昇格試験を受けました
試練なしになってしまった
リオになるための昇格試験を受けて欲しいと言われてから三日がたった。今日はその本番の日である
マホや巫女見習い、神官が私の実力を見るために講義室に集まった
「これから、イリスがリオに相応しいか確認するための昇格試験を行います。条件は簡単です。四人の神がイリスと契約すると言えば合格です。では、召喚の呪文を唱え終わったらスタートです!」
【我らに力をお与えくださる神々よ、姿を表したまえ】
イース様がそう言い終わると、急に四人の小さな影が見えた
「なんだよ!イリスが呼び出すんじゃないのかよ!」
「ファイ、しょうがないだろう?イリスには早すぎるとお母様が心配して教えなかったんだ」
「そうだよ!ウォンの言う通りだよ!ね!フウ!」
「そうだね。でもみんな、イリスに会えるんだから良いじゃん!」
3頭身サイズの小人が四人現れた。これが神様?
「神様方、マホのイリスと申します!はじめまして!」
私はどうしたら良いのか分からず、自己紹介をしていた
「お前がイリスか!俺は火の神でファイだ!」
「初めまして、イリス。お母様から話は聞いています。水の神でウォンと言います」
「初めまして、イリス!私は、光の神でランって言うの!」
「初めまして、イリスさん。私は、風の神でフウと言います」
「「「「よろしくな!/お願いします!/ね!/お願いしますね!」」」」
「私こそ、よろしくお願いしますね!・・・あの、お願いがありまして、私と契約してくれませんか?」
私は、いい流れだと思い、お願いしてみた
「良いぜ!契約してやるよ!」
「私たちは、イリスと契約するために出てきたようなものです。お母様から、力を貸すように言われていますし」
「お母様から言われただけじゃないのよ!」
「私たちは、あなたの頑張る姿を見てきたからです」
「逆に、俺たちから契約に行きたかったんだが、母さんにダメだと言われたら、行けないからな」
「ありがとうございます!」
「これが契約の証です、この指輪に願ってください。何時でもいいですよ」
「たまには遊んでちょうだいね!」
「待ってますからね」
そう言って、四人は帰っていた
「・・・イース様、こんな感じでいいのですか?」
私はおずおずと確認する
「イリス、合格ですよ!」
そう言った瞬間、今まで見ていただけのマホや見習い、神官が歓声を上げた
そして、私はリオになった
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