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橋の下の少女  作者: Mch.9
10/15

考察

 私はおかゆを啜りながら脱獄の手段を考えていた。

脱獄をする上で考えなければならないことは次の4つだろう。

・牢屋からの脱出

・大量の人型キメラ

・生垣とサングラスの男

・この建物からの脱出

 

 まず、牢屋からの脱出についてだが問題なく行うことができるだろう。

なぜだかわからないのだが牢に入れられている私の両手両足には枷のようなものがつけられていなかった。

牢屋の鍵についてもあの少女があるアイテムをプレゼントしてくれたためこじ開けることもできるだろう。


 次に大量の人型キメラである。

これについては策という策は持ち合わせていなかった。

だが全くと言っていいほど無謀というわけではなかった。

なぜならこの一週間、それらが動いている瞬間を一度も目にしたことがなかったからだ。

それにキメラは身体の至る部位を生垣によっていじくり回されているようであった。

彼女が私の部屋に持ち込んだキメラの時しかりほとんど動けない可能性も考えられた。

なのでとりあえずは保留にしておくことにした。

 

 残るは、生垣たちと建物からの脱出についてである。

建物の方は現状対策などなかった。

この部屋の扉には鍵らしきものはついていない。

だが外側に錠がついていたり、外側からのみ開け閉めのできる鍵でもついていたら一巻の終わりである。

仮にこの部屋から出られたとしてもその後未知の領域を外敵に怯えながら進まなくてはならない。

 

 生垣たちについても同様である。

おかゆを啜れたことで少しばかりか体力を回復することができたが、今のこの状況で彼女らにあったら抵抗することなどできないであろう。

確実に脱出するためには彼女らのいなくなる時間を正確に把握しなければならない。

しかも一週間という期限付きで。

なのでとりあえず現状でわかる範囲のことを整理しようと思った。

 

 まず生垣についてだ。

生垣は私のことをキメラにしようとしている。

だが改造を行うのは1週間後だと宣言した。

期間が長くなればなるほど発見されるリスクや逃亡されるリスク、餓死するリスクなどが高まるはずなのに。

それなのに改造までの期間を引き伸ばしたのだ。

その理由を考えてみるとおそらくだがキメラの材料を揃えているのだろう。


 この辺りのペットショップには9:00〜19:00の通常営業の店から24時間営業の店まである。

ペットショップの営業時間から時間を割り出すのは難しそうである。


 なので普段の行動パターンから考えてみる。

私が生垣と会うときは基本夜だった。

夜行性だから夜に移動する?

逆に夜起きているから危ない?


 次に建物についてはどうだろうか?

ここから出ることができないのに知る由などあるのだろうか?

 

 考えれば考えるほどわからなくなるばかりであった。

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