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彼氏が浮気⁉︎相手はまさかの…

作者: 猫の集会
掲載日:2026/08/26

 わたしには、恭介きょうすけという彼氏がいる。


 恭介は、正直モテる。


 恭介は、付き合うときに宣言してくれたの。

 浮気は絶対しないし、碧依あおいひとすじだからって。


 その言葉を信じて半年のことだった。


「碧依!恭介が浮気してる」

 って、親友のラナが言ってきたの。


 ラナがウソなんかつくかな?


 …


 でも、恭介だって浮気なんかするはず…


 …


「ラナ…どういうこと?」

「これ」


 ラナが差し出してきたのは、写真。


 え…


 恭介がまさかの腕組みデートしてるっぽい画像。


 これは…


 しかも、この写ってる女子…めっっちゃ可愛いんですけど⁉︎


 どういうこと?


「ねぇ、ラナこの写真って、どうしたの?」

「わたしが昨日激写いたしました」

「どこで?」

「放課後…あの有名なデートスポットで」

「えー…」


 血の気が引いた。


 そんなのって…そんなのって…


 これは、二股なの?


 それとも…わたしは、もうすぐ捨てられる…


 ふと、廊下にでていったん落ち着こうとしたら、まさかの恭介がいた。


「お、碧依」

「恭介…」


 …


「どうした?元気ないじゃん」


 …


「え、ううん。そんなこと…ない…から」

「どうしたんだよ?なんかあった?」

「あの…そうだ!来週のデート忘れてないよね?」

「あぁ、もちろんだよ。行くんだろ?あのデートスポット」


 …


 恭介…


 恭介は、もう行ったんだよね…?

 あの、かわいい女子と。


 わたしとも、行くんだ?


 普通に…


「恭介は、そこ行ったことある?」

「えっ⁉︎あー…あの…それが…さ…」

「あ、ウソ‼︎今のは、なんでもない!冗談だから。じゃ、わたし…次の時間、移動教室だから。じゃね」

「あぁ、うん。じゃあまたな」


 …


 またなだって。


 また今度があるんだ。


 …


 あ、もしかして…わたし来週って、あのデートスポットでフラれるんじゃないの⁉︎


 …


 そんな…


 そんなのって…


「碧依、さっき恭介来てたよね?聞いた?」

「聞けるわけ…ないよ」

「そっか、わたし聞いてあげる?」


 ラナ——


 …


「ううん、大丈夫。自分でなんとかする」

「わかった。」



 自分で…どうしよう。


 ただのフラれ待ちじゃないのっ‼︎


 デートの前日…わたしは、よく眠れなかった。


 というか、一睡もしていない。


 だって、寝られるわけないじゃない!


 フラれるってわかってて、これからフラれに行くんだもん…





 待ち合わせ場所に向かうと、いつも通りに恭介が待っていた。


「おっ、碧依!今日もかわいいな」


 …


 恭介…


 わたしは、泣きそうになったのを我慢して、笑顔で

「恭介も、かっこいいよ」

 って返した。


「それじゃ、行こっか」


 …


「待って‼︎恭介…わたし、恭介に話がある…の」


 …


 恭介が不安そうな表情になって、わたしをみた。


 …なんで恭介が、そんな顔するのよ。


「はなしって…なに?」


 …


 あ、どうしよう…


 なんて切り出すか全く考えてなかった…。


 一睡もしていないくせに、なんにも考えてなかったよ…。


「えっと…あの…恭介って…実は、わたしより好きな人…いるよね?」

「はぁ、いるわけないじゃん。オレ、碧依のこと大好きだよ?どうした?いきなり」

「だって…この前…いたんでしょ?今から行くデートスポットに。」


 …


「えっ⁉︎なんでそれを⁉︎」

「見た人がいて…」


 恭介は、頭を抱えた。


 やっぱりなんだね。


「わかった、見られたら仕方ない。…正直に話すよ。あれ、実はきょうだいなんだ」


 ⁉︎


 そんなの…信用できるわけ…なくない⁉︎


 てか、恭介ってあんなにかわいい妹が…


 いるわけない。


 恭介には、弟しかいない。


 なんでそんな嘘を——?


「あ、写真…みる?」


 ⁉︎


 恭介が差し出した写真には、アノかわいいこがうつっていた。



 …


「これ弟」


 ⁉︎


「えっ⁉︎」

「女装が好きでさ…よくこういう格好するんだよね。」

「…そうなんだ。疑ってごめんなさい」

「オレも、ちゃんと言っておけばよかったな。ごめんな。じゃ、デート行こっか」

「うん♡」

 

 

 

 彼氏の浮気相手は、まさかの弟でした。

 

 

 

 おしまい♡





 

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