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2話 テンプレ?

学校がようやく落ち着いたのでようやくようやく筆を取れたぜ( ;꒳; )

やぁやぁどーもこんにちは、████です。

今年に受験をひかえ、テンションが壊れている残念女子高生とはこの私っ!

花の18才、料理大好き 得意なのはミートソース、裁縫はお手の物 最近はあみぐるみを大量生産中、家事も特にできないことはなし。字面は女子力満載なのに、それを補ってあり余るオッサン力で全てを台無しにする。1番得意なのはミートソースだが、種類でいえば呑み飯の方が圧倒的に多いぜ。

ふっふっふ残念女子高生で悪かったな、ハーレムはないっ!

ん?でも個人的に美形だったら男でも女でもどっちもいけるから案外ハーレムもイiゲフンゲフン…………えっとなんの話だったかな。

そうそう、やたら眩しい夕焼けに目がくらんだかと思ったら、何故か謎の白い空間で倒れていました。ついでに名前が思い出せません。思い出せそうな気はするんだけど、どうにも口に出したり文字を思い浮かべたりするとボヤけて認識出来なくなるようで、


しっかしこのベタベタな展開にはテンションが上がる。

散々妄想してきたあの異世界転生と言うやつでは?


のっそりと起き上がりあたりを見渡す。

自分は冷静なつもりでも、この状況にかなり興奮していたらしく、他にも人がいるのにようやく気づいた。体育館程の広さのこの空間には30人くらい?結構多いな、というより……






人外多くね?


てか普通の人がいない






多数派なのが人族っぽいの、

the勇者な格好の人、やたら戦闘能力高そうなメイドさん、エルフぽい人、魔女っ娘、獣耳&尻尾、天使、おっふあっちにはサキュバスさんもいらっしゃる、…………うわぁ、今にもくっ、腕が、静まれっとか言いそうな人もいる。


目立っているのが神獣?とかモンスターっぽいの、

デカい狼…………は人化した、ドラゴン、妖精、おぉ 龍もいる、ん?水溜まりかと思ったらアイツスライムだ。




物珍しくてキョロキョロしていると、さっきのサキュバスさんと目が合った。あらためて見るとサキュバスさんスゴいナイスバディ、まさにボンキュッボンなんだけどしつこい感じがなくて、程よくついた筋肉が魅力を際立たせている。私に気づいたサキュバスさんがにっこりと笑ってこちらに手を振ってくれた。いったいなんだってそこまで露出度高いわけでも無いのにこんなにスゴいのか……あぁ、小麦色の肌が眩しい。


手を振り返そうとして自分の腕が目に入り、固まる。







灰色







形はヒトのものだがその色はギリギリ肌色と言えなくもない灰色の腕。

慌てて自分の格好を確認すると、シンプルなワンピースにローブ、フードを深くかぶっている、気づかなかったが手にはランタンを持っていた。

上半身はヒトの形だが、ワンピースから出ているのは足ではなくモヤのようなそれ。

身につけているもの、身体、そのほとんどが濃淡はあれど灰色で、唯一ランタンの炎だけは普通の火の色だった。


「な、何コレ。どうなってんの?!なんでこんな格好………………んー、待てよ…………これ…知ってる?」


突然?の事態にパニックになりかけるも、なんだかこの格好には覚えがある、というか覚えがありすぎる。






コレ 妄想してやまなかった我が愛しのオリキャラ「クレイ」では?





────────────


身長120くらい、痩せ型、胸…………あるっちゃある……Bかな(ちくせう、前はDくらいあったのにぃ)、髪はロングのストレート ちょっとボサボサ 灰色 どう足掻いても銀髪ではなく灰色、モヤのような足?は頑張れば人っぽい形に出来た、維持は難しい、顔は確認出来ないけどオリキャラの通りならば中性で儚げな整った顔、目の配色は白黒反転、胸はあるし多分女だよ きっと……キャラ設定上嫌な予感がする



服の中どうなってんだろ


 ワンピースをまくって見てみる……………ズボンも下着もない、腰下から段々モヤになってる、足のない幽霊とかも同じなのかな?



「ちょっとちょっと!、女の子…なんだから気をつけなきゃダメよ」


誰かにワンピースを戻された……さっきのサキュバスさんだ。

近づいて来てたみたい、夢中で気づかなかった。



「んー(なんたるナイスバディ)…………こんにちは?」

「こんにちは、もう一度言うけど他の人も居るんだから気をつけなきゃダメよ?」

「はーい」

「ええっと、なんだったかな……そうそう、さっき来たコよね?

 先に来た人が色々説明する事になってるからよろしくね。

 私はリリィ、見ての通りサキュバスよ。」

「██…………?██です…………クレイです。よろしくお願いします。」

「どこから話そうか、…………うーん、とりあえず異世界転移とか転生モノには理解あるかしら?」

「あります!大好物です。その…………この状況テンプレですか?!」


あぁ、ワクワクが抑えられない

もしココが鬼畜系異世界モノなんだとしてもシリアス多めの世界なのだとしても、この瞬間だけは……この瞬間だけは……









「まあ、一応テンプレね。」













「………………………………ぅえへへぇ」


喜んでもいいよね。




あー、だめだ、嬉しすぎて溶けそうな気がする。

というか溶けてる。


どうにもこの体、気が抜けると形が崩れるらしい。


「ん゛んっ、、お、戻った」

「…………大丈夫?」

「わ、大丈夫です!お騒がせしました。」

「気にしないで。皆最初はそうなるわ、特に人外だったりするとね。」

「ほへー」

「さて、ここに居るのは皆転生者よ。どうも、ある程度オタクな人ばかり集まってるみたい。

全員が日本で何かしらの理由で死ぬなりしてココへ来て、そしてその全員が溺愛していたオリキャラとかゲームの自キャラになってるの。貴方もその姿に見覚えがあったりしない?」

「…………大変に見に覚えがあります。」

「私はオンラインゲームの自キャラとして、このサキュバスに似せた姿を作って気に入って使ってたんだけど……。そのうち好きが高じて設定を付けてみたりお話を妄想していたら、という訳」

「ワタシも同じような感じです。…………リリィさんめっちゃ美人ですね、羨ましいです…………特に胸とかボソ」


何故わざわざ凹凸の少ないキャラにしてしまったのだろうか

かと言って絶壁でも無し、中途半端


「あら、ありがとう♡」

パチリとウインクをするリリィさん、様になりすぎててツライデス

最初にここに来たメンバーに女神?から説明があってね、全員集まってから詳しいこと説明するからーって簡単な状況説明だけして貰ったの。 それであとから来る人への説明も任されちゃって。」




「さて、今度は皆さんお待ちかね、ステータスよ!


説明は後がいいわね?『ステータスオープン』って言ってみて」

「マジっすか!?」

「一応私から見えないように開いてね?」

「いやったぁぁ!  『ステータスオープン』!!」






━━━━━━━━━━━━━━

名前:-

種族:- -


攻撃力:-

体力 :-

防御力:-

魔力 :-

精神力:-


スキル

「器用」

特殊スキル

「エネルギー操作?」「転生者」

━━━━━━━━━━━━━━



目の前に画面のようなものが現れた

「ワァオ、ナンカスゴイ」

確かに設定通りだけど、、、設定通りだけど、アカン気がする。


何でこんなに「-」ばっかなの?!

いや、確かにそういう設定を造ったような覚えはあるけども…。


ど、どうにかせねば





設定通りならこのステータスどうにか出来ないか?


「ぐぬ…………」


モヤだった所からニュルりと鳥の足が生えてくる。動物なら維持が簡単なのはキャラ設定通り。

お願い何かしか変化があってくれ!






━━━━━━━━━━━━━━

名前:クレイ

種族:亜人族 -


攻撃力:E

体力 :D

防御力:E

魔力 :-

精神力:-


スキル

「器用」

特殊スキル

「エネルギー操作?」「転生者」

━━━━━━━━━━━━━━




コレは……いい?……のか?

見れなくもないステータスにはなったけど、




「確認は出来たかしら?」


「うひゃい!」

び、びっくりした、集中し過ぎも考えものだな

あぁ足がモヤに戻っちゃったわ


「大丈夫?………………まずこういうステータス表記の読み方は分かる?」

「わかります」

「じゃあ、説明は最低限で良さそうね。スキルに関しては項目をタッチすれば説明がでるからそれを読んでね。能力値は一応EからSまであるわ、Bからは±がつくみたいね。」

「一応?」

「うーん、この能力値はなんと言うか、評価が厳しいのよ。いわゆる勇者とかでもオールAまではいかないの。Sって言うのは本当の意味で神とかじゃないと無いらしいわ。」

「い、Eはどれくらいのレベルなんですか?」

「たしか……一般人以下はまとめてEだったかしら?」

「あー……」

「あら?珍しいわね、Eでもあった?何かに特化した能力のヒトだとEが付く事があるみたいね。」

「他にもいるんですか?!」

「えぇ、物理特化とか尖った能力にすると魔法系がEだったり、種族的なもので……例えばレイスの人が防御力に(該当なし)がついて一切の物理的干渉を受けないなんてね。」

「そうなのか…」

「バランスが悪過ぎたとしても救済措置があるらしいわ。女神様?の発言を鵜呑みにするならかなり優しい状況ね。」

「あー、ダークな世界ってパターンもあるのか。やだなぁ、シリアスは遠慮願いたいですね。ゆるーいのんびりしたコメディだと言うことないなぁ。」

「ある程度は行きたい世界の傾向を選べるらしいわ、あとはほぼ運とは言っていたけど、見てて混乱してくるのは嫌とも言っていたし配慮はしてくれるといいのだけど……。まあとりあえず説明はここまでね。次に来た人がいたら同じように説明してあげて、気が向いたらでいいから。」

「わかりました、色々ありがとうございました!」







うん、綺麗な人だった いやサキュバスか

願わくばここが平和な世界?で、頭がお花畑でも生きて行けるといいのだけど


さっきのリリィさんは新しく来たらしい耳のとがった小人?に話しかけている


その手前に立っていたガタイのいい竜人?は通り過ぎて……




この人意外と面食い? しかも小さいのに限った?







────────────────────


新しく来たのはさっきの小人と竜人と……あと何人かいるなぁ


学園モノ主人公ぽいの、ハーピィ、少し離れて和服のイヌミm……



え?アイツ███のオリキャラじゃね?まじ?






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

説明①

クレイと名乗っているのにステータスボードに名前が無いのは

もともと名前が無いから

名前が無いと不便と思うことがあって名乗っているだけで本当の名前とかではない


だから真名で縛るーとか名前を知られるとやばい敵に出会ったとしても問題なし

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


中二っていいよねっ(震え声)

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