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回復依存の邪神様   作者: 災難な鳶
邪之章
70/112

私と私と私

前書き:ブラウザが急におかしくなって投稿ボタン押したら権限エラーになってログインしていない状態になっていた為、文がパァーンして数日間の発狂と残業とカラオケ。再度の執筆だが、やっぱ内容変わっちゃうよね……

いや知らねぇよ!って?

グヘヘ…サーセンwww

おかしい……

私は彼女を見習って元気に挨拶をしてみた。

のだが…


「お前、ホントにラマンなのか?」


ルデンは首を(かし)げている。ルデンは完全にアンユの馬鹿が移ったと呆れている様子だった。そしてラマンに杖を向けた。


「とりあえず終わったしアンユ起こすね」

「させるとでも?」

「だよな~」


ラマンの強さは一番の当事者とも言えるルデンがよく分かっている。当たるはずもないし、当たっても効果は無いかもしれない。ラマンに向けていた杖を下ろし、ため息をつくルデンにラマンは巨大生物の亡骸なきがらを指差して言う。


「ところでアレは何だ?」

「さあ……最近多い特異個体だと思うけど、間違いなく元凶は何処ぞの邪神だろうな~?」

「ほおー、その邪神とやらは強いのか?」

「そりゃ~強いだろうな」

「名は何だ?」

「いやオメェだ馬鹿!?」


すっとぼけるラマンに苛立ちを見せる。アンユならまだ天然で許される部分があるが、この元魔王は違う。


「絶対わざとだろ……」


そんなルデンに対してラマンは少し唸る。そして


「テヘッ!」

「やっぱ全力でアンユを起こすか」


アンユもラマンも知っているつもりだったが、ルデンは何かしらの違和感を感じてもいた。

何かが違うから、この目の前にいるラマンは何かが違う。

やはり気になるルデンは再び疑問をぶつける。


「もう一度、もう一度だけ聞くがホントにラマンなのか?」

「どうしちゃったのールデンちゃん?私は私だよ、ラマン・アンユだよ♪」

「やっぱ違う……」


世界が塗り替えられる前と今ではラマンの態度が明らかに違う。やたら静かだった元魔王様の面影が出てこないのだ。色々と考えていた時だった。気づけば目の前にラマンの顔が来ていた。その表情は、あのときスライムを見ていた時と全く同じ真顔だった。何を考えているのか一切読めない無表情だった。


「死にたいの?」


その言葉にすら感情は一切込められていなかった。だが、それがむしろルデンには怖かった。冗談が今の彼女に通用しないと感じたからだ。

唾を飲み何とか口を開いた。


「嫌だよ」

「そっかー、そうだよねー♪」

「……………」


ラマン以外の全員が生死を問われ緊張感が高まっていた。今のラマンの笑顔は美しいが同時に不気味でもあった。

そしてルデンは直感だが彼女こそ邪神なのでは?そう思ってきた。アンユでもラマンでもない彼女は何者なのか?

記憶を辿ると気づいた。あの雰囲気は遺骨との融合前にアンユが見せた暴走状態に似ている。


「さあ皆、冒険を続けよっか!」

「そ、そうだな!俺としたことが開いた口が塞がらなかった」

「これが元魔王ラマンの力……」

「…………………」


ルデンのみ、しばらく立ち止まってしまっていた。


「ルデン行くぞ」


その手をマテラが引っ張る。反応を見せないが進むルデンは、うつ向いたままだった。


とにかく憂鬱ゆううつだった。何かを失ったようなそんな気がしていた。何かが、いや全てが変なまま進んでいるような気がする。アンユが目を覚ませば再び来るはずの四人の時間、だが何かが足りなかった。

それが何か判らないまま三人はラマンに着いていく。ラマンの前に水飛沫のような音と共にスライムが飛んで来た。そしてモジモジしながら何かを言おうとしていた。


「邪魔ね」


だがラマンの蹴りが先だった。スライムの身体をバラバラに散らせながら吹き飛ばす。飛び散ったスライムの肉片は宙に舞いながら元に戻っていた。


「あなたが欲しい…」

「私?それとも私かな?それとも私だった?」


その状況を後ろから見ていたルデンは度肝を抜いた。勿論、マテラとマキアは全く理解できていない様子だった。ルデンはラマンの意味不明な発言を理解してしまったからだ。


「悩んでる……でも、全部欲しい…」

「まずい……!」

「どうしたルデン?」


スライムの考えも何となく察してしまった。このままじゃホントにヤバい、彼女を野放しにするのが一番まずい!早くアンユを起こさなければ……!


ルデンは真剣な眼差しでマテラに向かって叫ぶ。


「あれはラマンじゃないんだ!本人だ!ラマン・アンユなんだよ!」

「何を言っているんだ……!?」


今のマテラにルデンの発言も意味不明だった。

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