山本凛子の遺書と更なる事件の報せ
突然、三紀さんからメッセージアプリで画像の送信があった。
それは、山本凛子が生前、最期に残した遺書を画像データだった。
就職が決まった三紀さんが引っ越しする際に見つけて撮ったのだという。
三紀さんは、もちろん以前に見たことあるらしいが、僕にも一度見て欲しいとのことだった。
あれから何度も会ったが、三紀さんの思考は未だに靄のように掴めない。
僕が撮った彼女のオフショットであり、彼女の遺影でもあるそれを三紀さんは僕の映画に残した。
彼女の生きた証を残すために。
彼女を僕の映画に出演させるために。
彼にとって彼女は、妹という関係以上に大事な人だったのだろう。
僕は、横でスヤスヤと寝ている空気の読めない後輩の可愛らしい寝顔を横目で見て、そう思いを馳せるのだった。そのとき、メッセージアプリの通知音が鳴った。
アプリを開いてメッセージを読む。
僕は思わずゴクリと唾を呑みこんだ。
それは、知り合いが始めたサークルで起きた最悪な事件の報せだったのだ。
(了)
今回、少し内容を書き足しました。文章の部分は、現時点では、なろうしか読めません。
実はもう一つ今作に繋がるミステリー作品がありまして、それにちゃんと繋がるようにしました。
その作品も、そのうちあげます…




