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回復依存の邪神様   作者: 災難な鳶
回之章
21/112

新の魔王VS神の魔王

そんな…!あのラマンが生き返った…

イゼルツェン、どうして私もなのです?

知るかよ…それより世界をアイツが壊す前に消すぞ!

でも本当に生き返っただけかしら…感知したのは魂だけでしょ?

そんなことよりお前も勇者なんだから消えな!って…もういねぇ!チッ…逃げやがってクソッ!!

おっ?アイツの臭いがする…


by ジレスとイゼルツェン

ケルベロスと散歩をしていたラマンは、数十分程度で飽きていた。

「はぁ…」

何か話題を作らねばとケルベロス達は焦っていた。

ラマンのため息から沈黙が続く…


慈悲が芽生えていなければケルベロス達は、既に殺されていた。


(誰か…!話題を早く!)


それでも沈黙が続く…

今から葬式でも行くのか?そんな気分に誰もがなってしまう。


突如、空から紫色の物体が落ちてくる。

地面が砕けて砂ぼこりが舞い周囲が見えなくなる。


「やっと…見つけたぞ!憎き魔王ラマンよ……この俺!最強の魔王イゼルツェン様がテメェを消しに来てやったぜぇ!」


ラマンの魂を感知して、お目当てのイゼルツェンが自ら来てしまった。


ラマンの第一声は…


「は?」


(お前誰だっけ?こんな知り合いとかいたのか?いや知らない…いやいや!違うな…私は、コイツをぶっ飛ばしに来たんだ)


散歩しただけで魔界に来た目的を忘れていたラマン

それに対して構えてるイゼルツェン


「では…俺から行くぜ!」


とイゼルツェンが言った瞬間だった。

ラマンは既にイゼルツェンの腹部にストレートを入れていた。


「…っ!ぐふっ!!!」


痛みが後から来るほど勝負は一瞬だった。

あっけなく死んだイゼルツェン…



「あっ…!」


だったのだが、ラマンはイゼルツェンの遺体に光を放ち蘇生したのだ。

何か忘れていた…そんな感じで何故か魔王を即蘇生したのだ。


「あ、あれ?いったい何が?確か俺は殴られて…」


困惑するイゼルツェン


「すまない…肉体強化魔法を忘れていた少し待ってくれ」


と言いラマンは、無詠唱で自身の肉体を強化していく…

誰もが見ただけで声も出せないままショック死してしまうほどの恐ろしいオーラがラマンから溢れ出す。


「あぁ…あああああああぁっ!!!!来るなぁ!!!」


悲鳴を上げ腰が抜け発狂するイゼルツェン

意識が吹っ飛びそうになるが直ぐに戻り再び発狂を繰り返す。

今のラマンの前で精神の死は許されない

だが肉体は、どんどん重く力が抜けていく感覚に襲われ動けない。


そして動けないイゼルツェンに容赦のないストレートを腹部に入れ込むラマン…


肉体的弱体化を受けたイゼルツェンには、赤子が上に乗るだけで死んでしまう…そんな状態

それを無慈悲なオーバーキルで殴るラマン…


「うーん…」


ラマンは、納得していないようだ。

首を傾げて拳を前に出す動作を繰り返す。

そして再びイゼルツェンを蘇生する…


「うわあああああああっ!あ…あれ?ハッ!ま…またなのか!?」


もうイゼルツェンには、訳がわからない。

ラマンは、イゼルツェンを睨みながら唸る。

そして右手で、もうちょっと左…と言わんばかりにプイプイ横に振っている。


「な…なんだ!?俺に何をしろって言うんだ!」

「いや…左にズレてくれ」

「はぁ!?」


ラマンは、何がしたいのか…

イゼルツェンは、弱体化が響いて動けない


「もう、足が…動かない!もう好きなようにしてくれ!」


圧倒的な力の差を見せつけられてイゼルツェンは、そんなことまで言ってしまう。


(もういいから…そういうのいいから!どれだけ俺に絶望を与えたいと言うのだ…早く殺してくれ!)


「あぁ…いや、お前が動いてくれ」

「だから…動けないって…!」


更にラマンの魔力は増大していくのがイゼルツェンに…いや魔界にいる全員が感じれるほど溢れ出していた。

もうイゼルツェンは、喋ることも出来ないほど精神を追い詰められていたがショック死を許されない。


「私が動かすと、お前が死んでしまう…まだ肉体強化してるから」

「………。」


そしてラマンは思いつく。


「そうか…私がズレたらいいのか…」


少し右にズレたラマン

その表情から(今度こそ!)という感じが伝わる。

そして同じく腹部にストレート


残るのは、血肉と静寂…


「あれ…?飛び散り方は、良かったのだが…」


それでも首を傾げて納得していないラマン

彼は回復を使えるようになったため理想の殺し方ができるまでやり直しているのだ。


また再びイゼルツェンを蘇生する。

もうイゼルツェンの顔は死んでいた。

何も考えていなかった。


「うむ…もう少し威力を狭くしてみよう」


ラマンの試行錯誤は続く…




だが何度殺っても納得のいく殺り方にならなかった。


「何がダメなんだ!何かアイディアを…」


そう考えている間も肉体強化を重ねていくラマンだった。

そして右手を前に出す動作から上に出す動作へ変化していった。


腹部から接触部分を顎に変更


踏み込みから、しゃがみに変更


そしてついにラマンは理想の殺り方を見つけた!


「こ…これだ!この動き!迫力!舞い!散り!芸術!」


イゼルツェンの顎に拳を当て大ジャンプ!

ラマンは空へと真っ直ぐに飛ぶ!

空を見上げて満足しながら一言…




「うむ…次は、ここから足だな」


まだ終わらなかった…


「ご主人、お見事です…!」


中々、終わらないので少し悲しげな表情で観戦していたケルベロス達だった。

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