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イシス様に心配されました

かなり短いです

タイトル通りの内容です



オビと気持ちを確かめると、祈りの時間を知らせる鐘が鳴った



「ごめんね。行かなきゃ」



「そうだね。俺も仕事があるから行くよ」



そこで私たちは別れた。なんだか、やる気がアップした



「イリス、恋にうつつをぬかしてはいけませんよ」



魔法の国に祈りを捧げていると、急にイシス様の声が聞こえた。私はハッとしてイシス様を見つめると、少し困っている様子だった



「今まで見たことがない位に頑張っていますが、それは恋の力ですよね?恋は時にプラスの力として働きますが、その逆もあります。私は心配しています。あなたの気持ちが不安定になってしまうことを」



確かに今の私は、オビと気持ちが繋がったことが嬉しくて、ワクワクしている。だけど、祈りの時間は心を安定させて行わなければならない



「10才のあなたには少し難しいかもしれませんね」



「そんなことはありません。イシス様の言う通りです。ですが、私たちの恋を許してほしいのです。こんなわがままを言いたくはないのですが、やっと繋がった気持ちを離したくないんです。お願いします!許してください!」



私はやっと結ばれた気持ちを離したくなかった。兄のように慕って過ごした時間が、恋に変わった瞬間を大事にしたかった



「恋をするのは許しています。ですが、仕事は仕事と区別してほしいのですよ」



「イシス様、私はただの10才児ではないとお忘れですか?精神年齢は20近くですので、見守ってください!」



「わかりました。見守りますよ」



イシス様は少し安心したように姿を消していった



「仕事は仕事、恋愛は恋愛と区別して頑張る!」



そう心に誓った日にもなった

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