拍手喝采
プロフィール7
三元素の内の炎の神マジュートス
真っ赤に燃える炎の神様
身長:178cm
体重:不明(熱量により変化)
好きなもの:トマトジュース
嫌いなもの:ヤサイマシマシニンニクカラメ
特技:熱エネルギーによる爆発(幾つか星をぶっ壊した経歴があり最高神ジ・アースに禁止されている)
とても熱血で神々から信頼される姉御キャラだが超せっかちで電光石火の如くキレるのも早い!行動が早い!炎を象徴する信仰を持ち人々からも人気がある。反面恐れられてもいる。生きる炎がやってくるのだ…暑いに決まってる。キレてしまえば焼け野原確定である。最高神の力の特異性を一部、受け継いでいるため彼女に燃やせない物も燃やせない者もいないとされる。禁止事項が絡むため戦闘は肉弾戦による直接攻撃による熱の注入のみとなる。干渉による耐性が無かったためラマンにより存在を完璧に消されている。
俺は寝ていないと確信してしまってから俺は、行動することだけを考えた。だが…
「あの~お話を聞いてもらえませんか?」
女神が邪魔だった。
「俺は魔王だぞ?女神が魔王に何の用だ?」
「では早速ですね!あの街に行きましょう♪」
「用件を言え…」
俺は女神に手を引っ張られる。
おかしい…
これだけ身長差があって体格差があって俺を引っ張っているのだ。普通に考えて…
おかしい…
「まあいい…あの街は、なんて名前だ?」
「知りませーん!」
嬉しそうに、そう言われただけだった。
そういえば触れないでおいたが生け贄の女は女神様の背中の上だ。触れないでおく…俺は何も言わない…
「はい!着きました~♪」
周囲がざわつく。
女神様が魔王を連れてきたのだ…
そりゃざわつく…
「皆さーん!彼は転生者です!私達の救世主ですよー!」
「え?今、何て言った?」
それを聞いた街の人々は少し静まり、そして拍手喝采となった。
「ついに現れたのですね!我らの救世主が!」
「お姉ちゃん…あの人がお母さんを助けてくれるの?」
「そうだよ!女神様は本当に連れてきたんだ!」
は?
は?
いやいや、ちょちょちょ…
は?
「どうしたのですか?あなたは転生者でしょう?こうやって魔王を倒し身体を手にしているじゃないですか♪」
しばらく俺は考えた。俺は魔王じゃなく救世主?確か俺は闇そのもので転生したはずだ……いや、そのまえに
「何故、俺が転生していることを知っている?そしてこの身体が俺のじゃないことも何故知っている?」
「女神ですから!」
「俺に何をさせるつもりだ?」
「さっき言ったじゃないですか~、救世主ですよ♪」
それを聞いて苦笑いになり黙る。これもまた彼の意志だと言うのか…?そして思い返す…
あの頃の記憶を…
「シダに回復薬の依頼したら失敗して帰って来たwww」
「プレイヤースキル災難ここでも発動www」
「どうやったら失敗するんだよwww」
「さっすがやわwwww」
「…………………。」
誰かが呼び掛ける。
「どうしましたかー?ボーッとして…」
意識が現実へ戻された。俺は今、救世主として女神から使命されたんだった。
は?いや、違う!俺は魔王だ!
「いや…少し昔を思い出しただけだ。それより俺に救世主として何をしろと?」
「はい!では生け贄として拐われた女性を助けて欲しいです。確か隣の街に敵のアジトがあるはずです!」
「あーうん…」
もう心当たりしかないから返事に困った。しかも生け贄の女が余計な事を言う。
「ご主人様と最初に会った場所です!あの時は怖かったのですが今思うと…その全てが愛に感じ…グヘヘ!」
街の人々から再び拍手喝采…
俺は頭を抱えた。
何だろう…?この敗北感…
死にたい…
「どうしたんですか?ご主人様~♪」
「私も~♪」
生け贄の女と女神様が抱きつく。不快だ。とても不快だ。俺の望まぬ光景が続くのだ。不快だ。誰か俺を殺してくれ…
「これも女に慣れる訓練だと…思えば……やるしかない!」
これも訓練…
正しくは運命だが…
そう考えていたが俺の中での何かが切れた。
きっと彼の意志を弾かなければ、このまま救世主にされる。俺は誰も救うつもりなんてないのに…
破壊衝動に逆らった運命が俺を苦しめるのであった。




