十一話
『よし。今日のところはこの辺にしておくか』
モニターの向こうでそう言い、肩を鳴らすのはルクスだ。
今日の勉強会の内容は【アヴェスター】の歴史の名を遺す英雄や神々、【異形王】についてだ。
教える内容が伝説や伝承として伝わっている強者ばかりというのがルクスらしい。
「ルクス、少し時間いいか。相談したいことがあるんだが」
雄斗はそう言って悩み──【アルゴナウタエ】を辞めた後の生活や【ムンドゥス】の【神魔八王】に目をつけられていることを話す。
『【神魔八王】か。いいねぇ、戦いがいのある相手だ』
「人の話聞いていたか?」
戦意溢れる顔になるルクスに思わず雄斗は突っ込む。
『要はちょっかいをかけられず平穏に暮らしたいんだろう? そんなの簡単だぜ。
もっともっと活躍して強くなればいいだけのことだ』
「どうしてそうなる……。もういい」
どう考えても正解ではない答えに雄斗はため息をつき、通信を切ろうとする。
だがルクスは待ったをかけ、続ける。
『まぁ聞けよ。今のお前がちょっかいを出されているのは『強いが手に負えないほどじゃない。扱えるレベル』として見られているからだ。使い勝手のいい戦力ってわけだ。
だからもっともっと活躍して世界にその名を知らしめて、誰にも左右されないぐらい強くなれば【ムンドゥス】はもちろん他世界の連中も簡単には手を出してこなくなるだろう』
「そうなのか?」
『おいおい家族となる予定の相手の歴史の勉強が足りねぇな。
叢雲明は【異形種大戦】のあと、ほとんど表舞台に姿を見せたことがないんだぜ。
理由は単純だ。全世界最強クラスの剣技と【万雷の閃刀】を所持していたことと、【異形種大戦】における数多の伝説のおかげだ」
彼の言葉を聞き、雄斗は確かにと思う。
よく考えれば【七英雄】は【異形種大戦】にて世界を救った英雄。それがほとんど表舞台に姿を見せないのはおかしな話だ。
『そもそもだ。叢雲明ほどの英雄があんなこじんまりとした家に住んでいること自体おかしいし、もっと子孫が多くてもいいはずだ。
あの爺は正真正銘の英雄だ。下手をすれば皇族に匹敵する扱いや身分、相応の住処を持っているだろうし、戦後もいくつもの縁談が持ち込まれただろう。
神々と同じ優れた血を多く残すっつー名目でもっと妻を娶っていてもいいし、皇室と血縁関係になっていてもおかしくねぇ。
でもそうされなかったのはあの爺が英雄としての立場や権威を利用して我を通したこと、また【高天原】を始めとした多元世界に貢献したからだろうぜ』
「利用に貢献?」
『世界を救った英雄って言う立場で【高天原】や各世界の気に入らない要求を跳ねのけたり、また【高天原】や他の多元世界の神々たちの後裔に剣を教えるとかな。
あと他世界で発生した問題に介入するとかか』
そう言われて雄斗は思い出す。当代の帝は明から剣を教わったということを。
また【崑崙大戦】の終盤には彼自身や息子である陽司が【アルゴナウタエ】と他多元世界の合同チームに参加し参戦。【崑崙】の勝利を決定づけたという。
この大戦は【ムンドゥス】の二大国、中国とロシアと【崑崙】の間に起きた大戦。本来【高天原】の者である叢雲親子が介入する理由はない。
戦後、明はインタビューで中国ロシアの言いがかりから始まった一方的な戦争を止めさせるためと言っていたそうだが、もしかしたらそんな奇麗ごとではなく、単に戦争が行われるのが嫌だったのかもしれない。
『俺としてはこのまま【アルゴナウタエ】に在籍することを勧めるな。
【アルゴナウタエ】は基本どの世界にも中立で他世界からの干渉も必要最低限。現【七英雄】クラスにもなれば強引な干渉はほとんどなくなるだろう』
「そう言うが俺は雪菜と婚約させられたし、マリアも厳しい立場になっているぞ」
『そりゃーお前が警戒していなかったのが悪い。無名なくせに神クラスの剣技を持っている上【万雷の閃刀】っつーかの世界の至宝を所持しているんだ。【高天原】が黙っておくわけがねぇ。
マリアはアナーヒター。お前ほど身軽じゃないし【アヴェスター】の意向に逆らうことは難しいだろう。叢雲はあの明の孫だしな。
【真なる世界】や【欲望の輩】のようなテロリストになれば話は別だろうが、さすがにあいつらがそこまではっちゃけるのはないだろうしな』
ルクスの言う通りだ。
性格は違うが生真面目な二人だ。自身の責務を放棄するようなことはないだろう。
「てことは明さんみたいに活躍して自分の権威を高め、または知り合った神々のコネで何とかするしかないわけか。
はぁ、誰も知らないどこかに身を隠したくなるな……」
『それはやめとけ。人の痕跡はどうあっても消せねぇし孤立したらそれこそお前を狙う連中にいいようにされるぞ。
お前の家族を人質にしていいように扱うなんてことさえもやるだろうな』
思わず雄斗は目を見張る。ルクスの言葉はいつになく真剣で、実感が思っていたからだ。
相談に乗ってくれたルクスに礼を言い、雄斗は通信を切る。そしてベットに体を投げ出し考える。
以前のような平穏な生活をするために、改めて自分はどうするべきなのか──。そう思ったその時だ、突然、部屋に大きな音が響く。
「何だこの音は……!?」
焦燥感を煽るような大音量。それを聞き思わず雄斗は体を起こして部屋を出る。
広間に到着すると、そこにはアザードを始め【竜討旗に集う勇士】の幹部達数名がすでにそろっていた。
「来たか。お早い到着だな。さすが我が妹の未来婿」
「この音は何なんですか。ただ事じゃないのはわかりますけど」
「落ち着け、全員がそろってから話す」
悠々とした態度ながら真剣な眼差しを見せてアザードは言う。
時を置かずして駆け付けるマリアたち。全員が揃ったのを見てアザードは全員を見渡し口を開く。
「警報音からわかる通り【異形種】が出現した。ラジュドの西にあるアルザン砂漠より進撃している。
確認されている数は千を超えている。ほとんどはEからCランクの雑魚だが、【異形王】が一体確認された」
「ではその【異形王】が千を超える【異形種】を統括しているのですか?」
「ああ。雑魚どもを率いているのは【常闇の暴】”の二つ名を持つ【異形王】ザングールだ」
「何ですと!? あの魔牛が生きていたというのですか!?」
【竜討旗に集う勇士】の老齢の幹部が大きく目を見開く。また他の幹部にマリアたちも驚愕をあらわにする。
無理もない。【異形王】ザングール。【常闇の暴牛】の二つ名を持つかの怪物は数百年前に誕生し、多くの神々を屠ってきた魔物だ。
【異形王】としても危険度は最高位のA級。【異形種大戦】でも【アヴェスター】にて大いに暴れた。もっとも大戦の最中、当時のティシュトリヤと戦い倒されたと聞いていたが──
「しかしラジュド──シャハブさんの暮らしている街に向かっているとは。
大戦時に負けた時の恨みを当代のティシュトリヤであるシャハブさんにぶつけようって腹ですかね」
「さぁな。ただ厄介な相手であることは間違いねぇ。二つ名である【常闇の暴牛】が示す通り、夜や暗闇はあいつの領域だからな」
アザードの言葉に雄斗は頷く。
ザングールに関しては知っていたし、その強さと能力についても先ほどルクスから聞いている。
正直、今の時間で戦うならここにいるメンバーが総出で相手をする必要があるのではないか。
「シャハブさんや【星天団】の動きはどうなっているんですか?」
「当然迎撃に動いている。ただ【異形種】の数が多く俺たちに救援要請が来た。直ちに出撃する」
愛槍を喚びだして肩に担ぐアザード。戦士の顔となった主に【竜討旗に集う勇士】の皆も戦意に満ちた表情になる。
「アザードさん、わたしたちも行きます!」
「ああ、頼む。ひとまず俺たちは【星天団】の幹部と共に街に向かっている雑魚の群れを殲滅するよう頼まれた。マリアたちも別方向から迫る雑魚どもを片付けてくれ。
わかっているとは思うが油断はするなよ。雑魚とはいえザングールに率いられている。気を抜いたら後ろからぐっさりてことも十分あり得るからな」
頷くマリアたち。雄斗も気を引き締める。
一行はアザード邸の奥にある転移魔方陣にてシャハブ宅へ移動。伝説の【異形王】の襲来に騒めいた雰囲気の邸宅にはシャハブとフーリ、そしてシャフナーズの姿もあった。
「アザードにマリア、そして【アルゴナウタエ】の皆さん、救援感謝します」
「気にすんな。今度美味い酒でも寄こせばそれでチャラにしてやる。
しかしシャフナーズ、お前もいたのか」
「式の準備で今日から泊まっていたのよ。
それにしてもこんな時期に攻めてくるなんて。迷惑極まりないわ」
憤懣やるかたない様子のファルナーズ。
まぁ数日後に結婚式を控えている彼女からすれば当然の反応だと言える。
「住民の避難状況はどうなっている?」
「広場を始め各所に集めるよう【星天団】や街にいる護士たちに命じている。
いざとなれば転移魔方陣で各都市に飛ばす手筈だ」
シャハブがそう言うと、アザードは少し怒ったような顔で彼の胸を叩く。
「不吉なことを言うんじゃねぇよ。んなことにならないためにもさっさと片を付けるぞ」
「アザード、油断は禁物だ。相手はオルドゥーズ様でさえ仕留めきれなかった──」
「以前はオルドゥーズ一人だっただろう。だが今は俺たちがいるんだ。
万が一のことなんざ考えず、今度こそ牛野郎を葬る手段だけ考えておけ。──お前ら、行くぞ!」
アザードの呼びかけに勇敢な応えを返す【竜討旗に集う勇士】。
彼らは先頭になって外に出ていく主に付き従う。まさしく忠臣という様だ。
「それではシャハブさん、わたしたちも行きます」
「ああ。よろしく頼むよ」
シャハブに頷くマリア。そして彼女はファルナーズを見る。
「しっかりやりなさいよ」
「あんたもね」
短く言葉をかわし同時に顔を背ける女神二人。
こんな状況なのにいつも通りの様子を見せることに雄斗は呆れ、同時に少し安心する。喧嘩するような余裕があると思うからだ。
フーリより指示を受けて街を出る雄斗たち。強い風の吹く、まばらに草木と岩がある大地を飛行魔術で飛び数分、砂漠との境目に到着。砂煙を出しながら押し迫ってきている【異形種】の群れを確認する。
「【海原を支配する龍帝】!」
「【桜刃爛漫】!」
迫る異形の軍勢にマリアと雪菜が神威絶技を放つ。水の大龍が【異形種】の群れに突っ込んでは蹂躙し、花弁の如く舞う小さく鋭い刃が切り刻む。
二人より少し離れた場所でそれを見ている雄斗。そして聞いていた通りマリアと雪菜の背後が音もなく歪み、そこから【異形種】が姿を見せる。
「二人とも、後ろだ!」
叫ぶと同時、雄斗は上空を見上げ雷撃を放つ。視線の先に見えたのは歪んだ空間と雄斗の雷撃で頭部を砕かれた【異形種】だ。
【陰の道】。暗闇や影を利用して自身や他者を転移させるザングールが持つ殺戮技の一つだ。
そしてこの殺戮技は非常に厄介なのだ。ほとんどの人は転移されたことに気づかないほど静かで神クラスでも容易に察知できない。
これを使われてザングールや彼の配下の手にかかった人はもちろん、神も幾人もいるという。今雄斗が察知できたのは【心眼】の方に力を注いでいたからだ。
(それにしてもこの距離で殺戮技を使用するとは……!)
遠くから発せられている禍々しい魔力から、ボスであるザングールははるか後方にいる。だというのにこちらの状況を正確に把握し【陰の道】を使うとは。
これだけで伝説の【異形王】の恐ろしさが実感できる。
(ありがとうございます雄斗さん!)
(わたしたちは【異形種】の殲滅に集中するから、その調子でお願いね!)
(ああ!)
念話で返事を返し、雄斗は周囲を視ることに力を注ぐ。
迫る【異形種】の群れをマリアたちが遠距離から叩く最中、幾度も【陰の道】の強襲が行われた。
だがその全てを雄斗が察知し二人に指示を送ることで対処。十数分も過ぎたところでラジュドに迫る【異形種】の群はマリアと雪菜によって壊滅していた。
「ひとまずアザードさん達と合流しましょう。向こうも迫る【異形種】を殲滅したそうだし」
殲滅後、しばらく周囲を警戒したあと、マリアが言う。
それに雄斗たちは頷き、ラジュドの南にあるナジューム広場でアザード達と合流する。
「おう、お前たちは無事だったか」
「アザードさんもご無事で何よりです。ですが……」
「いや、幸い死傷者は出てない。だがザングールの【陰の道】のおかげで半数近くが戦闘不能の怪我を負ってな。
ネシャート達がいるサマーア広場に向かわせた」
【竜討旗に集う勇士】の数が減っていることに眉を下げるマリアにアザードは嘆息して言う。
先程見た【竜討旗に集う勇士】の幹部や実力者たち。揃っていた二十名近くいた彼らだがその数は半数ほどとなっている。
「ザングールの姿は確認できました?」
「いや、まだだ。最初に確認された後、すぐに身を隠しやがったからな。
もちろん魔術などで捜索させてはいるが一向に見つからねぇ」
苛立たしげに【邪竜を穿つ聖牛の角矛】の石突で石畳を穿つアザード。
雄斗はもちろん雪菜も 【竜討旗に集う勇士】らも周囲を警戒しているが【異形王】の姿は影も形もない。
(どこにいやがる。逃げたり日や時間を置いて攻めてくるってこともないだろうし)
【異形王】が放つ突き刺すような殺意と敵意。それが周囲一帯から全く薄れていないのだ。こんな気配をまき散らしておいて逃げるなどあり得ない。
強い風が吹く。そしてそれに流され続けていた雲が空で淡く輝く細い三日月を隠してしまう。
その瞬間だった。周囲に漂っていた【異形王】の殺意が爆発的に膨れ上がる。そのあまりの変化に雄斗は思わず【万雷の閃刀】を握る手に力が籠る。
改めて周囲を警戒しようとした時だ、雲から漏れた微かな月明りが広場を照らす。
そしてその光に照らされ、牛の頭部を持つ三メートルはあろうかという巨躯の怪物の姿が視界に入った。
「ザ」
雄斗が叫ぶより早く、ザングールは手にしていた巨大な戦斧を【竜討旗に集う勇士】に振り下ろす。
その攻撃に歴戦の勇士である【竜討旗に集う勇士】はすぐに反応するが、個人個人で差はあった。
轟音を響かせ広場を砕き、数十メートル先までひび割れを走らせるザングールの一撃。広場にいた【竜討旗に集う勇士】の三分の一はかわすが、それ以外の面々は展開した防御魔術をあっさりと砕かれ、吹き飛ばされた。
「【邪悪を引き潰す神馬の蹄】!」
「【暗黒を祓う民の聖意】!」
マリアとアザードが姿を見せたザングールに向かって同時に神威絶技を放つ。
しかし当たる直前でその巨体は霞のように消える。
直後、雄斗の背後に姿を現すが【心眼】でそれを察知していた雄斗は振り向きざま斬撃を放つ。
「【雷刃】!」
繰り出される雷撃の刃は姿を見せた【異形王】の胴を薙いだ。
だが雄斗は厳しい表情のままだ。手ごたえはなく、また切り裂いた部位も闇が集まりすぐに元通りになってしまったからだ。
(【夜淵】……!)
伝え聞くザングールの絶技の一つだ。雄斗たちが物理攻撃を無効化するための状態変化と同じらしい。
マリアたちから放たれる神威絶技。しかし砕かれたザングールの五体はすぐに元に戻ってしまう。
(神威絶技すら無効化するとは……!)
雷化などの状態変化は物理攻撃は無効化できるが、属性攻撃、それも神威絶技クラスの魔力が籠った一撃は無効化できない。
だが歴戦の神や英雄、【異形王】ならばそれらすら無効化する絶技を生み出すことも可能だという。【夜淵】もおそらくそれと同じなのだろう。
「ほう、当代の【万雷の閃刀】の継承者か。面白いものがいるものだ」
雄斗──ではなく手にした【万雷の閃刀】を見て、ザングールはにやりと笑う。
雲が完全に流れたのか、再び広場を月光が照らす。その光を浴びて、【異形王】の姿があらわになる。
ミノタウロスによく似た姿。その巨躯はどこか将軍を思わせる精緻な意匠が刻まれた豪奢な甲冑を纏っており、漆黒のマントが風になびいている。
傲岸な顔立ちに殺意しか宿していない爛々とした眼。獣声、暴性のみで作られたような姿。だが感じられる圧や魔力は今まで対峙したどの【異形王】よりも大きく強い。それも別格と言っていいほどに。
間違いなく今まで対峙した【異形王】の中では最強。雄斗は確信し【掌握】を発動する。
(【夜淵】がある以上、近接戦闘で倒すしかないな)
神威絶技すら無効化する【夜淵】だが限界はあり解決策はいくつかある。
そして雄斗が取れる手法はただ一つ。超高密度の魔力を込めた攻撃で【夜淵】の無効化を突破するほどのダメージを与えるだけだ。
全身に回していた魔力の大半を【万雷の閃刀】に集める。周囲に浮かんでいた雷の【万雷の閃刀】も吸収。刀身に集め、刀身が放つ黄金の輝きをより強くする。
「当代のティシュトリヤは姿を見せんか。儂の手下どもの対応に追われているのかのぅ。
あ奴とあ奴の守っている民をまとめで皆殺しにしようと思ったが、欲を欠いたか」
背後のマリアたちも【掌握】、【神解】する気配が伝わってくるが、対峙しているザングールから余裕は消えない。
警戒はしている。だが注視するほどの存在ではない。そのような様子が感じられる。
「仕方あるまい。主菜が来るまで前菜の貴様たちで遊んで我慢するとするか」
「やはりシャハブが狙いかよ……!」
残虐な笑みを浮かべるザングールに姿が変わっているアザードが神具を向ける。
黄金の軽鎧を見つけており、夜風になびくマントには竜を踏みつける牡牛の意匠がある。先日見た【神解】したアザードの姿だ。
「そうだ、当代のフェリドゥーンよ。
前のティシュトリヤのおかげで儂は目的を果たすこともできず深い眠りにつかざるを得ないほどの傷を負わされた。
しっかりと借りは返さなくてはいけないものだろう?」
「数十年前のことを根に持つなんて男としてどうかと思うがな!」
「残念ですがあなたはシャハブさんには会えません。
わたしたちがここで仕留めるからです!」
そう言って【大河の聖盾剣】を構えるマリア。
彼女に倣い、雄斗や他の面々も、獲物の切っ先をザングールに向けるのだった。
次回更新は8月23日 夜7時です。




