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進歩しました

短い恋愛要素です



書類仕事が終わり、急いで約束していた丘にやって来た。そこにはすでにオビが待っていた



「お待たせ、オビ早かったね」



「イリスに会いたくて早く来たんだ」



その言葉に無意識に胸が高鳴った。今顔を見られたら真っ赤になっているだろう



「私も走ってきちゃった」



「ありがとう」



なんだか恥ずかしくなって、無言でとなりに座った。オビの方をちらっと見ると、前をしっかり見て表情は分からなかった。こんなに恥ずかしいのは自分だけなのかと思っていたら、急に腹立たしくなった。しかし、急に手を握られた。その手は熱を持っていた。顔をあげると、耳まで赤くなった顔で



「俺だって恥ずかしい。・・・年上なのに全然余裕が持てない。イリスと離れていた期間が長かったからかな」



と言われ、胸の鼓動が一段と早くなった。「落ち着け私!」と心のなかで繰り返したが、落ち着くことはなかった



「イリス!」



そう言われ、オビの方を向くと抱き締められた。そして、急にオビの顔が近づいてきた。そのあとは一瞬の出来事だった



一体、今のはなんだったんだろう。急にオビの顔が近づいてきて、唇が触れ合った



これが、俗に言うキスとか言うやつなのだろうか?



色んなことを考えていると、



「イリス!大丈夫か?」



さっきまで真っ赤であった顔を真っ青にしたオビが心配そうに私を見つめていた



「今の・・・キス?」



やっと口から出た言葉はそれだった



「っ!・・・ごめん」



「ごめん?・・・後悔してるの?」



「違うんだ!・・・了解なしにしてしまったし、呆然としてるから、俺とはしたくなかったのかと思ってな」



「違うよ!あまりにも急だったから、びっくりしたんだよ」



「そうなら、良かった」



オビのごめん発言が引っ掛かり、詰め寄るとまた顔が赤くなって行き、私は安心した。でも、本当にびっくりした



「でも、嬉しかったよ。オビ大好き!」



今度は私からオビに抱きついた



オビの心臓も高鳴っていた



「俺もだよ。イリス!」



陽が暮れるまで過ごした



会えるときはキスもするようになった

次回は仕事話です

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