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回復依存の邪神様   作者: 災難な鳶
復之章
35/112

蜘蛛に生まれ変わりし女アラクネ

漆黒の魔法書その2

魔法について:通常の人間は精霊を宿すことで、その精霊の属性の魔法を詠唱により使用する。そのため器に収まらない精霊を宿すと魂そのものを精霊に喰われる。また魂も器に収まらない場合、寿命を大きく削ることになる。また魔術師の上位に属する者は詠唱を省略することが可能となる。人ではない存在、主に悪魔や精霊が使う魔法は全てが無詠唱の強力な魔法となる。発動の難度は、属性段階と魔法の種類で異なる。

循環増殖>増殖>循環>吸収>反射>無効化>部分反射

の順番で難しくなり魔力も消耗が激しい。Zは、循環反射その上の最高到達領域である

絶対無限反射>絶対反射>倍化反射>最大反射

を自動的に誘発させることが可能。彼に魔法が絡めば火の粉もビックバンに変換することが可能。

Rは、これに対抗するべく別枠の

完全無効化を所持する。が、またその上の段階をZが持ち

再びRは対抗する。終わりはない、あってはならない

あれから俺達は、女神のいる街へ戻った。というより戻された。理由は蜘蛛女が俺を糸で包んで引っ張ったからだ。

俺は何も言っていないが蜘蛛女が妄想した先の荒々しい行動の結果である。たぶん亜人種というより魔族が混ざっていると俺は思う。あの大きな蜘蛛が今まで何を食べたか想像もできない。だが少なくとも店主らしき女も喰っている。たぶんアレは悪魔だ。人と蜘蛛と悪魔が混ざった異形種とも呼ぶべきなのか?謎すぎる…興味深いな。愛を探す以前に研究をせねばならないようだ。この肉体だってそうだ。知らないことの方が多いし不確定要素が多い。もしくは彼の影響かもしれない。


「俺にやれと言うのか…」


そんな気がした。前世でもそうだったように検証するのは、大好きだった。長くていいのはストーリーより取り扱い説明書。そんな俺とは逆の彼は、やりながら覚えてストーリーを楽しむ。そんなやつだった。


そうだとするなら研究したくてウズウズする。こんな中途半端どころか、ふざけた研究成果と技術しかない世界なのだ。もしかしたら俺の研究成果を持ってこいと、そういうことなのかもしれない。


なのだが…


「おい、主人をいちいち糸に巻かなきゃ生きていけないのか?」

「ご主人様が包んでくださったように私も包みます♪」


ダメだ会話になってない。マジでこんな姿で街まで運んだのだ。このアホは…

狂っている。

俺は、そういうのが一番嫌いだというのに…


街に着くなり糸がクッションになるから大丈夫だと言わんばかりの豪快な投げられ方をされた。もしくは湖での怨みにしか感じることができなかった。


「おい、荒くね?無傷だけど…」

「い…今!私の名前を呼んでくださったのですか!?感動です。やっと名前を付けてくれたのですね、やはりずっと悩んで素敵な名前を考えてくださったのですね!運んだ甲斐がありました~♪」

「は?」


どうしたらそう考えるんだ?こいつの脳ミソお花畑なのか?燃やすぞこのアホ…


………………


ん?


俺がいつ名前のような言葉を口に出した?


「素敵ですねぇ…何があったのか判りませんが愛を感じます。」

女神様がそんなことを言う。こんな状況で何が愛なのか俺には理解できそうにない。だが俺が名前を与えたのは本当のようだ。蜘蛛女が何か一瞬だが光った。

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