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1話 プロローグ

初作品……という訳でもないけどほぼほぼ変わらない

文才は無いです

生暖かい目で見ていただければ幸いです

さて、突然ですが私中二な妄想が大好きです、異世界転生モノなんて滾ります。

特にこだわっているのが妄想に浸る為のキャラクター(自分の分身)作り。あのRPGの世界に行くなら、あのアニメの世界なら、あのマンガの世界ならこんな種族で、スキル構成は、容姿は、過去設定がうんたらかんたら、そんな小っ恥ずかしい事をノートに書き連ねることはや7年、小学生の頃から書き溜めたノート(我が子)達は3冊を超え、作ったキャラクター(自分の分身)の数もs…………ぐ、具体的な数を言うのは辞めておこうか。

最初の頃こそどの世界ごとにキャラクターを作っていたけど、最近はどの世界でも通用するような1人のキャラクターを練るのにハマっていて。

異世界転生モノ好きとして、言っておきたいことがある。チートで俺TUEEEEは構わんけど、万能チートはつまらん!面白みにかけるっ!一芸に秀でた上でそこから応用した結果万能なのはよし。

つくるキャラクターは自分の分身という訳でもあるから応用きかない不便な能力なのはイヤ。あー、よくあるアニメとかに出てくる第三者の位置にいるキャラで、普段チャラチャラしてて神出鬼没なんだけど、ことが起こった時に主人公的な人に何か意味深なことをつぶやく闇を抱えてそうなあの感じ好きだわぁ、と自分の妄想、理想をつぎ込みまくった結果出来上がったキャラクター「クレイ」。細かな設定としてはクレイは(ry



………………という訳でコイツは《勝利》する事とは縁遠いが《敗北》や《死》を迎えることもないチート野郎なのさHAHAHA


中二サイコー









────


同じ分身作りの趣味に引きずり込んだ同志と互いのキャラについて熱く語り合いながらの登下校、駅のホームはやたら混んでいてこの夏の気温も合わさってうだるような熱気にウンザリする。

「──そうそう、こんな時にホームに落ちて電車にはねられて異世界転生て多いよな、転生できるとしてもあんな痛い目会いたくないわw」

「だよねー、寝てる間にご臨終とか、夢の中でとか平和?なのがいいな、猫か子供守って代わりにトラックにはねられるとかも多いけど、私らだったら助ける以前に身体能力無さすぎで間に合わないだろうし」

「いえてるww」


ドッ!


「ぅわっ」なにかに押され線路の方によろめく私

「危ないっ!」私の方へめいっぱい伸ばされた友人のその手は私に届かない













なんてことはなくホームへ引き戻される。恐ろしい勢いですぐ横を通過していく特急列車。

「………………この現代社会でほんとに命の恩人に出会うとはおもわなかった」

「……第一声それって……」

あまりの出来事にまともな言葉が出ない2人


黙りこくったまま時間が過ぎ、電車が来たので乗り込む。

「「…………。」」

「あのさ、……ありがとう」

「うん、どういたしまして……」

「…………」

「ねぇ、」

「なに?」

「案外猫か子供守って代わりにトラックにはねられる位の身体能力あるのかもしれない」

「ブフッ、なんだそりゃ。」










なんとか調子を取り戻しぽつぽつと会話をしながら学校へ向かう。

学校が見えて来る交差点辺りまで来るといつもの調子を取り戻していた。

「いまさら怖くなってきた、なんというか助けられてよかったよ」

「普通怖がるのって私のほうじゃないか?まぁ、今度なにか奢らせてよ、お礼ってことでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ぃっ!!!」


横断歩道を渡り始めていた友人を渾身の力を込めて引き戻す私。スピードを緩めないまま走り去ったトラック。


「……(((;゜Д゜)))」

「((゜Д゜;))……」


「いやいやいやいやいやいやおかしいよねっ?!今度はあんたが死にかけるとかどうなってるのさ!?」

「そそそそそそそんな事言われてもっ?!」

「と、とりあえず学校に行こう、さすがに建物の中で死にかけるとかはないと思う、きっと、多分……」

「えぇ……」





ビクビクしながらようやくたどり着いた学校の教室。


「なぁ、相方よ」

「…………」

「なぁ、相方よ……」

「やめろください」

「二度あることは三度あるってよく言うよね」

「…………せいっ」ゴスッ



どつかれた







学校では、別段いつもと変わったことはなく、テロリストが来たり、巨大地震が起きたり、階段から落ちたりすることもなく生き延びることが出来た。




放課後教室にて、

「学校生活ってこんな殺伐としてたっけ?こんな……こんな……」

あれ?おかしいな目から汗が……

「いや、まだだ……、我々には家に帰るという試練が残されている……」

緊張状態が続いたせいか友人のテンションも壊れ始めている(いや、いつものことだったか?)

「いっその事母さん呼んで迎えに来てもらおうかな。あ、しまった今日遠出するって言ってたっけ………」

「はぁ、こっちも同じく。仕事忙しいとか。」


「「HAHAHAHAHAHA」」


「「…………………………」」


2人でノロノロと下駄箱に向かい靴を履く。

「生きて帰れたら今度焼肉でも食べに行こ、高級なやつな。」

「そういうのフラグって言うんだよ…」

「あー……」


緊張を和らげようとくだらないことを言いながら校舎の戸に手をかける。きつい夏の夕方の日差しに目を細め、1歩踏み出した所で目がくらみ、なんか…ねむく…………


「……ぁ?……」















現実は甘くないとはよく言ったものだけと、非日常というのも甘くないらしい

この線路に落ちかけるくだりまでは│割と《・・》ノンフィクション

実際に友人と馬鹿話してて思いついたこのお話

このまま異世界転生とかおもしくねぇか?(主に自分達が)と何となく書いてみました。


〜ある日の会話〜

作者「第三者というか中立キャラは素晴らしいよな」

相方「右に同じく、敵でも味方でも無いけど話のあちこちに出てきて意味深なことを言うのは滾る」

作者「実はストーリーの鍵になる人物だったってのもいいけど、個人的にはそれすら無くて話の終わりまで謎のままのがいいのぅ」

相方「私はある程度ストーリーにくいこめる方が好きかも」


「「(ृ ु*´・∀・`)ुウヘヘェ」」

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