詩 自然
掲載日:2026/04/11
鳥が飛ぶ。太陽をめがけて。
それを額に手を当て、地上から眺める。
青空と小さく映る鳥の影。
ピーヒョロロ、ピーヒョロロ。
鳥が挨拶して去っていく。
残るは自分と太陽のみ。
太陽のパワーは強く、くらりとしてくる。
それでも負けず、太陽を見上げ続ける。
太陽の光が少しずつ伸び、青空を自由に照らす。
ゆっくりと瞼を閉じると、耳に入る音。
さあさあ、さあさあ。
風と揺れる草の音だろうか。
自然の優しい香りが鼻に触れていく。
「生きている」
地球のほんの一部。
本当にごくわずかな位置で、そう思う。
頬にかかった髪を耳にかけると、ゆっくりと動き出す。




