説明されました
イース様が来るまで、先程の事がなかったように思い出話で盛り上がった。とても楽しかった
「イリス、イヨリ様、お待たせしました」
しばらく話し込んでいると、イース様が少し息を切らしながらやって来た
「イース様、大丈夫ですか?」
私が心配すると、笑って
「大丈夫ですよ!ふたりに早く会いたくて、少し走ってきてしまいました」
嬉しそうに答えてくれた
「イース様、お楽しみの前に言っておかなければいけないことかあるでしょう?済ませてしまいましょう」
イヨリ様は厳かな声でそう言った
「イヨリ様、そうでしたね」
そう言って、二人は私に向かい直し、イース様から言葉が発せられた
「イリス、一人前の巫女のマホになってから1年がたちました。マホの仕事にも慣れたようで、色々な神殿のお祈りが出きるようになっていってますね。今、リオの存在が居ないのを知っていますか?イヨリ様の時は私がリオをやっていました。リオは、イースの補佐やマホのまとめ役です。私がイースとなり全てをやっていましたが、本音を言えばいっぱいいっぱいの状況です。ですから、私の次に巫女の力が強く、次期イースであるあなた、イリスに頼みたいのです。ですが、リオになるにはイリスは若すぎる。それでは、マホのまとめ役としては務まりづらくなるとおもい、イヨリ様と話し合って、リオの昇格試験を行ってはどうかと思い、イリスの話が聞きたかったので、このような場を設けさせてもらいました」
「イリス、あなたには是非ともリオになってほしいのです。イースになったとき、リオとしての経験がとても役に立ちます。どうかなってほしいのよ」
私は言われていることに頭がついていかない状況だった
「私がリオになれば、イース様は助かるのですか?」
私が出した答えは、それだった。今の私にリオは早いと思った。だが、負担がイース様だけにかかるのはダメな気がした
「そうですね。大変助かります」
その言葉を聞いて、私の意思は固まった
「わかりました。昇格試験を受けてリオになります」
そう言うと、
「「ありがとうございますね!」」
イース様とイヨリ様に抱きつかれた
「試験内容はどのようなものなんですか?」
私は受けるからには合格したいと思い、ふたりに尋ねた
「魔法の神様四人と仲良くなるというものですよ」
「神様と仲良くなる?ですか?」
私の頭の上には?が何本も上がった
「魔法について教えたときの神様です。火、水、光、風の神様です。覚えていますか?」
「はい!わかりました!まだ早いと言われて、会えていなかった神様たちです!」
「その四人にあって、仲良くなれば良いのです」
「方法も自分で調べれば良いのですか?」
「いえ、会うまでの方法は教えますが、仲良くなる方法は教えません。イリス自信で考えてください」
「わかりました!頑張ります!」
私は、昇格試験に向けて頑張ることにした
そのあとは、3人でおしゃべりしながら過ごした
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