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回復依存の邪神様   作者: 災難な鳶
回之章
16/112

食べ物は残しちゃダメだ!

あの人、綺麗ね~♪

同じ女性でも魅力的だと思うわ…

それに比べて隣の女の子?

何だか不潔に見えるわ…


あ、いらっしゃいませ~

え?魔界への道は何処かって…

あの…お客様~頭、大丈夫でしょうか?

(この人、美人で美声なのに魔界に行きたいなんて変な人ね…)


by コンビニの女性店員

「さて………これからどうするべきか……………」


とりあえず前に進みながらラマンとルデンは、イゼルツェンと最高神の手がかりを入手する方法を考えていた。


「見たことのない建造物が並んでいるな…これが人間の技術なのか?」


初めて見る異世界の建造物に驚くラマン

そこは、マンションやビル等が並ぶ大都会だった。

フッ…とルデンが笑うと説明を始めた。


「人間の技術は、戦争と共に発展していったんだ。向こうからしたら異世界から大地と文明と魔法に生物が襲来したようなものだからな!各地で生物は突然変異を起こし進化していった。モンスターだけでなく天使や悪魔や神でさえ…世界は混乱したんだ。結果、長年の戦争により人類側の勝利に終わったんだ。何故だか解るか?アース=マテラが魔界を一人で無双したんだとさ!」


それを聞くとラマンは、呆れていた。


「くだらんな…」


予想通りの反応を見せルデンは、再び笑う。

そんな話をしている一方で、周囲が騒がしいことに気づいた。


「いやぁぁぁあああああああああああっ!!!!!!」


女性の叫び声

その声のする方向から大勢の人々が走ってくるのが見える。

誰もが今にも殺されそうだと怯える表情で逃げているように見える。

その様子から、とんでもない何かが起きたと伝わる。

ルデンは、何があったのかと声のする方へ走る。


「まさか、悪魔か…」


そんな予感がしたルデンは、杖を構えて飛行魔法を唱える。

そんなことなど気にもせずにラマンは、とりあえずルデンの向かう方へ歩いていた。


パシャ…!




何かが斬れた音だった。

上空からラマンの足元に人間の首が落ちてきた。

可憐な少女の首がラマンを見つめる。

その瞳は完全に光を失っていた…

いくつだろうか?5才くらいかも…

そんな少女の首が突然落ちてきた。


人々がいなくなり周囲の状況が全て見えるようになった。

道路は血の海に、様々な所に血の後が…肉片が…

その惨劇を見てラマンは、目を疑った。

上空からルデンが魔法を放つ音がする。


最高位詠唱省略魔法(インフィニティ)爆裂(バースト)!!!」


その詠唱に、とてつもない怒りを感じた。


爆風が周囲を焼き払う

地面を抉る


が、次の瞬間ルデンが上空から突き落とされるのが見えた。

見たことのない悪魔だった。新種のなんちゃら…なんだろう。四足歩行の牙と長い舌が目立つ、爬虫類に似た姿だった。


ラマンは、その様子をボーッと眺めていた。


「うぅ…ぐっ………はぁ……はぁ…………っ!!」


立ち上がろうとするルデンを悪魔が追撃


「うぅえっへ…うぇっへへへへへへ♪」


汚い笑い声が聞こえた。

獲物を捕らえた喜びと欲望が感じられる。


「ほう………」


ラマンは腕を組んで見守る。


「久しぶりの魔法でコントロールが…」


死ぬ間際にルデンが何か言っていたような気がしたがラマンは、何も言わない。



ビリビリとルデンの衣服を破ろうとする悪魔


食べるなら肉だけ、衣服など邪魔なんだろう。

人間が動物を食べるのと変わりない…が、

とても醜い!なんとも汚いのだろうか…!


ラマンは怒っていた…

悪魔が食いちぎり開かれたルデンの膓に舌を伸ばした時だった。

悪魔の横腹をラマンが軽く蹴り飛ばした。

本人には、軽くである。

だが悪魔は、数十メートル吹っ飛んだ。


「貴様…食い物を粗末にしたな?食べ方も下品だ…!なんだ?この散らかし方…食事とは、呼べん!」


彼が怒っていたのは、そこだった。


「そんな獣のような低脳悪魔など必要ない、悪魔の恥だ。今すぐ消えろ…」


蹴り飛ばされた悪魔は、直ぐにラマンに飛びかかる…

呆れたラマンは、無詠唱で黒い塊を放つ


その塊に触れた悪魔は、黒い煙を出しながら消えた。






しばらくするとラマンは、他に悪魔がいないか確認してから人気のない血塗れの大通りを眺めていた。


「くだらん……」



数時間後…

実力のある冒険者達が悪魔の出現した区域に向かうが、死んだはずの人々は無傷で眠っており、血の海となっていた大通りは…ルデンが壊した分も含めて、何もなかったかのように元に戻っていた。





「あ…あれ?ここは、外か?」


ルデンは、建物の陰に寝ていた。

周囲の賑やかさにホッとする。


「悪魔から皆を救ったのか…………なんだ…やるじゃんアイツ」


破られたはずのローブや衣服も元に戻っていた。

あれだけ致命傷を受けたが傷がない、それだけで誰がやってくれたのか直ぐに判る。


「そういえば……」



今さらルデンが気づいた。









「どこ行ったアイツ!?」


置き去りにされていたことに…

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