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力について知りました



約束していた午後になり、図書館にやって来るとイース様が嬉しそうに迎えてくれた



「イリス、待っていたわ!」



「お待たせしてしまい、申し訳ありません」



「良いのよ!イリスに教えるのが楽しくてついつい早く来ちゃったのよ。だから気にしないで」



待たせたことに対して怒らずに、、笑顔で迎えてくれて嬉しかった



「じゃあ、教えていくわよ!まず、巫女の力について話す前に魔法について勉強しましょう。分かるかしら?」



「魔法ですか?一応お母様にはどのようなものかは聞いていますが、私にはまだ早いと言って、試したことはありません」



毎日の勉強で少しだけ学んでいたが、私は使用したことがない。お母様はいつも使っていたが



「そうなの。じゃあ、復習として学んでいきましょう。魔法はイシス様が私たちが生活していく上で必要となる火や水を産み出す力として与えてくださった力よ。例えば火の魔法を使うときは、火の神様に呼び掛けて力を分けてもらうのよ。水には水の神様など自然の中には沢山の神様がいるのよ。神様は具体的なイメージと信仰の心を好むから、具体的にイメージできて信仰深い人には沢山の力を貸してくれるのよ」



具体的なイメージと信仰深さか



「信仰深い巫女や神官は、普通の市民よりも力を貸してもらえるのよ」



「では、今はイース様が一番なのですか?」



信仰がこの世界で一番深いのはイース様であるから、その通りのはず



「まあ、今の説明でいけばそうなるわね。イシスさまのお言葉も聞いているから、魔法の力は強いわ。でも、すぐに貴方に代わると私は思っているわ。あなたは、生まれたときからイシスさまの加護を受けているからね」



「イシスさまの加護ですか?」



「ええ。生まれたときから受けているわ。その証拠に巫女の要素のである”未来を見通す力”と”人の運命を見極める力”が潜在しているわ。訓練を積まないと発揮することは難しいのよ。だから、まだ実感してないのよ。この読みも巫女の力を使っているのよ」



私にそんな力があるの?でも、信託を受けているからだけではないはずよね



「他の力も備わっているみたいだけど、それは今度学びましょうね」



「はい。わかりました」



心にモヤモヤしたものがあったが、イース様の今度という言葉で、心のなかに追いやった



「じゃあ、お祈りに一緒に行きましょう」



「えっ!お祈りですか!」



イース様はそう言って私を大神殿に連れていった

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