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リオになりました

今回も恋愛要素ないです



なんともあっさり契約してくれた神様たちに感謝していると



「おめでとうございます!イリス!嬉しいです!」



イース様が本当に嬉しそうに抱きついてきた



「ありがとうございます!・・・こんな簡単で良かったのでしょうか?何故か少し不安です」



これは、私の実力を見せるためのものだったはずだ。これじゃ、ダメなのではないのかな?歓声は大きいが



「イリス、わかっていないのですね?普通は契約するのを拒まれます。イシス様が認めた者でなければならないのです。彼らが言っていたお母様とはイシス様のことです。神は、全てイシス様から生まれていますから、母親なのですよ」



「そうなのですか?勉強不足でした」



神々の母親のイシス様に色々な事で心配をかけてきたんだなぁ



そんなことを考えていると、「リオ様、おめでとうございます!」や「やっぱり、次期イース様なだけある!」等、祝福や称賛の歓声を浴びた



「これからは、リオとしてよろしくお願いしますね!」



そう発すると、温かな拍手で応えてくれた



「では、今からリオとしての仕事を教えます」



そういわれ、イース様についていく。イース様は大神殿の前に立つと微笑みながら嬉しそうにしていて



「本当に良かったわ。イリスがリオになってくれて。・・・じゃあ、仕事の説明をするわね。まずは、大神殿でのお祈りよ。リオやイースになれば、大神殿のお祈りが許されるのよ。常にイシス様からお話を聞き、この国の方針と、スケルトン地方の安泰を考えていくのよ。そして、次には机仕事。私たちは、この国の実質トップなのよ。この国の運営に関わる書類に目を通したりサインしたりするのよ。そして最後は、外交。他国に行ったりしなきゃいけないのよ」



机仕事や外交もしなければいけないのか。この一年、イース様は全部やっていたんだ。感謝しきれない



「イース様の力になれるように頑張りますね!」



私は、心に誓った



「では、明日から少しずつ教えますので、今日はイシス様に報告しましょう」



「はい!」



少し緊張しながら大神殿の中に足を踏み入れた。大神殿は他の神殿よりも厳かな雰囲気だった



「イリス、私は外で待っていますので、報告をしてきてくださいね」



私は一人で大神殿の中に入り、いつものお祈り同様にした



「イリス、リオになったのですね?」



イース様はいつもと同じように優しい声で話しかけてきてくれた



「はい!そうなんです。でも、どうして知っているのですか?」



私はまだ何も言ってなかったが、知ってる様子だ



「イリスと契約したと、私の子ども達が報告に来たのです。イースの方からは、イリスをリオにするにはどうしたらいいのかと相談を受けましたので、私の子ども達と契約させてはどうか?と提案したんですよ。イースは、私が母親だから契約したと思っているようですが、違います。イリス、あなたが常に努力をしているのを子ども達は見ていたようです。常々、契約したいと特にファイの方は言ってきましたが、あなたの力を証明するために力を貸すように言っていましたので、あなたにとっては驚くほどあっさりと契約を交わしたんですよ」



イシス様は、私が疑問に思っていることを説明してくれた



「そうだったんですか!ありがとうございます。これからは、私がお祈りするときもありますから、よろしくお願いしますね!」



「分かっていますよ。楽しみにしています」



そう言って、イシス様は、消えていた



神殿を出ると、イース様は笑って出迎えてくれた



「明日からは忙しくなります。今からは休んでくださいね」



そう言って、イース様は帰っていた

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