前兆がありました
アロー地方から帰郷する間、私は、イース様に会えないでいた。
イース様は、以前から体調を崩すことが度々あった。でも、その時はお見舞いに行ったりしていた。
でも、今回からはお見舞いも出来なくなるらしい。私は胸騒ぎしていた。
先代のイース様もこの様なことがあった気がした。でも、考えないようにしていた。
そうして、祈りは私の仕事になっていた。
イース様は、ベッドから起き上がれない程衰弱していると聞いた。
私はいよいよかと思い、腹をくくった。
その数日後、私は一刻も早く大神殿に向かっていた。
「イース様を早く楽にしてあげて」と、言われたからだ。
大神殿の前に行き、息を整え中に入っていくと、ベッドに横たわるイース様がいた。前から細かったのに、もっと細くなっていた。私は、触れたいのを我慢し、一緒にお祈りのポーズをとる。そうすると、イシス様がイース様に「ご苦労様でした。」と言っていた。そうすると、イース様は、
「私は、イリスをちゃんと教育出来たんでしょうか。それが、すごく心配です。」と、泣いていた。
「ちゃんとできていますよ。今回の件で世界の人々は、イリスの礼儀だったら、談話を聞いて、素晴らしい。と誉めています。それは、貴女が今後のために行っていることです。だから、胸を張ってください。」
「イシス様、ありがとうございました。」
そうして、イシス様が私の方を見て、
「明日から貴方はイースになります。なので、通達が来るまで、執務室に居なさい。」
「わかりました。」
私は、通達が来るまで、雑用をしながら過ごした。
コンコンとドアがなり、私は通達者を中に入れた。そうして、通達書を開いて見せられた。
そうして、私に渡して、去っていった。
明日から、イースなんてムリムリと思っていた。そんなとき、また再びノックがなり、私は、「はい」と言い、扉を開いた瞬間、私は抱きしめられた。
「イリス、久し振りだな!」
その声で、すぐにわかった。
「イヨリさんですか?」
「そうだよ!イヨリだよ!頑張ってたんだな!」
「はい。それで、明日からイースに昇格します。なんだか、納得できないことが多くできなくて。」
そう言うと、
「私だって、全て納得してるわけじゃないんだ。いずれイースは色々な事に心痛み 、民と一緒に苦やしみを体験していくなんだよ。」
「分かりました。」
その言葉で、私は一人じゃないと思った。
私は、執務室から出ようとすると、メジャーを持った針子に道を閉ざされていた。
「明日の就任式は正装です。なので、計らせてもらいます。」
と言って、色んな所を計られた。
色んな部屋をつれ回りしていた。
そして、明日はイースに昇格する。




