出発しました
キーワードにある意味チート、ある意味愛されを追加しました
まぁ、チートで愛され主人公なんです。力が強すぎるので、普通の巫女とは仲良くなれませんが。敬遠されています
皆さんは主人公のことをどう思っているのでしょうか?好かれていると良いなぁと思って仕方ありません
イクトにはその日のうちに事態は説明した。その瞳には決意が込められていた
地方会談の開催が決まってから、私とイース様は忙しくなった。地方会談の開催地が商業の国になったからだ。そして、何故か私のお披露目会もやることになってしまった。こんな時にやるか?とは思ったが、そんなにすぐ戦争になるとも限らなかったため、仕方ないと思って了承した
「イリス、こんな時にごめんなさいね。国主たちは花を持たせたいのですよ。私の時も盛大に祝われましたしね」
「大丈夫ですよ!イース様の心労を増やしてすみませんでした」
こんな会話をしているが、私たちは書類に目を通し、必要なものにはサインをしたりしているのだ。数日間神内から出るだけなのに、いつもの3倍書類があったりする。目の回る忙しさだ
「商業の国までは、何で行くのですか?」
そう言えば、この世界の交通手段と言えば馬車が主だったものだ
「もちろん馬車ですが、馬車にはそれなりの魔法をかけてありますから、普通の馬車の3倍は速いですよ。普通の馬車で1週間かかる道を3日で到着します」
「そうなんですか?スゴいですね!」
流石にもっといいものがあるかと思ったけど、ないよね。仕方ないんだ
出発の日まで、山のような書類整理は続いたのだ
そして出発の日、イシス様に行くことを二人で伝え、馬車に乗ろうとすると、突然指輪が光った。すると「イリス、私に任せてくださぁい!」と、フウが突然現れたのだ
「どうしたのフウ?何を任せるの?」
「私はぁ自然関係にはぁ強いんですよぉ!だからぁ、馬車に魔法をかけるならぁ、私がぁ適任かなぁと思ったんですぅ!」
「え?それってどんな魔法なの?」
フウはとても自信に満ち溢れた目をしていた。だが、どんな魔法を使うのか検討もつかなかった
「それはぁ、馬にぃ疲労無効化をかけるんだよぉ!そうするぅと、馬が疲労を感じなくなるんだぁよ!」
「それは素晴らしい魔法ですね、フウ様。馬が休憩なく走れるということですか?」
私とフウの会話を黙って聞いていたイース様が感心したような表情でフウに聞いていた
「あなたがぁ、イースなんですねぇ。そうですよぉ!私にしかぁ、かけられない魔法ですぅ。あっ!イリスもぉ使えるようにぃしておきますよぉ!」
「お願いします!フウ様。では、魔法をかけていただいたら、出発しましょう」
「フウ、お願いね!」
「はぁい!」
そう言って、フウは馬車の馬に魔法をかけた
そして、商業の国への旅路が始まった
フウの話し方は、自分自身好きじゃないですが、おっとりしてると思ってください
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