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回復依存の邪神様   作者: 災難な鳶
回之章
23/112

最高神ジ・アース

暗い…

何も見えない

何も思い出せない

自分が何者であるのか

何をしてきたのか

疑問を持つことに疑問を持つ

何も聞こえない


聞こえるって何だ?


何も見えない


見えるって何だ?


僕は何だろうか


答えがない




だったら














作ればいい


by最高神ジ・アース




気がつくと、そこは海だった。


日射しが全てを照らす。


波の音。


砂の感触。


ただ眺めていた。



どれほど時間が経っただろうか?

何も考えることなく眺めていた。


「これが感覚…」


自分の声が聞こえてきた。


「これが喋る…」


身体は倒れたままだった。


「これが寝る…」


女は立ち上がった。


「これが立つ…」


様々な情報が集まる。やがて、それが全て自分が構築したのだと思い出す。


「これが創造…」


女が世界を作ったように世界もまた女を作った。


「これが運命…」


逃れられない何かがある。存在価値を示すのとは違う。存在するということ、それが女の認識であり世界の認識だった。

人の気配を感じた。その心が何を思い考え行動したのか全てが感じ取れた。


「君、スライムだよね?人の形をしているってことは…世界崩壊後に産まれた邪神の加護を受けし新種のスライムだね♪」


人の形をしたスライム…

自分がスライムだと認識した。


「それ…が………名前…?」


興味深い顔つきで質問に答える。


「喋るんだね…やはり新種のスライムだね…」


これがコミュニケーション認識の共有

スライムは、全てを認識した。そのためそれ以上は何も言わない。


「おっと、自己紹介が遅れたね♪僕は邪神の加護を受けし新種のスケルトンさ、よろしくね!」


スケルトン…

骨…

認識した情報と創造されていた情報が異なる。

スケルトンと名乗る人は、ごく普通の人間にしか見えないからだ。スライムは困惑する。


「骨…違う…」


どう見ても違う…


「さっき言っただろう?君と同じで邪神の加護を受けし新種なのさ!どうだい?邪神様って凄いだろー、会ってみたいよなー」


さらに疑問が出てくる。


「会ったこと…ない?」

「もちろんないね」


おかしなヤツだった。もしかしたら、こっちがそうなのかもしれないと錯覚するほどだ。


「逆に聞くね♪会ったことあるのかい?」

「会ったこと…な…」


その瞬間、激しい頭痛に襲われた。

何か微かに映る…


「あれ…」


女の影


「だれ…」


赤き瞳


「綺麗…」


美しい黒髪


「………………。」



スケルトンが呼びかける。


「どうしたんだいスライム~?もっと、お話しようよ~♪」


そんな声もスライムに届かなかった。

アレが誰なのか…認識したい

ただそれだけを考えていた。


「欲しい…」

「ん?何が欲しいのスライム~」


初めての欲望


「全てを満たしてくれそうな美しい人…」


欲望がスライムを突き動かす。

それは紛れもない運命を感じたから

何者なのか出てこない…

だが、記憶から微かに映し出された美女が

それを握っていそうだから…

何もかも満たしてくれそうだから…

初めての興奮を覚えた。

早く会いたい…


「会いたい…」

「そうだよね~♪君もそう思うだろ~♪一緒に探そう!」

「うん…」


会えばスケルトンのように全てが判るはずだと、スライムは思い動き出した。



「ねぇねぇスライム~?これ使えそうだよ!

「乗っていこう…」

「これがハンドルって言うのか!楽しい♪」

「船の動き…変…」

「そうだね~どうなっているんだろ~?」

「これ…押すと速い…」

「おぉ~♪」

回之章、終わり

ここまでは、ザックリとした。あらすじ

ゲームで言うところのチュートリアル

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