず女王)
クリスタルが近づくように見えた。近づいているのは俺の方だろうか?よく判らない感覚だ。
『さてと、私も探すとしましょうか……ふふふ』
大人の女性といった印象でイメージでは悪魔というか何というか中毒性を感じさせる。魅力的と言うべきなのか、刺激的と言うべきなのか?だが俺が操作するキャラクターでもある為、無しだな。
(次は勇者)
先ほどと同じようにクリスタルが近づく。
『よしジレス!久しぶりに手合わせでもしていこうよ♪』
陽気な印象、隣にも女性が見えるがそちらは違うのかな?背丈はやや小さいが野性的と言うか癒される。何だか重なる部分が多いな…
(とりあえず魔術師も見ておくか)
最後のクリスタルも同様に近づく。
『さてと、何故アルディーアスがいない…』
『勇者も…いない…』
バイクに乗っている黒いローブを着ている痩せた女性と人型のスライムが見える。
(間違いなくローブを着てる方だな~うーんスライムはプレイできないのか…)
プレイアブルキャラクターとして選ぶなら、勇者の響きが名残惜しいので魔術師は諦めた。
「勇者でお決まりですね、ところで名前は何て言うんです?」
(プレイヤー名の入力か……面倒だ)
「とりあえず【あ】で」
「【上木悟】ですね、よろしくお願いします」
「ちょwwwククラさーんwww」
「それでは繋げまーす。よい旅を~♪」
黒髪の赤い目をした女性は軽い口調でクリスタルに手を触れる。すると悟の意識はクリスタルの奥へと吸い込まれるように飛んでいく。
「ちなみに全員の平均年齢は26000歳以上デース」
(BBAばっかりだと!?)
どうでもいい設定を聞かされ悟の魂は勇者に宿る。
周囲の景色が見える。身体の感覚が次第に出来上がり馴染む。その直後、何か小さな物が口に入った。それをコロコロと口のなかで転がしてみる。
「サキア、流石に今のは避けられたでしょ?」
「ん?」
「手合わせだからって手抜きしてたら鈍ってる身体が戻らないでしょーなるべく本気でね」
「おう!チュートリアルだな!」
「へ…?」
サキアに憑依した悟の可笑しな言動や覚えの無い単語を急に言われて困惑したジレスは豆鉄砲を下ろす。
「もしかして精神攻撃でも受けたのかしら?」
「精神攻撃?そんなに状態異常充実してるのか~流石だな」
「うーん、噛み合わない…」
質問の答えになっていない悟に何を言っていけばいいのか解らなくなったジレスは豆鉄砲を撃ってみる。
その発射された豆は、悟には止まって見えるほどスローであった。
(あんなに遅い豆鉄砲を避けろと、あっ!チュートリアルだからか!)
謎の解釈をしながら上半身を傾けて豆が通りすぎるのを待ち続ける。
(おっせぇwww成功判定までのフレーム多いなオイwwwはよ終われや!)
豆が頭上を通りすぎる辺りで時間の流れが戻るように、標準速度に戻るように豆は高速で突き抜けて後ろの樹木に当たった。その後の跳ね返りで高速で跳ねる豆はジレスに飛んでくる。それをジレスは親指と人差し指でキャッチしていた。
「ねぇねぇスキップできないのこれって…」
「スキップ?」
「ないかー初見だもんなぁーでもテストプレイのはずじゃ…」
またしても意味不明な発言として認知されてしまう悟は覚悟を決めてチュートリアル…ではなくジレスとの手合わせに臨む。
ジレスは空を見上げた。
「ちょうど良いですね」
「何がだ?イベント?」
「鳩さんですね」
「擬人化の鳩だと!?有翼人!白い羽!実質天使!素晴らしいグラフィックとアングルではないか!OPになったのかな?」
「へ?」
ジレスは困惑しつつ咳払いして気を取り直す。
「どうでしょう?ダイズをより多く鳩に与えて相手の頭上に糞を落とさせていき先に相手の頭に糞を落とした方が勝ちというルールは」
「うわーさっきの操作説明の段階かよ…こっからなのね、おkおk」
「なーんか違うんだよな…」
サキアに似てるようで全然何を言っているのか理解できないジレスはボウガンを渡す。
「私はこの拳銃で、サキアはボウガンね」
「色々と酷いボウガントレーニングw糞まみれにしたらいいのね」
「まあそうよね、この豆に下剤入ってるから」
「え?さっき食べちゃったけど」
「あーうん……バカ…」
にしても異様なトレーニングである。何せ下剤ダイズアローで擬人化の鳩に餌やりして糞を相手に落とすゲームとか汚すぎる。そういえば俺の操作キャラって勇者だったよね?絶対おかしいよね?どうしてククラが見当たらないのだ。アイツのクラウドサーバーのはずだが……
「一度じゃ物足りないな、いっそ8点場の勢いで糞まみれにしてやるよ」
「それはこちらの台詞です……」
結構本気でやり合うつもりの二人は、この狂ったルールで下剤ダイズアローを鳩に向ける。
「それにしても…」
悟は笑みが溢れてしまう。
「良いセンスだ」
自分はゲームをしていると勘違いし続ける。




